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夏の山ガールファッション選びのポイント|おすすめの登山アイテムも紹介
夏の登山では、照時間が長く美しい緑を楽しめますが、服装選びには注意が必要です。適切な服装を選ばないと、体調を崩す可能性があります。本記事では、夏の山ガールファッション選びのポイントやおすすめのアイテムを紹介します。どれも機能性が高くデザイン性も高いため、登山アイテムを選ぶ際の参考にしてください。
目次
夏の登山では美しい緑を楽しめますが、服装選びには注意が必要です。夏に登山する際、適切な服装を選ばないと、体調を崩す可能性があります。そこで、この記事を参考に、どのような服装が適しているのか確認しておきましょう。
本記事では、夏の登山の特徴や服装例を紹介します。後半では、夏の山ガールファッションにおすすめのアイテムも紹介しているため、「これから登山アイテムを用意する」「夏の登山の服装例を知りたい」という方はぜひ参考にしてください。
夏の登山の特徴
出典:Adobe Stock
夏(6〜8月)は、緑が深みを増して、美しい景色を楽しめる季節です。日照時間が長いため、登山初心者でも挑戦しやすい季節といえます。平地の平均気温は、6月で20〜25℃、7月で25〜30℃、8月で25〜35℃です。
夏の登山では、春と同様に紫外線が強いため、紫外線対策はきちんと実施しましょう。日焼け止めを使用するだけではなく、帽子を被る、サングラスをかけるなどの対策も効果的です。
時期
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山の天気の特徴
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6月
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【平地の気温の目安】20〜25℃
高山植物の見頃を迎え始める。
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7月
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【平地の気温の目安】25〜30℃
シナノキンバイやコマクサなど美しい花を咲かせる高山植物を楽しめる。
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8月
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【平地の気温の目安】25〜35℃ |
夏の登山の一般的な服装例
出典:Adobe Stock
山の標高によって、気温は異なります。安全に登山を行うために、標高別の適切な服装をチェックしておきましょう。
標高1,000m未満(低山)の場合
標高が100m上がるごとに気温は約0.6℃下がるといわれているため、標高1,000m地点では平地よりも約6℃低い気温となります。汗冷えしないように、通気性と透湿性の高い服装を選ぶことが重要です。
項目
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例
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レイヤー
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・ベースレイヤー:半袖シャツ
・ミドルレイヤー:薄手の山シャツ
・アウターレイヤー:薄手のウィンドブレーカー
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ボトムス
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ショートパンツ
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靴
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軽登山靴
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その他
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帽子、サングラス、手袋
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標高2,000〜3,000m(高山)の場合
標高2,000〜3,000m地点では、平地よりも約12〜18℃低い気温となります。低体温症や凍傷のリスクが高く、登山の初心者にはおすすめしない高さです。低山よりも気温差が激しい登山になるため、服装選びには充分気をつけましょう。経験者の意見を参考にするなど、万全な服装で登山するようにしてください。
項目
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例
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レイヤー
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・ベースレイヤー:長袖シャツ
・ミドルレイヤー:薄手のダウン
・アウターレイヤー:ウィンドブレーカー
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ボトムス
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ロングパンツ
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靴
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登山靴
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その他
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帽子、サングラス、手袋
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夏の登山でNGな服装
登山では激しい運動によって多くの汗をかくため、速乾性や透湿性の高い服装選びが重要です。肌が濡れた状態が続くと低体温症のリスクがあり、最悪の場合は命に関わります。
保温性の高いコットン素材は登山に適していると考えられがちですが、速乾性が低く、汗や雨が乾きにくいため避けましょう。また、夏の登山では紫外線や虫、怪我のリスクが高まるため、肌の露出を控えることも必要です。長袖やロングパンツ、帽子、サングラスを着用して、日焼け止めや虫除けスプレーを使用することでトラブルを防ぎましょう。
夏の登山の服装の基本は「レイヤリング」
出典:Adobe Stock
登山の服装選びでは、レイヤリングが重要です。レイヤリングとは重ね着を意味する言葉であり、登山においてはベースレイヤーとミドルレイヤー、アウターレイヤーの3層で構成されます。
天気や標高、運動量によって体感温度は変わります。1日の中でコンディションが変わることもあり、その都度体温調節をしなければなりません。重ね着をしていると簡単に着脱で体温調節ができるため、登山ではレイヤリングが重要となります。
【夏の登山 一般的な服装例】
レディース
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【ベースレイヤー】ポリプロピレンのシャツ |
ベースレイヤー
ベースレイヤーとは、レイヤリングの中で肌に最も近い衣服です。汗や水分をすばやく吸収して、肌が長時間濡れた状態にならないようにする役割があります。
登山の季節や運動量に応じて、適切な厚さと機能を持つベースレイヤーを選びましょう。夏に登山する場合は、薄手で通気性の高いものが適しています。自宅の衣服で代用する場合には、吸水性の高いナイロンやポリエステル素材のものを選びましょう。
ミドルレイヤー
ミドルレイヤーとは、ベースレイヤーとアウターレイヤーの間に着用する衣服です。ベースレイヤーが吸収した汗を外気に放出する役割があります。
行動中や休憩中など、シーンに応じて適切な素材を選ぶことが重要です。行動中は汗をかくため、通気性の高い素材を選びましょう。休憩中は体を冷やさないように、保温性の高い素材がおすすめです。自宅の衣服で代用する場合には、保温性が高いフリースを選んでください。
アウターレイヤー
アウターレイヤーは、レイヤリングで最も外側に着用する衣服です。雨や雪、風などから体を守る役割があります。
アウターレイヤーを選ぶ際は、防水性と透湿性の高いものを選びましょう。防水性とは水や雨を通さない機能であり、透湿性とは水分を外に放出する機能です。透湿性が低いアウターレイヤーでは、湿った空気が内部に籠り、蒸れてしまうことがあります。
自宅の衣服で代用する場合は、レインコートなど防水性の高いものを選びましょう。ただし、通常のレインコートは透湿性が低いため、登山グッズを集める際は、優先して登山用のレインウェアを集めることがおすすめです。
ボトムス
下半身に着用するボトムスには、怪我や紫外線、虫から脚を保護する役割があります。
ボトムスを選ぶ際は、気温に合わせた素材の厚さや丈のものを考慮しましょう。夏の登山には、薄手のものや短い丈のものを選ぶことがおすすめです。自宅の衣服で代用する場合は、耐久性や伸縮性の高い素材のものを選びましょう。
夏の山ガールファッションにおすすめのベースレイヤー
夏の山ガールファッションにおすすめのベースレイヤーを紹介します。
【ナビドライTシャツ(半袖/杢調)(MIZUNO)】
「ナビドライTシャツ(半袖/杢調)」は、吸汗速乾性とUPF15のUVカット機能を兼ね備えたベースレイヤーです。汗をすばやく吸収して拡散するため、内部をドライで快適な状態に保てます。UPF15とは、10分で肌が赤くなり始める場合、その時間を150分まで遅らせられることを意味する数値です。
柔らかい肌触りであり、肌に直接触れるベースレイヤーとしても快適に着用できます。展開されているサイズはS、M、L、XLです。
夏の山ガールファッションにおすすめのミドルレイヤー
夏の山ガールファッションにおすすめのミドルレイヤーを紹介します。
【ドライレイヤーベーシックロングスリーブ(finetrack)】
「ドライレイヤーベーシックロングスリーブ」とは、耐久撥水性の優れたミドルレイヤーです。150回洗濯しても80点以上の撥水性を維持できます。
保温性と速乾性のバランスに優れており、夏だけではなく、季節を問わずに着用できる点が特徴です。伸縮性のあるメッシュ素材が体の動きに合わせてフィットするため、快適な着心地を実現しています。展開されているサイズはS、M、Lで、重量は約47gです。
夏の山ガールファッションにおすすめのアウターレイヤー
夏の山ガールファッションにおすすめのアウターレイヤーを紹介します。
【CLIMATE Rain -Suit AF Women (Mammut)】
「CLIMATE Rain -Suit AF Women」は、薄手で軽いレインスーツです。GORE-TEX PACLITE Plus素材を採用しており、着用していないときはコンパクトに折りたたんで、ザックに収納できます。
シルエットはすっきりとしていながら、適度なゆとりを持たせたデザインとなっており、思い切り動けます。また、襟には高さがあり、朝晩の冷えやすい時間帯でも保温性を確保できる点が魅力です。展開されているサイズはXS、S、M、L、XLで、重量は約480gです。
夏の山ガールファッションにおすすめのボトムス
夏の山ガールファッションにおすすめのボトムスを紹介します。
【バーブライトスリムパンツ(THE NORTH FACE)】
「バーブライトスリムパンツ」は、強いナイロンと伸縮性の高いポリウレタンを組み合わせた4WAYストレッチ素材のボトムスで、足を上げる動作を快適に行えます。汗をかいてもドライな肌が続く生地が特徴です。
膝下がスリムなテーバードシルエットによって、歩行時の裾のもたつきを軽減しています。静電気の発生を抑えられるように設計されている点も魅力です。展開されているサイズはS、M、L、XLで、重量は約230gです。
まとめ
夏は日照時間が長く、美しい緑を楽しめる季節ですが、服装選びには注意が必要です。登山ではレイヤリングが重要であり、ベースレイヤーとミドルレイヤー、アウターレイヤーの3層で適したアイテムを選ばなければなりません。汗や雨など水分で肌が濡れた状態が続くと、低体温症を引き起こす可能性があるため、速乾性や透湿性の高い服装を選びましょう。また、紫外線と虫、怪我のリスクもあるため、必要以上に肌を露出させないことも重要です。
本記事では、夏の山ガールファッションにおすすめのアイテムを紹介しました。どれも機能性が高いうえにデザイン性も高いため、登山アイテムを選ぶ際の参考にしてください。