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登山中にマスクは必要?マナーや種類、苦しくないおすすめのマスクを紹介

本記事では登山時のマスクの必要性や登山向けのマスクの種類について説明します。後半では、おすすめの商品を5つ紹介しているため、これから登山を始める方や登山向きのマスクの購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、多くの人が飛沫対策としてマスクを着用するようになりました。2023年1月現在、登山時のマスク着用は義務化されていないものの、周りへの配慮として着用が推奨されています。
これから登山を始める方の中には、「なぜ登山時もマスクが必要なの?」「登山中のどのようなシーンでマスクをつけるべき?」と気になっている方もいるでしょう。
登山中にマスクは必要?
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新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、多くの人がマスクを着用しています。「登山中にもマスクを着用しなければならないの?」と気になっている方も多いでしょう。
結論から言うと、登山中におけるマスクの着用は義務化されていませんが、シーンによっては着用を推奨しています。
2022年12月現在の厚生労働省の発表によると、屋外では季節を問わずにマスクの着用は原則不要です。
しかし、ほかの登山者との距離を2m以上確保できていない状態で会話する場合は、マスクの着用が推奨されています。登山中に常にマスクを着用する必要はないものの、マスクを用意しておいて、必要に応じて着用しましょう。
登山におけるマスクマナーとは
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登山におけるマスクマナーとして、2022年に富士山における適正利用推進協議会が発表した「Withコロナ時代の新しい富士登山マナー」からマスクに関するものを紹介します。
- 登山ツアーなど同行者が不特定多数の場合、マスクなどを着用する
- ほかのグループと接近する際、マスクなどを着用する
- 替えを含めて、1日2枚以上のマスクなどを用意する
- マスクなど必要なものは各自で用意して、同行者以外と物品を共有しない
- ソーシャルディスタンスが確保できない場合はマスクなどを着用する
- 登山道ですれ違う際はマスクなどを着用する
このように、登山中は常にマスクを着用する必要はなく、登山道ですれ違う際にマスクで口や鼻を覆いましょうとなっています。
マスクに加えて、ごみを入れる密閉式保存袋や携帯用の手指消毒剤を用意しておくことも必要です。
登山向けマスクの種類
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登山時の着用に向いているマスクの種類には、マスクとネックゲイター・フェイスカバーの3つがあります。
それぞれ特徴が異なるため、以下で確認しておきましょう。
特徴 | |
マスク | 携帯性に優れている。防寒効果はあまり期待できない。 |
ネックゲイター | 防寒性が高い。おしゃれな色や柄のものが多く販売されている。 |
フェイスカバー | 肌の露出部分が少なく、日焼け対策になる。 |
マスク
マスクは口と鼻を覆うアイテムであり、普段使い用からスポーツ用まで幅広い種類のものが販売されています。
ほかの種類の登山向けマスクよりも布面積が少なく、携帯性に優れている点がメリットです。替えとして複数枚持ち歩いてもかさばりにくくなっています。しかし、首が露出しているこ
とから防寒効果はあまり期待できません。
マスクを飛沫対策として使用しないときには、顎までずらす方もいるでしょう。
しかし、マスクを顎までずらして再度鼻まで着用すると、顎や首についていたウイルスを顔に広げる原因となります。
マスクを使用しないときは顔から一度外して管理しましょう。
ネックゲイター
ネックゲイターは首周りを覆うアイテムではありますが、鼻や口元まで覆うものを選ぶと、飛沫の飛散を防止できます。
防寒効果が高く、マフラーの代わりとしても使用可能です。
おしゃれな色や柄のものが多く販売されており、ファッションアイテムとして楽しみながら着用できます。
フェイスカバー
フェイスカバーは口と鼻・首周りを覆うアイテムであり、飛沫対策だけではなく、日焼け対策として使われることも多くなっています。
肌の露出部分が少なく、紫外線カット効果のあるものを選ぶことで、登山時の日焼け対策をおこなうことが可能です。接触冷感素材のものを選べば、夏でも快適に着用できます。
登山マスクの選び方
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登山中の着用回数が多い場合、マスクを出したりしまったりしていると、必要以上に体力を消耗します。着用回数が多い場合は、ネックゲイターかフェイスカバーがおすすめです。
人とすれ違うときや話すとき以外は口・鼻を覆いたくない人はすぐに首まで下げられるフェイスカバーを、日焼け対策として終始顔に着用しておきたい人はフェイスカバーを選ぶとよいでしょう。
また、登山マスクによって機能性が大きく異なります。通気性が優れているものや保温性が優れているもの、接触冷感素材が採用されているものなどさまざまであるため、使用シーンに応じたものを選びましょう。
たとえば、夏は通気性や吸湿性が高いもの、冬は保温性の高いものがおすすめです。
登山におすすめの苦しくないマスク5選
登山時にマスクを着用するのであれば、長時間着用しても息苦しくなりにくいものがよいでしょう。そこで、この章では登山におすすめのマスクを5つ紹介します。
【Scott Cove Face Cover(Columbia)】
「Scott Cove Face Cover」は、呼吸しやすい素材を採用しているマスクです。耳ひものアジャスターによって長時間の着用でも痛みが生じにくくなっています。
オムニウィックという吸湿速乾機能が搭載されており、汗をかいてもすぐに吸収されることから、常にサラリとした状態が続く点も魅力です。UPF50が搭載されており、紫外線の多い登山時も安心でしょう。
サイズ展開 | ワンサイズ |
サイズ | 260mm×135mm |
重量 | 19g |
素材 | ポリエステル |
【ネックウォーマー Dryflx (Buff)】
「ネックウォーマー Dryflx」は49gと超軽量であり、長時間着用しても負担になりにくいネックウォーマーです。伸縮性を備えており、首周りだけではなく、鼻までカバーできます。縫い目のないデザインになっており、皮膚への刺激が少ない点も魅力です。カラーバリエーションは豊富であり、気に入る色が見つかるでしょう。
サイズ展開 | ワンサイズ |
サイズ | 記載なし |
重量 | 49g |
素材 | ポリアミド、ポリエステル |
【フリーザーゼロIIネックゲイター(Columbia)】
「フリーザーゼロIIネックゲイター」は、汗によって冷却効果を得られる機能が搭載されており、夏の着用でも快適な涼しさを感じられるネックゲイターです。
吸湿速乾性が高く、汗のかきやすい夏山でもドライな首元を維持できます。呼吸がしやすいようにホールが付いており、着用中の息苦しさを解消できる点も魅力です。UPF50によって強い日差しからも肌を守れます。
サイズ展開 | S-M/L-XL |
サイズ | 405mm×215mm(S-M)/ 405mm×260mm(L-XL) |
重量 | 60g(S-M) |
素材 | Jersey OFZ |
【チューブナイン クール EL (Nrit)】
「チューブナイン クール EL」は、接触冷感素材によって接触体感温度を約3度下げられるネックゲイターです。吸汗速乾性が高く、汗で蒸れにくいことから、夏の着用でも不快感はありません。
ヘッドバンドやヘッドカバー・髪留めなど幅広く使用できるため、登山だけではなく、さまざまなアウトドアシーンで活躍します。
サイズ展開 | ワンサイズ |
サイズ | 235mm×400mm |
重量 | 記載なし |
素材 | ポリエステル |
【アイスタッチフェイスガード(MIZUNO)】
「アイスタッチフェイスガード」は、MIZUNOが独自開発したアイスタッチ素材を採用しているフェイスカバーです。熱を放散する特殊な糸によって、着た瞬間に冷たさを感じられます。さらには、汗や熱を素早く外へ逃す機能が搭載されており、夏でもひんやりサラッとした状態が続く点も特徴です。
サイズ展開 | ワンサイズ |
サイズ | 610mm×230mm×180mm |
重量 | 記載なし |
素材 | ポリエステル |
まとめ
登山時のマスクは義務化されていないものの、周りの登山者への配慮として、すれ違う際はマスクを着用することがおすすめです。登山者の皆が安心・快適に登山を楽しめるように、マ
スクを着用する手間を惜しまないようにしましょう。
登山向けマスクには、マスクとネックゲイター・フェイスカバーの3種類があります。着心地・機能性などもさまざまであるため、比較してどのマスクを着用するか検討しましょう。
ぜひ本記事で紹介したおすすめの商品を参考にして、登山時に着用するマスクを選んでください。