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エスビットの固形燃料のおすすめ!選び方、種類や使い方|ポケットストーブも紹介

エスビットの固形燃料はアウトドア、登山やキャンプでも多くの人が活用しています。本記事では、エスビットの固形燃料の使い方や種類、エスビットの固形燃料と併せておすすめするポケットストーブも紹介します。固形燃料の購入を検討している方や登山時の荷物にお悩みの方はぜひ参考にしてください。
目次
エスビットの固形燃料は軍隊で活用されるほどの実用力があり、登山やキャンプでも多くの人が活用しています。ストーブはポケットに入るサイズであり、荷物を軽量化したい人におすすめです。
そこで、本記事では、エスビットの固形燃料の概要や使い方・種類についてわかりやすく説明します。エスビットの固形燃料と併せておすすめするポケットストーブも紹介しているため、登山時の荷物にお悩みの方はぜひ参考にしてください。
エスビットの固形燃料とは
出典:photoAC
エスビット(Esbit)は、1936年にドイツのエーリヒ・シュムによって発明された固形燃料です。エーリヒ・シュムは、発明した固形燃料に「錠剤の形をした、エーリヒ・シュムの燃料」を意味する“Erich Schumms Brennstoff in Tablettenform”の頭文字を取ってEsbitと名付けました。
エスビットの固形燃料は、軍隊で活用されるほど実用性の高いものであり、登山やキャンプでも多くの人に利用されています。
エスビットの固形燃料のメリット
エスビットの固形燃料を使用するメリットは、ストーブの優れたコンパクト性です。ストーブは、ブリキ板を加工して作ったものであり、使用していないときは蓋を閉じることで小さな箱として持ち運べます。ポケットに入るほどの小さなサイズであり、ガスバーナーを持ち運ぶときのような広いスペースを必要としません。登山ではライトや飲み水・食料など荷物が多いため、少しでも荷物を軽量化したい方におすすめです。
エスビットの固形燃料のデメリット
エスビットの固形燃料のデメリットには、独特の臭いやススの多さが挙げられます。ほかの荷物への臭い移りを防止したい場合は、固形燃料をラップで包んでジップロックに保管することがおすすめです。臭い移りを防げるだけではなく、乾燥を防いで長期的に保管できます。調理の際にクッカーにススがついたら、水を含ませたメラミンスポンジでこすれば、簡単に汚れを落とすことが可能です。
エスビットの固形燃料の使い方
出典:Adobe Stock
エスビットの固形燃料は、以下の手順で使用します。
1. ストーブを組み立てる
2. ストーブ内に必要な分量の固形燃料を設置する
3. ストーブの上にクッカーを設置する
4. 固形燃料に火をつける
ストーブの組み立てには特別な器具は不要であり、蓋を開けるだけで簡単に完成します。固形燃料は着火後の微調整は難しいものの、使用する固形燃料を増やすことで火力を強められます。調理内容に適切な量の固形燃料を設置しましょう。
エスビットの固形燃料の使う際の注意点
出典:Adobe Stock
固形燃料は風に弱く、風が強い場合はなかなか着火しません。風が当たらない場所を探す場合は着火までに時間がかかるうえ、風が当たらない場所が見つかるとは限らないため、風防を用意しておくことがおすすめです。
風防とは、風よけとしてストーブや焚き火の周りに設置する板を指します。エスビットのストーブを組み立てた際に周りに設置しておくだけで、スムーズに着火をおこなうことが可能です。
エスビットの固形燃料の選び方
出典:photoAC
固形燃料の容量によって、燃焼時間や火力は異なります。エスビットのストーブの上で温めるもののサイズに応じて、適切な燃焼時間や火力のものを選びましょう。たとえば、ストーブの上に乗せているものが大きい場合、燃焼時間が短いと十分に温められません。また、上に乗せているものが小さい場合、火力が強すぎると吹きこぼれてしまいます。
エスビットの固形燃料の種類
エスビットの固形燃料は、重量によって5つの種類に分かれています。以下で、基本的な情報をまとめました。
種類 | 内容物 | 1タブレットあたりの燃焼時間 | 出力 |
スタンダード | 4g×20個 | 約5分 | 28kcal |
5g×16 | 5g×16個 | 約6分 | 35kcal |
ミリタリー | 14g×6個 | 約12分 | 98kcal |
ミリタリー12タブレット | 14g×12個 | 約12分 | 98kcal |
27g×8 | 27g×8個 | 約12分 | 189kcal |
スタンダードと5g×16・ミリタリーの価格は同じですが、タブレット1つの重量や梱包方法が異なります。それぞれどのような違いがあるのか、以降で確認しましょう。
スタンダード
スタンダードは、エスビットのストーブの中で、もっともコンパクトなサイズです。箱の中に4gの固形燃料が20タブレット入っています。4gの固形燃料を複数個使うよりも、ほかの種類である14gや27gの燃料の追加分として使用することが一般的です。
内容物 | 4g×20個 |
燃焼時間 | 約5分 |
出力 | 28kcal |
5g×16
5g×16と呼ばれる固形燃料は、スタンダードと同様に、エスビットのストーブの中でコンパクトなサイズとなっています。5gの固形燃料が16タブレットついている点がスタンダードと異なる点です。4タブレットずつ完全防湿ブリスターパックに入っており、必要な分のみ小分けにして持ち運びやすくなっています。
内容物 | 5g×16個 |
燃焼時間 | 約6分 |
出力 | 35kcal |
ミリタリー
ミリタリーには14gの固形燃料が6タブレットついており、3タブレットずつ完全防湿ブリスターパックに入っています。500mlのお湯を沸かす場合は、14gのタブレットひとつで約7分30秒で沸かすことができますが、火力が足りない場合は、4gや5gのタブレットを追加しましょう。
内容物 | 14g×6個 |
燃焼時間 | 約12分 |
出力 | 98kcal |
ミリタリー12タブレット
ミリタリー12タブレットは、14gの固形燃料が12タブレット入っています。通常のミリタリーでは3タブレットずつ包装しているのに対し、ミリタリー12タブレットでは1タブレットずつ包装しているため、使用していない燃料の乾燥を防ぐことができます。
内容物 | 14g×12個 |
燃焼時間 | 約12分 |
出力 | 98kcal |
27g×8
27g×8と呼ばれる固形燃料には、27gの固形燃料が8タブレットついており、1タブレットずつ高バリアホイル包装されています。27gのタブレットひとつで500mlのお湯を沸かすために必要な時間は、約5分です。27gも燃料がいらない場合は、半分に割ることで、ミリタリーの14gとほぼ同量にできます。
内容物 | 27g×8個 |
燃焼時間 | 約12分 |
出力 | 189kcal |
エスビットの固形燃料と併せておすすめのポケットストーブ
エスビットの固形燃料と併せて用意したい、おすすめのポケットストーブを紹介します。
【ポケットストーブ・スタンダード(Esbit)】
ポケットストーブ・スタンダードは、収納時のサイズが98×77×23mmのストーブです。スタンダード(4g×20タブレット)の固形燃料が付属しています。固形燃料を除くと、ストーブの重量は85gです。
サイズ | 98×77×23mm |
重量(固形燃料除く) | 85g |
【ポケットストーブ・ミリタリー(Esbit)】
ポケットストーブ・ミリタリーは、収納時のサイズが98×77×23mmのストーブです。ミリタリー(14g×6タブレット)の固形燃料が付属しています。固形燃料を除くと、ストーブの重量は85gです。
サイズ | 98×77×23mm |
重量 | 85g |
【ポケットストーブ ミディアムWS(Esbit)】
ポケットストーブ ミディアムWSは、収納時のサイズが115×86×23mmのストーブです。ウインドシールドがついており、スタンダードやミリタリーよりも防風性が高くなっています。27gの固形燃料が2つ付属しており、固形燃料とウインドシールドを除くと、ストーブの重量は107gです。
サイズ | 115×86×23mm |
重量 | 107g |
【ポケットストーブ・ラージ(Esbit)】
ポケットストーブ・ラージは、収納時のサイズが132×96×39mmのストーブです。スタンダードやミリタリーよりも2回りほど大きく、大きな鍋も調理できます。14gの固形燃料が12個付属しています。
サイズ | 132×96×39mm |
重量 | 174g |
まとめ
エスビットのストーブはポケットに入るほどコンパクトであり、持ち運びに適しています。登山の荷物はかさばりやすいため、荷物を軽量化したい人は、エスビットの固形燃料の使用がおすすめです。
エスビットの固形燃料にはさまざまな種類があり、内容物や燃焼時間・出力は異なります。自分が温めたいもののサイズに適した燃焼時間や出力のものを選びましょう。本記事ではおすすめのポケットストーブも紹介しています。固形燃料の購入を検討している方は、ぜひ併せてご検討ください。