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トレッキングの服装選びのポイント|季節別におすすめアイテムを紹介

トレッキングを楽しむためには服装選びに注意する必要があります。本記事ではトレッキングの服装の基本や重ね着の重要性について解説します。服装選びのポイントやおすすめの商品も紹介しているため、これからトレッキングを始めたい方はぜひ参考にしてください。
目次
トレッキングは登山よりも体力的負担が少ないため、初心者にとって挑戦しやすくなっています。しかし、熱中症や低体温症を引き起こしてしまう可能性があるため、服装選びには注意が必要です。
トレッキングの服装の基本
出典:photoAC
トレッキングとは、自然を楽しむことを目的に山を登ることです。山頂を目指すことを主な目的としていないため、難所を通過することは少なくなっています。
トレッキングと似ている言葉に、登山やハイキングがあります。登山は登頂を目的とすることが多く、標高の高い山では山小屋に宿泊して山頂を目指します。難所を通過することも多く、荷物が大きい点も特徴です。
一方、ハイキングは自然を楽しむことを目的としている点でトレッキングと共通していますが、整備された道を歩くため難所を通過しません。歩行距離も短く、装備も軽い点が特徴です。
トレッキングは軽登山と呼ばれるように、登山よりも少ない負担で山を楽しめます。しかし、転倒や虫刺され・日焼けといったリスクはあるため、肌の露出を避けた動きやすい服装を選びましょう。
トレッキングの服装選びのポイントは「重ね着」
雨や風による体温の低下や、運動による体温の上昇など、1回のトレッキングの中でコンディションは変動します。コンディションに応じて適切な体温調整をおこなわない場合、熱中症や低体温症になる可能性があるため、衣服の着脱で体温調整をおこないましょう。重ね着をしておくと、簡単に体温調整が可能です。
重ね着をする衣服を間違えた場合、重ね着による効果は半減します。トレッキングの服装を選ぶ際は、以下の点を意識しましょう。
レイヤーごとにアイテムを選ぶ
普段着もうまく活用する
レイヤーごとにアイテムを選ぶ
トレッキングの服装を選ぶ際は、レイヤーごとにアイテムを選ぶことが重要です。レイヤーとは層を意味する言葉であり、服装においては重ね着の層を意味します。
トレッキングの服装は、ベースレイヤー・ミドルレイヤー・アウターレイヤーの3層によって構成されます。レイヤーによって役割は異なるため、どのようなものか理解しておきましょう。
ベースレイヤー
出典:photoAC
ベースレイヤーとは、汗を吸収する衣服であり、重ね着の一番内側に着用します。日常生活で使用するものに例えると、肌着に該当します。
ベースレイヤーの主な役割は、体の表面から汗など水分を吸収することです。汗で肌が蒸れるのを防止して、常にドライな状態を維持できます。
ベースレイヤーを選ぶ際は運動量や季節に応じたものを選びましょう。運動量が多い日や暑い時期は速乾性の高いもの、運動量が少ない日や寒い時期は保温性の高いものを選ぶことがおすすめです。
【ベースレイヤーの主な種類】
ウールやシルクなど天然繊維
ポリエステルやナイロンなど化学繊維
天然繊維と化学繊維を両方使用したもの
ミドルレイヤー
出典:photoAC
ミドルレイヤーとは汗をベースレイヤーとアウターレイヤーの間に着用する衣服です。日常生活で使用するものに例えると、Tシャツなど肌着の上に着用するものに該当します。
ミドルレイヤーの主な役割は、汗を拡散させることで保温性を確保することです。効果的に汗を逃がすことで汗冷えを防止して、低体温症になるリスクを下げます。
ミドルレイヤーを選ぶ際は着用タイミングに応じたものを選びましょう。行動中に着用する場合は通気性の高いもの、水に濡れる場合は速乾性の高いものを選ぶことがおすすめです。
【ミドルレイヤーの主な種類】
シャツ
フリース
化繊インサレーション
ソフトシェル
ダウン
アウターレイヤー
出典:photoAC
アウターレイヤーとは雨や雪・風から体を守る衣服であり、重ね着の一番外側に着用します。日常生活で使用するものに例えると、ジャケットに該当します。
アウターレイヤの主な役割は防寒対策です。また、汗を外気へ逃がす役割も担っており、衣服の中が汗で蒸れることを防止します。
アウターレイヤーを選ぶ際は防水透湿性や耐摩耗性の高いものを選びましょう。トレッキング当日に雨が降る場合には、防水性の高いものを選ぶ必要があります。
【アウターレイヤーの主な種類】
レインウェア
シェルジャケット
ウィンドブレーカー
ボトムス
出典:PIXTA
ボトムスとは伸縮性の高い素材が使われたパンツのことであり、日常生活で使用するものに例えるとズボンやスカートに該当します。
ボトムスの役割は、虫や紫外線・怪我などから体を守ることであり、適切なものを選ぶことで安全に登山を楽しむことが可能です。
ボトムスを選ぶ際は、速乾性や通気性・防風性・撥水性が高いもの選びましょう。試着してみて動きやすいことを確認することがおすすめです。
【ボトムスの主な種類】
ショートパンツ
ロングパンツ
コンバーチブルパンツ
普段着も上手く活用する
「トレッキングで着用する衣服をすべて新しく揃えると、多くのお金がかかってしまうのでは…」と心配に思う方がいるでしょう。そのような方には、普段着の活用がおすすめです。
トレッキング用の衣服はトレッキングのための機能が搭載されており、普段着とは機能性が異なっています。しかし、タウンユース用の衣服は着用するシーンや素材に注意すれば、トレッキングでも着用可能です。例えば、ミドルレイヤーとして着用するシャツの場合、化繊素材やウール素材のシャツで代用できます。
無理してすべて揃えるのではなく、普段着も活用しながら少しずつ集めていきましょう。
春・秋のトレッキングにおすすめの服装
春(3~5月)や秋(9~11月)の平地の平均気温は、15~25度です。他の季節と比べると気温が穏やかであるため、初心者でも快適に山を楽しめるでしょう。しかし、朝晩は冷え込むことがあるため、防寒対策は必須です。
【春・秋のトレッキング 一般的な服装例】
メンズ |
【ベースレイヤー】ポリエステル 【ミドルレイヤー】フリース 【アウターレイヤー】ソフトシェル 【ボトムス】ロングパンツ |
レディース |
【ベースレイヤー】ウール 【ミドルレイヤー】シャツ 【アウターレイヤー】ウィンドブレーカー 【ボトムス】ロングパンツ |
メンズ
春・秋のトレッキングにおすすめの商品を紹介します。
ジオライン クールメッシュ VネックTシャツ Men's (mont-bell)
ジオラインクールメッシュネックTシャツは、ジオライン®をメッシュ地に編み上げることで、高い通気性と速乾性を実現したVネックTシャツです。肌との接触面接が少なく、汗をかいたとしても熱がこもったり、べたついたりしません。
また、高いストレッチ性に加えて、高い防臭効果も魅力です。繊維から発生した銀イオンが臭いの原因であるバクテリアを減少させるため「汗をかいた後の臭いが気になる…」という方の着用に向いています。トレッキングだけではなく、クールビズにも利用できるため、1着持っておくと便利でしょう。
サイズ展開 | S/M/L/XL |
素材 | ジオライン® |
重量 | 52g |
カラー | ブラック/グレー/ホワイト |
レディース
春・秋のトレッキングにおすすめの商品を紹介します。
ジオライン L.W. UネックTシャツ Women's (mont-bell)
ジオラインL.W. UネックTシャツは、高い速乾性と携帯性が魅力のTシャツです。春や秋に加えて、汗を大量にかく夏の着用にも向いています。マイクロファイバーが繊維間に空気を保持することによって保温性も確保できて、春や秋の冷え込みにも対応可能です。
襟が深いことから上に着用するシャツからはみ出にくくなっており、コーディネートを組みやすくなっています。ベーシックの黒に加えて、コーラルピンクやラベンダーと可愛らしい色も展開されており、ファッション性が高い点も魅力です。
サイズ展開 | S/M/L/XL |
素材 | ジオライン® |
重量 | 67g |
カラー | ブラック/コーラルピンク/ラベンダー/タン |
夏のトレッキングにおすすめの服装
夏(6~8月)の平地の平均気温は25~30度ほどとなっています。他の季節よりも汗をかきやすいため、汗で蒸れないようにするための服装を選びましょう。
【夏のトレッキング 一般的な服装例】
メンズ |
【ベースレイヤー】ポリプロピレン 【ミドルレイヤー】シャツ 【アウターレイヤー】シェルジャケット 【ボトムス】ショートパンツ |
レディース |
【ベースレイヤー】ポリエステル 【ミドルレイヤー】ソフトシェル 【アウターレイヤー】レインウェア 【ボトムス】ショートパンツ |
メンズ
夏のトレッキングにおすすめの商品を紹介します。
ベルグテックEXストームセイバーVI レインスーツ(MIZUNO)
ベルグテックEXストームセイバーVI レインスーツは、独自の3層構造によって生地裏面をサラサラにして、雨が降った際にもべたつきを感じにくくするレインウェアです。高い撥水性が特徴で、100回洗濯しても水を弾きます。
また、パンツが太めに設計されており、靴を履いたままでも簡単に着脱できる点も魅力です。袖は立体スリーブ構造となっており、動かしやすくなっています。一般的な2層構造のレインウェアよりも耐久性が優れており、長期間に渡って愛用できるため、レインウェアを持っていない方は1着もっておくことがおすすめです。
サイズ展開 | S/M/L/XL/XXL/SB/MB/MBB |
素材 | ナイロン |
重量 | 550g |
カラー | ブルー/ピスタチオ/イエロー/レッド/ネイビー |
レディース
夏のトレッキングにおすすめの商品を紹介します。
ベンチャージャケット(THE NORTH FACE)
ベンチャージャケットは、防水性・防風性ともに高いレインウェアです。機能性の高さから、防水シェルだけではなく、ウィンドシェルとしても活用できる優れものです。
肌触りのよいビーズ加工を施した透明ラミネートフィルム・Clear-Dを採用しています。190gと軽量であるため、パックに常にいれておくとよいでしょう。
ベーシックなデザインとなっており、日常でもコーディネートに取り入れられる点も魅力です。黒以外にも、淡いグレーやイエロー・レッドとカラーバリエーションが豊富であるため、好みの色がないかぜひ確認してみてください。
サイズ展開 | S/M/L/XL |
素材 | ナイロン |
重量 | 190g |
カラー | ブラック/ティングレー/バナディスグレー/レッド/ペールバナナ/サンドトープ |
冬のトレッキングにおすすめの服装
冬(12~2月)の平地の平均気温は2~10度ほどとなっています。他の季節よりもトレッキングをしている人は少なく、静かな環境となっている点が特徴です。空気も澄み切っており、他の季節では見られない景観を楽しめます。しかし、冬の雪山は低体温症のリスクが高かったり、雪で道が見えない場合があったりするため、初心者にとっては難しい季節です。
【冬のトレッキング 一般的な服装例】
メンズ |
【ベースレイヤー】ウール 【ミドルレイヤー】フリース 【アウターレイヤー】シェルジャケット 【ボトムス】ロングパンツ |
レディース |
【ベースレイヤー】ウール 【ミドルレイヤー】ダウン 【アウターレイヤー】シェルジャケット 【ボトムス】ロングパンツ |
メンズ
冬のトレッキングにおすすめの商品を紹介します。
スペリオダウンジャケット Men's (mont-bell)
スペリオダウンジャケットとは、高品質ダウンと超軽量シェル素材を組み合わせた衣服です。オリジナルのキルティングデザインや帯電防止加工によって、冬でも快適に着用できます。冬にミドルレイヤーとして着用できるだけではなく、春や秋にアウターレイヤーとしても着用できるため、1着持っておくことがおすすめの商品です。
こちらの商品は男性用であるものの、サイズが合えば女性も着用できます。しかし、女性用にもスペリオダウンジャケットが販売されており、色展開も異なるため、興味がある方はぜひ併せてご確認ください。
サイズ展開 | XS/S/M/L/XL/MR/MW/LR |
素材 | バリスティック エアライト®ナイロン |
重量 | 188g |
カラー | ブラック/ダークグレー/ダークグリーン/イエロー/ライトグレー/レッド |
レディース
冬のトレッキングにおすすめの商品を紹介します。
スペリオダウン ラウンドネックジャケット Women's (mont-bell)
スペリオダウンラウンドジャケットは、800フィルパワー・EXダウンをしなやかな生地で包んだジャケットです。襟元が丸く空いており、上に着用するアウターにひびきにくくなっています。また、フロントはスナップボタンでとめる形式となっており、重ね着をしてもごわつきにくい点も魅力です。トレッキングだけではなく、旅行など幅広いシーンで活用できます。
サイズ展開 | XS/S/M/L/XL/US/UM/UL/UXL |
素材 | ナイロン |
重量 | 137g |
カラー | ブラック/レッド/タン |
まとめ
トレッキングは登頂を目的としていないため、登山のように難所を通過する機会は少なくなっています。初心者にとって登山よりも挑戦しやすいものでしょう。しかし、低体温症や熱中症のリスクはあるため、安全にトレッキングを楽しむためには服装選びに注意する必要があります。
トレッキングの服装を選ぶ際は、レイヤーごとにアイテムを選ぶことがポイントです。レイヤーごとに役割が異なり、それぞれに適したアイテムを選ばなければ、レイヤリングの効果は半減してしまいます。普段着でも代用できるため、いきなりすべて揃えようとするのではなく、無理のない範囲で少しずつ集めていきましょう。本記事ではおすすめの商品を複数紹介したため、トレッキングの服装の参考にしてください。