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【登山知識】初心者が知るべき基本ルール&マナー。守るべき注意点はこれ!

公開日 6ヶ月前
【登山知識】初心者が知るべき基本ルール&マナー。守るべき注意点はこれ!

登山初心者が知っておくべき山の基本ルール&マナーについて守るべき注意点を詳しくご紹介していきます。

 

登山道には道路交通法の様な法律で縛られたルールは基本的にありません。しかし、古くからたくさんの人たちが登山をしてきた中で、自然と作られていった登山をする時に守るべき基本ルールやマナーが存在しています。その中には自然保護を目的としたものから自分の安全や他人の安全に関わるものなど様々です。実際に自然の中には危険がたくさんありますし、基本的なルールを知らないが故に起こしてしまいがちな、「初心者あるある」が命を危険にさらすこともあります。ルールをしらないことによって無意識に迷惑行為をしてしまったり、自分の身を危険にさらしてしまい、楽しい登山が台無しになってしまう可能性もあります。そのため、しっかりとルールを把握した上で登山・ハイキングに望みましょう。今回は登山初心者が知っておくべき山の基本ルール&マナーについて守るべき注意点を詳しくご紹介していきます。

 

 

 

山の基本ルール&マナーを理解しよう!初心者が守るべき注意点

 

先ずは山の中でみんなが安全、快適に過ごすために守るべき基本的なルール&マナーを学んでいきましょう。中には知っておかないとケガをしたり、命の危機にさらされてしまう可能性もありますので、ぜひ頭の中に入れておいてください。ルール、マナーを守ることで登山の安全性が高まり、より楽しい登山・ハイキングの時間を過ごすことができますよ。

 

 

Photo by LIFE STYLE

 


 

自然保護を心がけましょう

 

山に登ると様々な植物や動物たちと出会うことがあります。かわいいからといって、野生動物にエサを与えるたりすることはやめましょう。人にとっては美味しいものでも、動物が食べると中毒になる食べ物もあります。また、人からエサをもらった動物は、自力でエサをとれなくなって死亡してしまったり、人へ近づきすぎるようになったりと自然環境に悪影響を及ぼします。また、植物や昆虫の採取も生態系保全のため、少量であって行わない様にしましょう。登山道の外に出ないことも自然保護の一環です。草花を踏むと枯れてしまう可能性がありますし、土を踏み固めるとそこから草が生えなくなります。

 


 

ごみは必ず自分で持ち帰りましょう

 

登山中に出たごみは必ず自分で持ち帰りましょう。ごみ袋などをもって行き、そこにまとめてあとで帰宅してから捨てるようにしましょう。ごみを必ず持ち帰るというのは山の中だけではなく、街中であっても守らなければならない基本的なマナーですよね。また、カップラーメンの残り汁やパスタのゆで汁、飲料の飲み残しを捨てることもNGです。これらの水には油分や塩分などが含まれているため、環境に悪影響を及ぼします。熊が生息している山では捨てた汁のにおいにつられて熊がやって来る危険性があります。これくらいなら……という、1人の自分勝手な行動が山の環境やそこで生活している動物たちの命をおびやかすことにも繋がりかねません。小さなことに思えても、みんなが登山を快適に楽しむための基本ルールだと覚えておいてください。

 


 

 食器は必ず洗わないで持ち帰りましょう

 

山メシは登山の楽しみの1つですよね。しかし、食べたあとに出る汚れた食器や残飯の取り扱いには注意しなければなりません。もし食器を洗った場合、付着していた油分や塩分などの汚れを山の自然の中へ捨てることになってしまい、環境破壊につながります。基本的に登山で食器は洗いません。家庭用の洗剤を使って器を洗ったり、残飯を捨てたりしないようにしましょう。残飯を捨ててしまうと、野生動物がそれを食べる可能性があり、生態系にも影響が出ます。お皿はティッシュやトイレットペーパーでふき取り、ジップロックなどで密封して持ち帰ります。また、できるだけ残飯が出ないように心がけ、もし出てしまった場合にも持ち帰るようにしてください。

 


 

 

Photo by やまDX

 

携帯トイレを持ち歩きましょう

 

長時間の登山をするときに問題となるのが排泄の問題です。登山中にもよおした場合近くにトイレがあることの方が珍しく、トイレがある場所までは距離がある場合が多くあります。生理現象ですし、長時間我慢するのも難しいため、トイレを見かけた場合はできるだけ前もって済ませておくことを心がけましょう。また、もしもの時のために我慢できない場合に備えて、携帯(簡易)トイレを持参するようにしましょう。登山専門店やインターネットでも購入可能です。

 

 


 

 携帯コンロ(バーナー・ストーブ)の使用に細心の注意を払いましょう

 

登山中に携帯コンロなどの火気を使用したい場合には、計画を立てる際にその山や場所が火気厳禁かどうかを確認するようにしましょう。登山用に生産されている日本製のバーナーや登山用ガスコンロは高性能かつ安全面において優れており、火の粉が飛んだりする危険性が無いように設計されています。しかし、思わぬ不注意によって火事になる可能性は十分に起こりえます。火を扱う場合には最新の注意を払い、火が移らないようにベンチやテーブル上で使用する際には、断熱性シートを敷いてから使用してください。山火事はほんの少しの不注意によって起こり、取り返しのつかないことになってしまいます。たばこの火から大きな火事になることもあるので、くれぐれも火気の使用にはご注意ください。

 


 

 落石を発生・発見したら、「落石!」「ラック」と大声で叫びましょう

 

山を歩いていると落石が起こることがあります。もし仮に下を歩いている人が気付かずに石が直撃したりすると大惨事になってしまいます。自分が起こしてしまった場合はもちろんのこと、発見した場合にも大きな声で「落石!」「ラック!」と叫ぶことでまわりの人たちに知らせてあげましょう。

 


 

 

出典:photoAC

 

 

 古いロープ、柵の役割のロープは注意しましょう 

 

柵の役割をしているロープは人を支えるために作られていないため、もたれかかったりすると倒れてしまう可能性があります。また、古くなっているロープを過信して体重をかけてしまうとロープが切れるなどの事故に繋がりかねません。丈夫そうに見えても、どこにほころびがあるか分からない為、注意を怠らないようにしてください。

 


 

 見かけたヘリコプターには手を振らないようにしましょう

 

山で見かけるヘリコプターは遭難者を探して居ることがあります。そのときに不用意に手を振ると遭難者と区別がつかず、思わぬトラブルになってしまいます。要救助の場合はバンザイをして「Y」の形にすることで救助が必要だというサインになります。緊急時以外はヘリコプターを見かけても手を振らないようにしましょう。

 


 

 

 

登山の基本ルール&マナーを理解しよう!初心者が守るべき注意点

 

ここまでは山の中で注意すべきルールやマナーについて紹介してきました。ここからは登山をする上で知っておきたい守るべきルールやマナーについて理解を深めていきましょう。知らないことで思わぬトラブルになってしまうかも知れませんので、自分を守り、安全に楽しく快適に登山・ハイキングを楽しむためにも基本をしっかりと押さえておきましょう。

 

Photo by やまDX

 


 

 登山計画を立て自分のレベルに合った山に登りましょう

 

まず、登山をするときに守るべき一番はじめのルールが、自分の登山レベルに見合ったもの山を選んで登るということです。これは経験値や体力もそうですが、持っている装備についても同じことが言えます。初心者やあまり体力がない人は、通常の登山コースの基本タイムより1.5倍~2倍の時間がかかると言われています。無理をすると体の不調を招き、楽しいはずの登山が楽しめなくなってしまいます。標高が高くなると高山病になることもあるため、絶対に無理をしてはいけません。本来の自分のペースではなく無理をして他人のペースに合わせて歩き続けると、多量の汗をかいたり、体が疲労で思ったように動かせなくなるなどの恐れがあります。動けなくなってしまうと、強風が吹いたりすると汗冷えを引き起こし、低体温症に陥る場合もあり大変危険です。自分の足で下山できなくなってしまうと多くの人に迷惑をかけてしまいます。登山中は無理をせず、定期的な水分補給と栄養補給を行い、会話ができる程度のペースを保ちながら歩きましょう。初心者向けの山の情報はガイドブックやインターネットで調べやすくなっていますので、自分のレベルに合った山を探して見てください。

 


 

 すれ違う人に必ず挨拶をしましょう

 

普段の日常生活の中では、見ず知らずの人とすれ違いざまに挨拶し合うことはあまりないかもしれません。しかし、登山者の間では見知らぬ人であっても挨拶するのが一般的です。開放的な自然の中で心の扉も開放し、いろんな人に挨拶するのは登山ならではの心地よい雰囲気が味わえます。また、気持ちの面だけで無く、安全面でも大きな役割を果たします。挨拶をすることで相手の印象に残る効果があるため、万が一遭難など事故が起きた時には捜索の手掛かりになることがあります。お互いの安全のためにも、挨拶を心がけましょう。

 


 

 

出典:photoAC

 

 登山道でのすれ違いは登りの人が優先しましょう

 

登山道では登りの人と下りの人がすれ違うことが多々あります。道幅に余裕があれば良いですが、多くの場合狭い道ですれ違うことになります。そんな時には譲り合いが必要になって来ます。登山では下りの人が道を譲り、登りの人を優先して先に行かせるのが暗黙のルールです。

その理由は「下山の人のほうが先にすれ違いに気付きやすく、よける余裕のあるスペースを確保しやすいこと」や「登りよりも下りの方が難しく、仮に転倒してしまった場合や落石を起こしてしまった場合に下にいる人を巻き込んでしまう危険があること」、「山を登るときにはリズムを保って登ることで、体力の消費を押させることができること」などが挙げられます。

ただ、これは絶対的なルールではなく、登りの人数のほうが多いときなどは下りの人が先に行ってしまえば長く待たせずに済みます。下りの人が避けるスペースがなく、登りの人の方が安全なスペースを確保しやすい場合なども下りの人が先に通過することで安全なすれ違いを行うことができます。道を譲るときはできるだけ道幅が広く安全な場所で、臨機応変な対応を心がけましょう。

また、登山道には道路のような左右の決まりは無く、道を譲る側は山側によけて待機するようにします。すれ違いざまに相手に接触して滑落することを防ぐためです。

 


 

 複数人で行くときは1列で歩きましょう

 

複数人のグループで登山するときは、1列に隊列を組んで歩くのが基本です。町中でも横に広がって歩いているグループがいるととても迷惑になりますが、特に登山道では道が狭いことが多く、2列以上になるとすれ違う人や後ろからやって来たペースの早い人が追い抜くときに邪魔になります。そのせいで、すれ違う人や追い抜く人がよける際に無理をしてしまい、転倒したり足を踏み外して滑落してしまう危険性もあるのです。仲間と並んで楽しくおしゃべりしながら歩きたい気持ちもわかりますが、他人に怪我をさせてしまう恐れがあることを認識しなければなりません。他のルールと同様にしっかりと守るようにしましょう。




 

 急・狭い場所・登り降り用ロープは、一人ずつ登りましょう

 

山道では急勾配の場所や狭くなっている場所、吊り橋が架かっている場所や登り降りにロープが必要な危険な場所などさまざまなシチュエーションに出くわすことになります。そういった所を通過する場合焦らず一人ずつ通過するようにしましょう。特に登り降り用のロープは一人用ですので、2人が同時に体重をかけると切れてしまう可能性があり、大変危険です。

 


 

 

出典:photoAC

 

 グループで登山をする時は、集団行動をしましょう

 

何人か複数人のグループで登山をする際に、途中でバラバラになることはタブーだとされています。グループがばらばらに行動してしまったことによって思わぬトラブルが発生してしまうケースも多くあります。集団登山する場合に一番気を付けないといけないことは、全員の体力を把握し、体力のない人や歩調が遅い人に合わせた登山スピードを意識することです。1人で山を登っているのではなく、集団行動であることを意識しましょう。誰か一人で先に進んでしまったり、進むスピードが遅いからといって集団から離れてしまうと遭難のリスクが高まります。必ず全員で歩調を合わせ、はぐれることがないようにしましょう。

 


 

  登山道からは外れないようにしましょう

 

登山道は安全に多くの場合、山を安全に登れるよう整備されています。しかし、山によっては登山道から少し外れると転落・滑落の危険性があるような場所もあります。最悪の場合遭難してしまう可能性もあり命に関わる事態になってしまいます。登山道からは外れないように注意してください。しかし、自分から外れるつもりがなくても、いつの間にかコースから外れて道に迷ってしまっていることもあります。コースから外れていると気付いたときには地図を確認して、分かる場所まで引き返すようにしてください。

また、安全面とは別に登山道から外れてはいけない理由として、植物や動物を保護する意味合いもあります。自分自身の安全のためだけでなく自然環境を守るためにも、登山道から不用意に外れないように心がけましょう。

 


 

 道に迷っても沢に降りないようにしましょう

 

もし道に迷ってしまった場合には、鉄則のルールがあります。それは「道に迷ったら戻る」です。

よく初心者がやってしまいがちなのが、「沢や谷に下りる」という選択です。沢はふもとまで続いていてたどっていけば下山できると思われがちですが、大きな危険を伴うタブーだとされています。レベルの高い登山者でも沢に下りないと決めている人が多くいます。沢に下りて下山を試みたとしても、滑落や転倒が原因で大怪我をしてしまう可能性があります。多くの遭難事故や死亡事故は沢に降りてしまったことに寄って起こっています。どれほど時間がかかるとしても、来た道を戻るほうが絶対に安全です。

 


 

 

 山と登山のルール&マナーを守り安全・快適に山登りを楽しもう!  

 

初心者が知っておくべき山と登山の基本ルール&マナーはいかがでしたか?中には知っていたもの

あったかも知れません。安全対策のために基本的な登山装備を揃えることも大切ですが、山の中のルールマナーを知り、守ることも自分や他人の安全と快適な登山・ハイキングライフを保つために大変重要なことです。自然の中では何が起こるか分かりません。思わぬトラブルに巻き込まれないためにもルール&マナーを軽視すること無く、しっかりと守っていくことで楽しい山登りをしましょう!

 


 

ライタープロフィール

小林優也

セールスコピーライター/ライター

今まではインドア派だったが、最近周りの影響でアウトドアの楽しさに目覚める。

高校生以来、登山やハイキングをしていないのでこれからどんどんチャレンジ予定。

1番の登山の思い出は小学生の時におばあちゃんと良く登った金剛山。

趣味は読書、カラオケ、英会話、モノポリー、アウトドア(キャンプ、登山、釣り)

 

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