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登山写真の撮り方のコツは?カメラの基本や事前準備、レンズなどを解説

公開日 1年前
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登山写真の撮り方のコツは?カメラの基本や事前準備、レンズなどを解説

今回は、登山写真の撮り方のコツを紹介します。山写真というと難しいイメージがありますが、まずは身構えずに撮影してみるのも、登山写真を楽しむポイントのひとつです。カメラの基本や事前準備なども説明していますので、綺麗な登山写真を撮ってみたい方はぜひ参考にしてみてください。

 

 

出典:Pexels

四季折々の美しい景色を形に残せる登山写真。カメラにあまり詳しくない方は、

「綺麗な写真は撮りたいけど、カメラの使い方がわからない」

「通常の写真と違い、設定やコツが分からない」

「素人にはハードルが高い」

と思われる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、登山写真の撮り方のコツやカメラの基本、事前準備なども説明していますので、綺麗な登山写真を撮ってみたい方はぜひ参考にしてみてください。

 

 カメラの基本

出典:Pexels

カメラの設定の基本は主に「F値」、「シャッタースピード」、「ISO感度」です。これらを理解していれば、最低限の撮影はできるようになります。まずはカメラの基本を頭に入れておきましょう。

 F値

カメラレンズには「絞り」というレンズから入る光の量を調整する部分があり、この絞りの開き具合によって写真の明るさを調整することが可能です。そして、その光の量を数値化したものを「F値」といいます。F値が大きいと光の量が少なく、F値が小さいと光の量が多いのが特徴です。

光の量を調整すると、写真の「ボケ」をコントロールできます。ボケとは焦点の範囲外にできるぼやけた領域のことです。ボケをコントロールすると被写体が浮かび上がり、印象的な写真が撮れます。

 

 シャッタースピード

シャッタースピードとは、シャッターの速度のことです。シャッターの速度が早いと被写体を止めて写せて、遅いと動きを表現できます。例えば、シャッタースピードが早いと歩いている人が止まっているように写り、遅いと歩いている人がブレて写ります。

被写体を止めて写すと、細部を鮮明に表現することができ、あえてブレを残し、動きを表現するように写すと躍動感のある写真になります。ブレている写真は「失敗」のイメージがありますが、このように意図的にブレを発生させて動きのある写真を撮影することが可能です。

 

 ISO感度

カメラに入ってくる光の量は、絞りとシャッタースピードによって調整できますが、その光をカメラ内でどのように増幅させるかをあらわすのがISO感度です。カメラには、電子的に光を増幅させる機能があり、この機能があることで、夜景や薄暗い室内での撮影ができます。

ただし、数値を上げすぎると画質が荒れやすくなるため、シャッタースピードの限度を考慮して設定しなければなりません。数値の設定は、被写体もカメラも動かない状態であれば「100」がおすすめです。明るさや撮影方法によって最適な数値が異なるため、状況ごとに試して最適な数値を見つけましょう。

 

 登山写真を撮る事前準備

出典:Pexels

登山写真を撮る事前準備の第一歩は、まず山について把握することです。登山は自然の中で行うため、様々なリスクが伴います。思わぬ事故などを防いで最高のコンディションで写真を撮るために、以下を参考にしてみてください。

 山についてのリサーチ

登山するには事前にその山の難易度を知っておく必要があります。仮に登山に慣れていない場合、難易度の高い山にカメラや周辺機器を持って入山することで荷物を増やしてしまい、体力を消耗してしまう危険があります。

また、難易度に関わらず、山では思わぬ事故による怪我や遭難の可能性を常に考慮しなければなりません。推奨ルートや休憩ポイント、天候や気温などを事前に確認し、下山までの予定を組んでから登山に臨みましょう。それらの情報を集めたうえで、「自分に登山できるレベルの山なのか」「カメラや機材を運んで往復できるのか」を判断しましょう。

 

 撮影場所の選定

目的の山が決まったら、撮影場所の選定をしましょう。選定場所を事前に決めておけば、リスクを軽減しながら計画的に登山ができます。情報収集の方法は以下のとおりです。

 Google Earth

 SNS

登山雑誌や記事

上記のようにさまざまな方法で、おすすめの絶景ポイントや撮影場所が見つけられます。撮りたい景色や撮りやすさなどを考慮しながら、撮影場所を選定しましょう。同じ山でもルートによってさまざまな表情を楽しめるので、とっておきの写真を撮れるよう吟味してリサーチすることをおすすめします。

 

 撮影時間の決定

撮影場所が決まったら、撮影時間を決めましょう。山は、時間によって空の色や見える表情が全く異なるのも魅力のひとつです。朝日や夕焼け、夜景や霧など、撮りたい景色にあわせて撮影時間を決めます。大まかな時間では撮りたい景色を逃す恐れがあるため、日の出や日の入りの時間などは特に正確に時間を把握しておかなければなりません。

例えば、日の出の撮影をしたい場合は「日の出時刻が5:43なので、1:00頃に山小屋を出発しよう」といったような計画を立てます。余裕を持った計画を立て、撮影ポイントに遅れないようにしましょう。

 

 登山写真の撮り方のコツ

出典:photoAC

ちょっとしたコツを押さえれば、実は登山写真はそこまで難しいものではありません。登山写真の撮り方のコツを知って、素敵な写真を撮影しましょう。

 広角レンズで風景を撮影

登山の風景写真の醍醐味は、何と言っても壮大な景色。どこか1点にフォーカスするのはなく、全体を見渡せるように広角レンズや広角モードで撮影するのがおすすめです。

風景写真を撮影する際は、f値を8~14にするのが定番。絞りを開放してしまうと、ボケやすくなり、遠くの景色をはっきり映すことができないためです。

日の出などは太陽の光が強いので、f値は14など、やや絞り目に。

シャッタースピードは、動きの少ない風景であれば遅めでもブレる心配があまりないので、「絞り優先モード」にして、絞り以外の設定を自動にしても良いでしょう。

その他、露出補正機能も活用しましょう。露出補正機能とは、自分好みの明るさに近づけられる調整機能のことです。明るさによって見た目の印象を変えられます。

昼間は、緑の鮮やかさをくっきりと出すために、露出を少し上げて撮ると美しい写真が撮れます。

 

 マクロレンズで植物や虫を撮影

花や昆虫などを撮影するときは、小さな被写体を大きく写せるマクロレンズを使用しましょう。花であれば花粉、虫であれば顔の表情や体のパーツなどがくっきりと写せます。

マクロレンズを使ったことのない方は「接近しすぎるとボケるのではないか」と思われるかもしれません。確かにピントの周辺はボケやすいですが、その写し方が被写体を引き立たせます。このようにマクロレンズは被写体に思い切って寄ることで、印象的な写真が撮影可能です。

 

 シャッタースピードを調整して水の流れを撮影

滝などの水の流れを撮影するときは、シャッタースピードによって様々な表現を楽しめます。

スローシャッターで撮影すると、川や滝などの水の流れをダイナミックに表現できます。ただし、スローシャッターは手ブレの可能性が高いため、三脚を使用して静かにシャッターを切ることをおすすめします。

逆に、シャッタースピードを上げることで、水の流れが止まったかのような写真を撮ることもできます。

シャッタースピードの違いで、同じ川や滝でも全く違った表情を楽しむことができます。

 

 登山カメラの選び方

出典:photoAC

登山におすすめのカメラは「山の中でも持ち運びやすいカメラ」です。荷物が多くなりやすく、天候が変化しやすい山では、なるべく登山の負担にならないよう、軽量で性能の高いカメラを選びましょう。

また、防水や耐衝撃性能の備わったカメラは、急な天候の変化や、山の厳しい環境にも耐えられます。登山では、沢の近くをトレッキングしたり、川や滝に近寄って撮影する際など、防水性能が役立つ場面が沢山あります。

 

 まとめ

今回は、登山写真の撮り方のコツについて簡単に紹介しました。登山写真というと難しいイメージがありますが、まずは身構えずに撮影してみるのも、登山写真を楽しむポイントのひとつです。事前準備をしっかり行って、安全に登山写真を楽しみましょう。

 

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