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ブユ(ブヨ)対策におすすめの服装やグッズを紹介!刺されたときの対処法も伝授

公開日 1年前
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ブユ(ブヨ)対策におすすめの服装やグッズを紹介!刺されたときの対処法も伝授

登山やキャンプ、アウトドアを快適に楽しむために注意しておかなければならない害虫の一つが、ブユ(ブヨ)です。ブユ対策をしっかりと行い、刺されるリスクを最小限に抑えましょう。本記事では、ブユに刺されやすい場所・季節や刺されやすい人の特徴、刺されないための対策などについて解説します。

 

 

登山やキャンプをする際に注意しておかなければならない害虫の一つが、ブユ(ブヨ)です。ブユに刺されると、激しいかゆみや腫れを引き起こし、楽しいはずの登山が辛い思い出に変わってしまう場合があります。登山を安全かつ快適に楽しむためには、ブユに関する知識を深め、適切な対策をとることが重要です。

そこで本記事では、ブユに刺されやすい場所・季節や刺されやすい人の特徴、刺されないための対策について解説します。また、どれだけ対策をしても刺されるリスクはゼロにできないため、刺されたときの対処法も紹介します。これから登山やキャンプに挑戦したいと考えている方は、本記事で紹介する内容を参考にブユ対策をしっかりと行なって、快適にアウトドアを楽しみましょう。

 

 ブユ(ブヨ)とは

出典:Adobe Stock

ブユ(ブヨ)とは、体長2〜5mm程度のコバエに似た昆虫です。地域によっては、ブヨやブトとも呼ばれています。

ブユと蚊は吸血する点で共通していますが、吸血方法と毒性の強さが異なります。蚊は針状の口を皮膚に刺して吸血するのに対し、ブユはノコギリ状の口で皮膚をかじって、流れ出た血を吸います。また、吸血時に分泌する唾液成分の毒性は蚊よりもブユの方が強く、激しい腫れやかゆみを引き起こす点もブユの特徴です。

なお、ブユは蚊と違い、飛ぶ際に羽音がほとんどしないことから、気づかないうちに刺されることがよくあります。

 

 ブユ(ブヨ)に刺されやすい場所・季節

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ブユ(ブヨ)は日本全国に分布しており、特に清潔な水が流れる山間部の渓流域に多く生息しています。活動時期は3月から10月頃で、最も活発になるのは5月から9月です。そのため、梅雨明けから秋にかけての登山やキャンプでは特に注意が必要です。また、1日の中では朝や夕方の涼しい時間帯に活動が活発になる傾向があります。

ブユの幼虫の成長には清潔な水が必要であることから、かつて都市部ではほとんど見られないとされていました。しかし、近年は都市部の水質改善に伴い、都市部の公園などでもブユによる被害が報告されています。

 

 ブユ(ブヨ)に刺されるとどうなる?

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ブユ(ブヨ)に刺されているときは、痛みやかゆみをほとんど感じません。刺された直後も自覚症状がない状態が続きますが、刺されてから半日が経過すると、刺された部分が赤く腫れ上がり、強いかゆみが現れます。ブユの唾液に含まれる成分によって、皮膚に炎症が起きるからです。

ブユに刺された部分は小さな出血を伴うことがあり、内出血が生じる場合もあります。激しいかゆみによって掻きむしると、皮膚にしこりができたり、色素沈着が起こったりします。

刺された部分の腫れやかゆみは、刺されてから1〜2週間程度で治ることが一般的です。しかし、アレルギー反応が強い場合は、完治までの期間が長引くことがあります。

 

 ブユ(ブヨ)に刺されやすい人の特徴

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ブユ(ブヨ)に刺されやすい人の特徴は、以下の通りです。

汗をかいている

体温が高い

肌の露出が多い

渓流域で活動している

 

ブヨは人間の体温や吐く息、体臭に反応して寄ってきます。そのため、激しい運動で汗をかいている場合や体温が高くなっている場合には、通常時より刺されるリスクが高いのです。また、肌の露出が多いほどブユが刺す場所が増えるため、刺されやすくなります。さらに、ブユは主にきれいな水が流れる渓流域に生息しているため、渓流域で活動している人も注意が必要です。

これらの特徴を持つ人は、適切なブユ対策を行い、刺されるリスクを軽減しましょう。

 

 

 ブユ(ブヨ)に刺されないための対策

出典:Adobe Stock

登山やキャンプを快適に楽しむために、ブユに刺されないための対策を把握しておきましょう。ブユに刺されないための対策には、以下のようなものがあります。

 ブユ(ブヨ)対策用の忌避剤を利用する

 ブユ(ブヨ)に刺されないような服装をする

 ハッカの香りをつける

 

どの対策も難しいものではありません。すぐに実践できる対策も紹介しているため、ブユ対策を行う際の参考にしてください。

 

 ブユ(ブヨ)対策用の忌避剤を利用する

忌避剤とは、人間にとって好ましくない生物を近づけないために使用する薬剤です。忌避剤の中には、ブユ(ブヨ)に対応しているものもあるため、登山をする際は忌避剤を利用しましょう。

ここでは、ブユ対策におすすめの忌避剤を3つ紹介します。

【BPE ファブリックスプレー プロユースX5】

 

 

「BPE ファブリックスプレー プロユースX5」は、出かける前に衣服にスプレーするだけで、ブユやヤマビルを寄せ付けない忌避剤です。99%天然由来成分を使用しており、農薬や殺虫剤成分であるディートは使用していません。使用後にディートのようなベタつきは生じず、快適なつけ心地です。布製品や空間用のスプレーですが、肌についても問題ありません。

環境によるものの、効果の持続時間は約5時間です。汗をかいた後でもスプレーすることで効果を発揮するため、登山に持っていくのもよいでしょう。

また、消臭スプレーやフレグランスとしても使用できる点が魅力です。乾燥前の洗濯物にスプレーしておくと、生乾き臭を防止して、さらには天日干し時に虫を寄せ付けない効果があります。ソファーやカーテン・玄関にスプレーをしてフレグランスとして楽しむことも可能です。

 

【天使のスキンベープ プレミアム ミストタイプ】

 

 

「天使のスキンベープ プレミアム ミストタイプ」は、虫除け成分のイガリジンが15%配合されている忌避剤です。ブユの他にも、蚊成虫やアブ、マダニ、イエダニなど多くの害虫に対応しています。虫除け効果は6〜8時間です。

肌にやさしい潤水成分ヒアルロン酸Naを配合しており、やさしい使い心地が魅力です。薬剤を肌に直接つけても問題はありません。赤ちゃんや妊娠している方でも安全に使用できるため、1本自宅に置いておくのがおすすめです。

「虫除けスプレーを使用したいけど、舞い散りや臭いが気になる」という方もいるでしょう。しかし、天使のスキンベープ プレミアム ミストタイプは舞い散りが少なく、嫌な臭いもありません。他の虫除けスプレーが苦手という方でも快適に使用できるでしょう。

なお、日焼け止めを塗る際は、日焼け止めを塗った後に乾いてから天使のスキンベープ プレミアム ミストタイプを使用します。

【サラテクト 無香料 200mL】

 

 

「サラテクト 無香料 200mL」は、アース製薬が提供している忌避剤です。対応害虫には、ブユの他にも、蚊やアブ、ノミ、イエダニ、マダニ、サシバエなどがあります。朝使用して夜まで害虫をガードできるほど、持続時間は長いです。

パウダーを含んだスプレーであり、肌がサラサラになるやさしいつけ心地です。汗や水に強く、登山で汗をかいても効果は持続します。

3つ穴噴口を採用しており、薬剤が舞い散りにくくなっています。ムラなくスプレーできるため、ブヨ対策におすすめのアイテムです。ヒアルロン酸Naやコーラゲン、セラミド、ビタミンCといった潤い成分を配合しており、乾燥を防げる点も魅力です。

 

 ブユ(ブヨ)に刺されないような服装をする

服装でもブユ(ブヨ)に刺されるリスクを減らせます。ブヨに刺されない服装のポイントは、以下の通りです。

【ブヨに刺されない服装のポイント】

  長袖・長ズボンを着用する

 ◆ 長い靴下を着用する

  明るい色の衣服を選ぶ

  速乾性・通気性の高い服を選ぶ

  襟や袖口が絞ってある衣服を着用する

 

ブユに刺されないように、長袖・長ズボンを着用しましょう。隙間があると衣服の内部に侵入してくる可能性があるため、襟や袖口が絞ってある衣服がおすすめです。足首から膝下が刺されることが多いため、長い靴下を履くこともブユ対策には効果があります。

また、ブユは暗い場所で生活していることから、光を反射するような明るい色を苦手としており、明るい色の衣服を選ぶこともひとつの手です。黄色やオレンジなどの明るい色を選んでコーディネートを組むと、登山ファッションを楽しみながらブユ対策も行えます。

ブヨは人間の汗に寄ってくるため、かいた汗はできるだけ早く外気へ拡散させて、ドライな肌を保つことが重要です。そのため、速乾性・通気性の高い衣服を選ぶとよいでしょう。登山において、速乾性・通気性の高い衣服は汗冷えを起こさないためには必要なものであり、登山をこれから始める場合は優先してアイテムを揃えましょう。

 

 ハッカの香りをつける

ブユ(ブヨ)は、ハッカのようなスーッとした香りが苦手といわれているため、ハッカの香りを身につけることでブユを近づけない効果が期待できます。ハッカの香りが苦手でない場合は、ハッカ油を使用したスプレーを刺されやすい場所に振りかけることがおすすめです。ハッカ油を使用したスプレーは簡単に自作でき、以下の手順で作成できます。

 

 1. スプレー容器にハッカ油を3滴入れる

 2. スプレー容器に炭酸水を入れて混ぜ合わせる

 

ハッカ油のスプレーには、ブユを近づけない効果の他に、気軽に清涼感を楽しめたり、嫌な臭いを消したりする効果があります。汗をかきやすい時期には何かと役に立つ便利アイテムです。

ただし、薄める前の原液のハッカ油は、人体にとって非常に刺激が強いものです。身につける前には必ず薄めなければならない点に注意してください。

 

 ブユ(ブヨ)に刺されたときの対処法

出典:Adobe Stock

どれだけブユ(ブヨ)対策を行なっていても、刺される可能性はゼロにはなりません。万が一に備えて、ブユに刺されたときの対処法も把握しておきましょう。

ブユに刺されたときの対処手順は、以下の通りです。

 

 1. 刺された患部を洗い流し毒素を出す

 2. 患部を温める

 3. 患部に薬を塗る

 4. 症状が重い場合は病院へ

 

 刺された患部を洗い流し毒素を出す

ブユに刺されたら、まずは刺された患部を洗い流します。ブユの唾液成分が残っていると、激しいアレルギーを引き起こす可能性があるため、毒素を除去することを意識して洗うことがポイントです。患部を指でつまみ、綺麗な水で洗い流してください。この対処により、症状が悪化するのを防いで、後に生じるかゆみを軽減できます。

患部から毒素を出すために口で吸うと、口内の傷から毒素を吸収してしまう場合があるため、口での吸収は控えてください。

また、より効果的に毒素を出したい場合にはポイズンリムーバーの活用がおすすめです。ポイズンリムーバーとは毒液や毒針を抽出する器具であり、医療機関を受診するまでの応急処置として効果があります。

【ポイズンリムーバー】

 

 

Sin Adventure Gearのポイズンリムーバーは、日本国内の工場で加工・製造されているポイズンリムーバーです。2種類の吸引パーツが付いており、患部の大きさに合わせて先端パーツを取り替えられます。

使い方は簡単で、ポイズンリムーバーを患部に押し当て、レバーを引き上げます。必要であれば、レバーの引き上げを複数回行い、毒素を出しましょう。

首から下げられるように穴が空いているため、紐を通して首からかけておけば、必要なタイミングですぐに使えます。

 

 患部を温める

患部から毒素を除去したら、かゆみの症状が出る前に患部を温めます。ブヨの毒素は熱に弱く、熱を加えることで毒素を分解できるのです。43℃以上のお湯やお湯で濡らしたタオルで30分以上患部を温めてください。外出先で43℃以上のお湯をすぐに確保できない場合には、カイロや暖かい飲み物で代用するとよいでしょう。

ただし、かゆみがすでに生じている場合には、患部を温めてもあまり効果を発揮しません。かゆみが強く、赤く腫れ上がっている場合には、温めるのは逆効果です。氷水でアイシングを行うことで、かゆみや腫れを軽減しましょう。

 

 患部に薬を塗る

患部の温めが完了したら、患部が化膿しないように再度消毒を行います。患部が清潔な状態になったら、抗ヒスタミン剤が配合されたステロイド外用薬を塗布して、かゆみや化膿を抑えます。ステロイド外用薬は、薬局で入手することが可能です。

かゆみが生じても、決して患部を掻いてはいけません。患部を掻きむしってしまうと、周囲に炎症が広がってしまったり、細菌が入り込んで化膿したりしてしまうからです。

 

 症状が重い場合は病院へ

ブユに刺されると、「虫に刺されただけで病院を受診するのは恥ずかしい」と感じる方もいるでしょう。しかし、蚊に刺された場合とは異なり、ブユに刺されると激しいアレルギー症状が引き起こすことがあります。

蚊に刺された際と同じと考えず、腫れがひどかったり体調が悪化したりした場合は、迷わず医療機関を受診してください。また、市販のステロイド外用剤を5〜6日間使っても症状が改善しない場合も、受診を検討しましょう。

 

 まとめ

本記事では、登山やキャンプの際に注意すべき害虫であるブユ(ブヨ)について解説しました。ブユは、コバエに似た吸血性の昆虫で、刺されると激しいかゆみや腫れを生じることが特徴です。ブユは日本全国に分布し、特に清潔な水が流れる山間部の渓流域に多く生息しています。活動時期は3月から10月で、最も活発なのは5月から9月です。

刺されやすい人の特徴には、汗をかいている、体温が高いなどが挙げられます。ブユ対策用の忌避剤を利用したり、刺されにくい服装をしたりして、ブユ対策をしっかり行いましょう。

万が一刺された場合、腫れやかゆみは通常1〜2週間で治りますが、アレルギー反応が強い場合は治りにくくなることがあります。ステロイド外用薬を塗布してもなかなか症状が緩和しない場合には、迷わず医療機関を受診しましょう。患部を掻きむしると化膿する可能性があるため、腫れている場合はアイシングをしてかゆみに耐えなければなりません。

アウトドアを快適に楽しむために、ブユ対策をしっかりと行い、刺されるリスクを最小限に抑えましょう。本記事で紹介した対策グッズも参考にして、ブユ対策を行なってください。

 

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