キャンプで使える焚き火台ピコグリルとは?種類や特徴を紹介

ピコグリルは携帯性・収納性に優れ、多くのキャンパーに根強い人気のある焚き火台ブランドです。本記事では、ピコグリルの特徴や種類、ピコグリルと一緒に使えるアイテムも紹介します。これからキャンプに挑戦する方や、焚き火台を探している方はぜひ参考にしてください。
ピコグリルは、携帯性・収納性に優れていることから、多くのキャンパーに根強い人気のある焚き火台ブランドです。「ピコグリルが気になっているけれど、どのような特徴があるのかわからない」という方もいるでしょう。
そこで本記事では、ピコグリルの特徴や種類についてわかりやすく解説します。後半では、ピコグリルと一緒に使えるアイテムも紹介しているので、キャンプに挑戦する方や、焚き火台を探している方はぜひ参考にしてください。
ピコグリルとは
出典:Adobe Stock
ピコグリルは、スイスのSnowTrekker Companyが販売している焚き火台のブランドです。現在はシリーズ化されており、焚き火台の他に、ウッドストーブも販売しています。
軽量で持ち運びやすく、かつ収納しやすいことから、キャンパーから絶大な人気を誇っています。シンプルなデザインであり、他のギアとの相性が良い点も魅力です。
ちなみに、ピコグリルにはさまざまなモデルがあり、いずれも「ピコグリル+数字」という形式の商品名です。この数字は開発当初の重量であり、数字が大きくなるほど大型モデルとなっています。
ピコグリルの特徴
出典:Adobe Stock
ピコグリルには、持ち運びしやすい点以外にも、さまざまな特徴があります。主な特徴は、以下の通りです。
- 持ち運びしやすい
- 燃焼効率が良い
- 調理しやすい
- デザイン性が高い
持ち運びしやすい
ピコグリルにはさまざまな種類がありますが、いずれも持ち運びやすい点が特徴です。従来のモデルである「ピコグリル398」は折りたたむとA4サイズにまでコンパクトになります。フレームと火床の重さは365gであり、500ml(500gと仮定)のペットボトルよりも軽くなっています。
「ピコグリル398」の2倍のサイズである「ピコグリル760」という種類がありますが、折りたたむことでA3サイズまで小さくなります。種類によって収納時のサイズは異なりますが、いずれも小さく、持ち運びやすいことがわかるでしょう。
燃焼効率が良い
ピコグリルを組み立てると、火床がV字になるデザインです。薪を置いても下に空気の通り道ができることにより、燃焼効率が優れています。燃焼効率が優れていると、火起こしをスムーズに行えます。少ない燃料で燃やせるため、燃料の節約につながる点も魅力です。
調理しやすい
ピコグリルは小型で持ち運びやすい設計ですが、耐久性に優れており、大きな鍋を使えます。ピコグリルの上に鍋を置きながら薪を追加できる設計であり、調理時に薪を追加しやすいです。また、大型サイズである「ピコグリル760」は同時に複数の鍋を設置できるため、同時に調理を進められます。
ピコグリルで調理できるのは鍋だけではありません。串を使用することで、串に食材を刺して串焼きを楽しめます。
デザイン性が高い
ピコグリルは洗練されたデザインで、軽量化するために不要なものを排除しています。シルバーで統一されており、主張しすぎないデザインであることから、自然に馴染むデザインです。他のギアとの相性も良いことから、ギアのデザインにもこだわりたいという人におすすめです。
ピコグリルの種類
出典:Adobe Stock
ピコグリルには、焚き火台の「ピコグリル398」「ピコグリル498」「ピコグリル760」、ウッドストーブの「ピコグリル85」「ピコグリル239」というモデルがあります。それぞれサイズや重要、対応している鍋の大きさなどが異なるため、どれが自分に合っているのか確認しましょう。
【ピコグリル398】
「ピコグリル398」は、A4サイズに折りたたみできる焚き火台です。フラットな形に納められるため、バックパックの背面などに収納できます。フレームと火床で365gと軽量であり、一人でも簡単に持ち運ぶことが可能です。
焚き火台のサイズは、組立時で38.0cm×25.0cm×25.0cm、収納時で33.5cm×23.5cm×1.0cmです。
【ピコグリル398がおすすめの人】
- 1〜4人でキャンプを行う人
- コンパクトに持ち運べる焚き火台を探している人
【ピコグリル498】
「ピコグリル498」は、A4サイズに折りたためて、さらに二段階で高さを調節できる焚き火台です。「ピコグリル398」のコンパクトさを維持しながら、展開時にはより幅広くなるように設計しています。また、火床プレートをフレームに固定するフックも、外れにくいように改善しています。
重量は、フレームと火床で490gです。焚き火台のサイズは、組立時で41.0cm×28.0cm×21.5cm、収納時で35.0cm×25.0cm×1.8cmです。
【ピコグリル498がおすすめの人】
- 2〜6人でキャンプを行う人
- コンパクトに持ち運べる焚き火台を探している人
【ピコグリル760】
「ピコグリル760」は、2〜8人でキャンプを行える大型サイズの焚き火台です。火床は「ピコグリル398」の2倍の大きさです。カーブ状にテンションを加えたデザインによって、軽量でありながらも耐荷重性能の向上に成功しています。
専用五徳は2パターンの配置が可能です。クロス型に配置することで中央に大きな鍋を設置できて、平行に配置することで複数の鍋を設置できます。
重量は、フレームと火床で740gです。焚き火台のサイズは、組立時で54.0cm×38.0cm×2.7cm、収納時で45.0cm×30.0cm×2.5cmです。
【ピコグリル760がおすすめの人】
- 2〜8人でキャンプを行う人
- 複数の鍋を同時に調理したい人
【ピコグリル85】
「ピコグリル85」は、82gと超軽量のウッドストーブです。折りたためるため、フラットな状態で収納して持ち運べます。鍋を乗せたまま薪を追加できる設計で、最大1.5Lまでの鍋に対応しています。
ウッドストーブのサイズは、組立時で直径12.0cm×高さ14.0cm、収納時で25.0cm×16.0cm×0.4cmです。
【ピコグリル85がおすすめの人】
- 1〜2人で焚き火や調理を行いたい人
- できるだけ荷物を軽くしたい人
【ピコグリル239】
「ピコグリル239」は、大きくて軽いウッドストーブです。180gと超軽量で、荷物を軽くできます。最大3Lまでの鍋に対応しており、最大1.5Lの鍋に対応している「ピコグリル85」では小さいという人におすすめです。
ウッドストーブのサイズは、組立時で直径17.5cm×高さ18.5cm、収納時で33.5cm×19.5cm×0.4cmです。
【ピコグリル239がおすすめの人】
- 1〜2人で焚き火や調理を行いたい人
- 3Lまでの鍋で調理したい人
ピコグリルと一緒に使いたいおすすめのアイテム
出典:Adobe Stock
ここでは、ピコグリルと一緒に使いたいアイテムとして、おすすめのトレーとロストル、焚き火台シートを紹介します。一緒に使用することで料理がしやすくなったり、片付けがしやすくなったりするので、ピコグリルと一緒に購入を検討してみてはいかがでしょうか。
【BBQ ステンレス 角型トレー<大>(CAPTAIN STAG)】
「BBQ ステンレス 角型トレー<大>」は、料理の下ごしらえや灰受けに使用できるトレーです。また、冷蔵庫やクーラーボックスで食材を一時保管する場合には使用できます。サイズは32cm×23.3cm×1.8cmで、重量は260gです。
【A4サイズ 軽量焚き火グリル用 ゴトク ステンレス ロストル MTG-F(CAMPING MOON)】
「A4サイズ 軽量焚き火グリル用 ゴトク ステンレス ロストル MTG-F」は、ステンレス304を使用したロストルです。ピコグリル398に互換性があります。サイズは23.5cm×9cm×1.8cmで、重量は88gです。
強度と軽量性に優れた直径4mmの丸棒であり、ロストルの上でシエラカップや小型のコッフェルなどを温められます。サビに強く、耐熱性が高い点も特徴です。ズレ対策として突起を設けており、その分高さがあることから、ケトルや鍋の鍋敷きとしても活用できます。
【A4サイズ 軽量焚き火グリル用 ゴトク ステンレス ロストル MTG-G(CAMPING MOON)】
「A4サイズ 軽量焚き火グリル用 ゴトク ステンレス ロストル MTG-G」は、ステンレス304を使用した金網です。高熱でも変形しにくく、ピコグリル398に互換性があります。
金網の上でシエラカップや小型のコッフェルなどを温められて、サイズが合えば鍋敷きとして使用することも可能です。メンテナンスが簡単な点も魅力で、ワイヤーブラシと洗剤でピカピカな状態に戻ります。
【たき火台シート(80×60cm)(LOGOS)】
「たき火台シート(80×60cm)」は、耐熱温度約500℃の焚き火台シートです。BBQグリルの下に敷くだけではなく、2つ折りにすることで卓上グリルの下にも敷けます。サイズは80cm×60cmで、重量は270gです。
なお、表面には微細なガラス繊維が付着しています。素肌で触るとチクチクしたり、肌を傷つけたりする可能性があるため、使用時には軍手の着用が必要です。
まとめ
ピコグリルは、携帯性・収納性に優れている焚き火台ブランドです。現在はシリーズ化されており、焚き火台の「ピコグリル398」「ピコグリル498」「ピコグリル760」に加えて、ウッドストーブの「ピコグリル85」「ピコグリル239」という種類があります。
ピコグリルは火床がV字になっており、空気の通り道を確保していることから、燃焼効率が良い点が魅力です。鍋を置いたまま薪を追加できる設計であり、調理がしやすくなっています。不要なものを排除した洗練されたデザインで、見た目にもこだわりたいという人にもおすすめです。
本記事では、ピコグリルの種類に加えて、一緒に使うことがおすすめのアイテムも紹介しました。これからキャンプに挑戦する方は、ぜひ本記事で紹介したアイテムも候補に入れて、キャンプの準備を進めてみてください。