40代の男性にとって、キャンプを楽しむうえで適切なファッション選びは非常に重要です。快適さと安全性を確保しながら、大人の余裕も感じさせる服装は、充実したアウトドア体験につながります。しかし、キャンプ初心者の方にとっては、どのような服装が適切なのか悩むこともあるでしょう。

そこで本記事では、40代メンズのキャンプファッションの基本について解説します。季節別におすすめのメンズキャンプコーデも紹介するため、これからキャンプに挑戦しようと考えている40代の男性の方はぜひ参考にしてください。

 

 40代メンズのキャンプファッションのポイント

出典：Adobe Stock

キャンプを安全かつ快適に楽しむためには、適切な服装選びが重要となります。40代メンズのキャンプファッションは、動きやすさと機能性を意識することがポイントです。

ここでは、40代の男性に向けて、キャンプファッションのポイントについて解説します。

 

 動きやすい服装が基本！

キャンプでは、テント設営や火おこしなど、さまざまな作業を行います。そのため、動きやすい服装がキャンプファッションの基本です。快適に動ける服装なら、怪我のリスクも減らせて、キャンプの楽しさも倍増するでしょう。

動きやすい服装は、ストレッチ素材を使った服や、ゆったりとしたシルエットの服を指します。たとえば、ストレッチ性のあるシャツやパンツ、ゆったりとしたシルエットのカーゴパンツなどがおすすめです。

 

 重ね着できるアイテムは体温調節にも役立つ

キャンプでは昼夜の寒暖差が大きく、天候も変わりやすくなっています。体温調節をしやすいように、重ね着できるアイテムを用意しておくことがおすすめです。気温や体調に応じて衣服を着脱すれば、快適にキャンプを行えるでしょう。

たとえば、暑い日中はTシャツ1枚で過ごし、気温の下がる夕方には薄手のシャツやフリースを羽織るとよいでしょう。さらに、肌寒くなってきたら、フリースなどを重ねることで、保温性を確保することが可能です。

 

 肌の露出を抑えて虫・紫外線対策を

長時間屋外で過ごすキャンプでは、虫と紫外線のリスクが高まっているため、できるだけ肌の露出を抑えて肌を守りましょう。肌の露出の少ない服装は、紫外線による肌へのダメージを軽減できるうえに、蚊やアブなどの虫に刺されるリスクも減らせます。

具体的には、長袖シャツと長ズボンがおすすめです。さらに、帽子を被ったり、首にネックガードを巻いたりすると、より効果的に肌を守ることができます。

 

 素材選びも大切

キャンプを快適かつ安全に楽しむためには、服の素材選びも非常に重要です。特に、難燃素材と接触冷感素材、吸湿速乾性のある素材が、キャンプに適していると言えるでしょう。

難燃素材は、キャンプファイヤーなどで火を扱う機会の多いキャンプには欠かせません。万が一火の粉が飛んでも、服に燃え移りにくいです。さらに、火の粉で溶けた繊維が肌に付着するリスクも低減できます。

暑い季節のキャンプには、接触冷感素材がおすすめです。肌に触れるとひんやりと感じられ、暑さ対策に効果があります。また、汗をかくことの多いキャンプでは、吸湿速乾性のある素材が重宝します。汗をすばやく吸収し、素早く乾くため、不快なべたつき感を軽減することが可能です。

 

 キャンプにNGな服装

キャンプの服装としてNGなものには、いくつかあります。具体的には、以下のような服装はキャンプに向いていません。

 

ジーンズは濡れると乾きにくく、動きも制限されるため、キャンプには不向きです。代わりに、伸縮性や速乾性の高いパンツを選びましょう。

次に、汚れの目立ちやすい白色のアイテムは、注意が必要です。自然のなかでは予期せぬ汚れがつきやすいため、濃い色の服装のほうが無難です。

また、貴重な服や高価な服も、キャンプでは避けるべきです。キャンプでは服が破れたり、汚れたりするリスクがあるため、万が一破れても惜しくない服装で臨みましょう。

 

出典：Adobe Stock

3〜5月頃や9〜11月頃は、暑すぎず、寒すぎず、キャンプデビューにおすすめの時期です。ハイシーズンである夏よりも人が少なく、ゆったりとキャンプを楽しめます。

ここでは、そのような春・秋のキャンプにおすすめの服装例を紹介します。

 

【春・秋のキャンプ 一般的な服装例】

メンズ	ウールのシャツ、山シャツ、ウィンドブレーカー、ロングパンツ

 

【ヘイゼンジャケット】

 

Columbiaのヘイゼンジャケットは、小雨を弾く撥水機能を備えた薄手のジャケットです。身幅に余裕を持たせたレギュラーフィットで、大人の男性の体型にもフィットします。

フードやヘムラインはドローコードで調整可能で、快適な着心地を実現します。さらに、ポケッタブル仕様で本体をコンパクトに収納できるため、バッグに忍ばせて持ち運びやすいのも魅力です。キャンプやハイキングなど、さまざまなアウトドアシーンで活躍する一着となっています。

 

【NNパンツ】

 

グラミチのNNパンツは、クライミング由来の機能性を残しつつ、現代的な細身シルエットを実現したパンツです。テーパードシルエットが大人の男性の体型を美しく見せ、オーガニックコットン使用のストレッチツイル素材が快適な着心地を提供します。

伸縮性に優れているため、アクティブなキャンプシーンでも動きやすく、一年中着用可能な万能パンツです。製品染めによる味わい深い表情も、40代メンズの魅力を引き立ててくれます。

 

出典：Adobe Stock

6〜8月頃の夏キャンプの魅力は、さまざまな水遊びを楽しめる点にあります。気温が高く、熱中症のリスクも高いため、こまめな水分補給を心がけることが大切です。

以下で夏キャンプにおすすめの服装例を紹介します。

 

【夏のキャンプ 一般的な服装例】

メンズ	ポリエステルのシャツ、ソフトシェル、ショートパンツ

 

【ショートスリーブカラフルロゴティー】

 

THE NORTH FACEのショートスリーブカラフルロゴティーは、40代メンズのキャンプスタイルに遊び心と機能性を加えてくれるアイテムです。ボディ色に合わせたグラデーション調のロゴグラフィックが、さりげなく個性を主張します。

素材には速乾性に優れたリサイクルポリエステルを採用。薄手でしなやかな肌触りは、アクティブなキャンプシーンでも快適な着心地を提供します。

 

【Gショーツ】

 

グラミチのGショーツは、180度の開脚を可能としているショートパンツです。1980年代にクライマーの視点から生まれた独自の設計を受け継ぎながら、現代のニーズに合わせて洗練されたデザインに進化しています。

片手で調整できるウェビングベルトとイージーウェストによって、快適な着用感と実用性を両立させている点も魅力です。耐久性の高いオーガニックコットン使用のツイル素材は、激しい動きにも対応しており、キャンプでの活動をサポートします。

 

出典：Adobe Stock

12〜2月頃の冬キャンプは、寒さが厳しく、低体温症になるリスクがあります。場所や時期によっては雪が降ることもあるため、しっかりと防寒対策を行い、キャンプに臨みましょう。以下で冬のキャンプにおすすめの服装例を紹介します。

 

【冬のキャンプ 一般的な服装例】

メンズ	ウールのシャツ、フリース、ハードシェル、ロングパンツ

 

【バルトロライトジャケット】

 

THE NORTH FACEのバルトロライトジャケットは、真冬の天体観測や雪上ハイキングにも対応できるほどの高い保温性が特徴のジャケットです。中綿には、遠赤外線効果で優れた保温力を持続する光電子リサイクルダウンを使用。高度な洗浄技術によるクリーンなダウンが、高い保温を実現します。

また、雪や小雨程度の悪天候にも対応できる点もおすすめのポイントです。表地には、GORE-TEX WINDSTOPER PRODUCTSの2層構造を採用し、防風性と耐水性を両立しています。

 

【ロゴ スウェット パンツ】

 

Colemanのロゴ スウェット パンツは、裏起毛で保温性を確保しているスウェットパンツです。ベーシックなシルエットは、40代男性の落ち着いた雰囲気にマッチし、カジュアルすぎず大人の余裕を感じさせます。

リラックスしたフィット感は、キャンプサイトでの快適な動きを保証するだけでなく、ルームウェアとしても活用できる汎用性の高さが魅力です。ロゴプリントは控えめでありながらも、ブランドの存在感を主張しています。

 

 まとめ

40代メンズのキャンプファッションでは、動きやすさと機能性を意識することが重要です。また、長時間屋外で過ごすキャンプでは、虫と紫外線のリスクが高いため、できるだけ肌の露出は抑えましょう。

キャンプでは体を動かす機会が多く、汗をかきやすいものです。そのため、濡れると乾きにくく動きを制限するジーンズは避けましょう。また、汚れや破れのリスクを考慮して、白色の服や高価な服も控えめにするのが賢明です。

本記事では、季節別におすすめのメンズキャンプコーデを紹介しました。いずれも機能性が高く、さらに大人の魅力を引き出すデザインであるため、これから服装を決めるという方はぜひ参考にしてください。