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登山用リュック(ザック)の選び方|容量別におすすめのアイテムを紹介
登山する際に必要不可欠なアイテムである登山用リュックは、三種の神器と呼ばれるほど、登山において重要なアイテムです。本記事では登山用リュックの選び方や容量別におすすめの登山用リュックを紹介しますのでぜひ参考にしてください。
目次
登山する際に必要不可欠なアイテムである、登山用リュック(ザック)。登山は数キロもの重い荷物を長時間背負って歩くため、普段使用している鞄で代用できません。安全かつ快適に登山をおこなうためには、自分に合った登山用リュックを選ぶ必要があります。
そこで、本記事では登山用リュックの選び方や最適な容量について解説します。後半では、容量別におすすめの登山用リュックも紹介しているため、これから登山を始める方は登山用リュックを探している方はぜひ参考にしてください。
登山用リュック(ザック)とは
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登山用リュック(ザック)とは、装備品や食べ物・飲み物などを持ち運ぶために、登山時に着用するリュックです。登山をおこなう際に優先して用意すべきアイテムの一つであり、三種の神器とも呼ばれています。登山用リュック以外の三種の神器は、レインウェアと登山靴です。
タウンユースのリュックと同じ鞄ではあるものの、登山リュックの方が、容量が大きかったり機能性が高かったりする点で異なっています。
登山用リュック(ザック)の選び方
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登山では数kgにも及ぶ荷物を持って、長い距離を歩くこととなります。自分の身体に合っていない登山用リュックを背負っている場合、腕や肩に痛みが生じたり、疲れやすくなったりしてしまいます。安全かつ快適に登山をおこなうのであれば、自分に合った登山用リュックを選ぶことが重要です。
そこで、ここでは登山用リュックの選び方を解説していきます。
身体にフィットするものを選ぶ
機能で選ぶ
荷物の取り出しやすさで選ぶ
身体にフィットするものを選ぶ
自分の身体にフィットする登山用リュックを選ぶためには、自分の「背面長」を正確に知っておく必要があります。背面長とは背中の長さのことであり、具体的には、首の後ろで出っ張っている「第七頚椎」から腰骨の上端部分の高さまでを真っ直ぐ計測した長さです。
背面長がわかったら、背面長に合った登山リュックを選んでいきます。その際、ショルダーハーネスやウエストベルトが自分の身体にフィットするように調整できるかも確認することが必要です。
機能で選ぶ
登山用リュックによって、機能は大きく異なります。たとえば、雨蓋があるものを選ぶと、リュック内に雨や雪などから荷物が濡れるのを防止できます。雨蓋の中にもアイテムを収納できるものもあり、使用頻度の高い小物などを入れておくと便利でしょう。一方、荷物を探すときに雨蓋を開けるといった工程が増える点がデメリットです。
雨蓋のない登山用リュックを購入して、使用時に雨蓋を取り付けるという手もあります。しかし、木の枝に引っ掛けたときに取れやすかったり、転倒時に雨蓋を落としてしまったりする点に注意が必要です。
荷物の取り出しやすさで選ぶ
荷物の取り出しにくい登山用リュックを選ぶと、必要なアイテムを必要なタイミングで登山用リュックから探し出せない場合があります。一つのアイテムを探すために多くのアイテムを取り出す必要があったり、すぐに必要なアイテムが見つかってもリュックの中身がぐちゃぐちゃになってしまったりするのです。
登山用リュックを選ぶ際は、自分にとって荷物が取り出しやすい設計となっているか確認しましょう。収納部分が2層になっている「二気質」のものを選ぶと、荷物を2箇所に分けて収納できるため、必要なアイテムを探しやすくなります。また、サイドアクセス式のリュックを選べば、サイドから奥の荷物を探せるため、奥の荷物を取り出すためにその上の荷物まで取り出す必要はありません。
シーンごとの登山用リュック(ザック)の最適な容量は?
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登山用リュックに必要となる容量は、登山シーンによって異なります。日帰り登山やテント泊などで必要となる容量を以下にまとめました。
シーン | 最適な容量目安 |
日帰り登山 | 20~30L |
山小屋で1泊2日 | 30~40L |
山小屋で2泊3日/テントで1泊2日 | 40~50L |
山小屋で3泊4日/テントで2泊3日 | 50L以上 |
宿泊を伴う登山では、泊まる手段によって最適な容量は異なります。テント泊では、山小屋で宿泊する場合に加えて、テントや寝袋が必要です。
登山用リュックをパッキングする際、重いものを上に配置するなど重心を意識すると、疲労を軽減しやすくなります。必要以上に容量が大きい場合は、重心を意識したパッキングが難しくなるため、「とりあえず大きな容量を購入しておけば困らないだろう」と考えるのはおすすめしません。
【容量別】おすすめの登山用リュック(ザック)を紹介
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登山用リュックの選び方は理解できても、「販売されている商品が多くて、どれを選べばよいのか迷ってしまう」という方も多いでしょう。そこで、ここではおすすめの登山用リュックを容量別に紹介していきます。
【20~30L】日帰り登山におすすめのリュック(ザック)
容量が20〜30Lの登山用リュックの中で、特におすすめのアイテムを紹介します。日帰り登山のリュックを探している方はぜひ参考にしてください。
<ユニセックス>
【キャッスルロック25Lバックパック(Columbia)】
「キャッスルロック25Lバックパック」は容量が25Lの登山用リュックです。重量は654gで、サイズは46cm×30.5cm×19cmです。中央に通気路を設けることで通気性を高めており、背中が汗で蒸れにくくなっています。フロントには斜めのファスナーポケットが付いており、使用頻度の高い小物を収納することが可能です。
また、ボトム部分にレインカバーを収納できるポケットがある点も魅力です。ほかの荷物とレインカバーを収納する場所を分けられるため、突然雨が降ってきて急遽レインカバーが必要となった際にはスムーズに取り出せます。また、使用後に収納する際にもほかの荷物が濡れません。
サイズ | 46cm×30.5cm×19cm |
容量 | 25L |
重量 | 654g |
【30~40L】1泊2日の登山におすすめのリュック(ザック)
容量が30〜40Lの登山用リュックの中で、特におすすめのアイテムを紹介します。容量30〜40Lは、山小屋で1泊2日するのに最適です。
<ユニセックス>
【FUTURA PRO 36(deuter)】
「FUTURA PRO 36」は、容量が36Lの登山用リュックです。体の動きに追従するように設計されており、ユーザーが必要以上に体力を消耗しないような仕組みとなっています。重量は1,580gで、サイズは63cm×32cm×24cmです。
腰部分にフィットするヒップフィンには、ECLを採用しており、行動中でも快適な位置から登山用リュックがずれにくい点も特徴です。ECLとは、エルゴノミックコンフォートロックの略称であり、荷重を腰で支えられるように開発されました。
サイズ | 63cm×32cm×24cm |
容量 | 36L |
重量 | 1,580g |
【40~50L】2泊3日の登山におすすめのリュック(ザック)
【40~50L】2泊3日の登山におすすめのリュック(ザック)
容量が40〜50Lの登山用リュックの中で、特におすすめのアイテムを紹介します。40〜50Lの容量は、山小屋で2泊3日する場合やテントで1泊2日する場合に最適です。
<ユニセックス>
【サースフェー 40+5(MILLET)】
「サースフェー 40+5」は、MILLETで長く人気を誇っている登山用リュックです。容量は45Lであり、日帰りから2泊3日の登山まで幅広く使用できます。重量は1,570gであり、サイズは67cm×30cm×20cmです。
耐久性の高いコーデュラナイロンを採用しており、摩擦や引き裂きなどで破損しにくい点が特徴です。肩と腰が当たる部分にはクッション性の高いフォームを採用しており、重い荷物を長時間背負っていても、快適に行動できるようになっています。
サイドにはメッシュのポケットが付いており、メッシュポケットにボトルを収納しておけば、いつでもすぐに水分補給が可能です。折りたたみ式のヒップベルトのポケットにスマホを収納できる点も魅力です。
サイズ | 67cm×30cm×20cm |
容量 | 45L |
重量 | 1,570g |
【50L以上】3泊4日の登山におすすめのリュック(ザック)
容量が50L以上の登山用リュックの中で、特におすすめのアイテムを紹介します。50L以上の容量は、山小屋で3泊4日する場合やテントで2泊3日する場合に最適です。
<ユニセックス>
【テラ55(THE NORTH FACE)】
「テラ55」は、快適なフィット感と背負い心地を追求した登山用リュックです。サイズにはS/MとL/XLの2つがあり、容量はS/Mで53L、L/XLで56Lとなっています。
左右のトップスタビライザーを同時に調整できるDYNOLIFT機能が搭載されており、いつでも簡単にフィット感を調整できます。左右にはボトルなどを収納できるストレッチポケットが付いており、ボトルを左右のポケットに収納することで容量を節約可能です。ジッパーはJの形に開くように設計されており、内部までに簡単にアクセスできて、荷物を取り出しやすい点も魅力です。
サイズ | ・S/M:60cm×34cm×25cm ・L/XL:61cm×32cm×25cm |
容量 | ・S/M:53L ・L/XL:56L |
重量 | ・S/M:約1,644g ・L/XL:約1,729g |
まとめ
登山用リュックは三種の神器と呼ばれるほど、登山において重要なアイテムです。登山では重い荷物を持って行動するため、普段使用している鞄では肩や腕を痛めてしまったり、すぐに疲れてしまったりします。これから登山を始めたいという方は、三種の神器と呼ばれる登山用リュックとレインウェア、登山靴から優先して揃えるようにしましょう。
一口に登山用リュックといっても、フィット感や機能性、荷物の取り出しやすさは異なります。登山用リュックを選ぶ際は、可能であれば、試着してフィット感を確認しましょう。