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秋登山の服装選びのコツはレイヤリング!おすすめのアイテムも紹介
秋は気温が穏やかであるうえにさまざまな植物を楽しめるため、登山初心者に人気の高い季節です。しかし、低体温症になるリスクはあるため、服装選びには注意しなければなりません。そこで、秋登山の服装選びのポイントとレイヤーごとにおすすめ商品もご紹介します。秋登山を検討している方はぜひ参考にしてください。
目次
秋の登山の特徴
Photo by やまDX
秋(9~11月)の平地の平均気温は約15~25℃です。暑すぎず寒すぎずといった穏やかな気温であり、登山の初心者に向いている季節といえるでしょう。
一口に秋といっても、時期によって気温や天気の特徴は異なります。以下の表で天気の特徴を月別にまとめたため、登山の参考にしてください。なお以下の気温の目安は平均気温であり、標高が100m上昇するのに伴い、気温は0.6度ずつ下がります。
時期 | 山の天気の特徴 |
9月上旬〜中旬 |
【気温の目安】22~29℃ 秋の中では気温が高い時期です。汗が乾く際に起こる汗冷えを起こさないためにも、通気性や透湿性の高い衣服を選ぶ必要があります。 |
9月中旬〜10月上旬 |
【気温の目安】22~29℃ 秋の中では気温が高い時期です。汗が乾く際に起こる汗冷えを起こさないためにも、通気性や透湿性の高い衣服を選ぶ必要があります。 |
10月中旬〜11月 |
【気温の目安】18~25℃ 秋の中でも気温が低い時期であるため、防寒対策は念入りにおこないましょう。 |
秋の登山の服装は「レイヤリング」で選ぶ
Photo by やまDX
秋の登山の服装を決める際は、レイヤリングを意識することが重要です。レイヤリングとは衣服を重ねて着用することであり、登山ではベースレイヤーとミドルレイヤー・アウターレイヤーの3種類の衣服を重ねます。
「秋は気温が穏やかなのに、重ね着する必要なんてあるの?」と気になる方がいるでしょう。レイヤリングは防寒対策だけではなく、汗をすぐに吸収して外気へ逃がす役割もあります。汗は乾く際に体温を奪うため、少し前まで体温が高かったのに体が冷える事態が起こります。深部体温が35度以下になる状態を低体温症といい、最悪の場合は死亡する場合も。秋といえども行動中は汗をかくため、適切なレイヤリングによって安全に登山を楽しみましょう。
【秋の登山 一般的な服装例】
メンズ |
【ベースレイヤー】ポリエステル 【ミドルレイヤー】フリース 【アウターレイヤー】ソフトシェル 【ボトムス】ロングパンツ |
レディース |
【ベースレイヤー】ウール 【ミドルレイヤー】シャツ 【アウターレイヤー】ウィンドブレーカー 【ボトムス】ロングパンツ |
ベースレイヤー
ベースレイヤーとはレイヤリングの中で一番下に着用する衣服で、汗を肌表面から吸収して拡散する役割があります。日常生活のもので表すと、肌着が近いでしょう。
秋の登山で着用するベースレイヤーを選ぶ際は、透湿性の高いものを選ぶことが重要となります。透湿性とは汗など水蒸気を外側で出す機能です。また、気温が高い日は半袖、低い日は長袖を選ぶことで体温を調整しましょう。
【手持ちの服で代用できるものの例】
ポリエステルやナイロン素材のTシャツで代用できます。汗をすぐに吸収できる素材であれば、日常使いのものであっても問題ありません。
ミドルレイヤー
ミドルレイヤーとはベースレイヤーとアウターレイヤーの間に着用する衣服で、保温性を確保する役割があります。日常生活のもので表すと、肌着の上に着用するTシャツやセーターなどが近いでしょう。
秋の登山で着用するミドルレイヤーを選ぶ際は、着用シーンに応じたものを選ぶ必要があります。水に濡れる場合は速乾性の高いもの、行動中に着用する場合には通気性の高いもの、休憩中に着用する場合には保温性の高いものを選びましょう。
【手持ちの服で代用できるものの例】
ミドルレイヤーの種類のひとつであるフリースを代用したい場合、タウンユースのフリースでも可能です。しかし、登山ブランドのものよりも保温性が高いことが多く、汗をかきすぎないためにも休憩中のみの使用にとどめましょう
アウターレイヤー
アウターレイヤーとはレイヤリングの中で一番上に着用する衣服で、寒さから体を守る役割があります。日常生活のもので表すと、ジャケットが近いでしょう。
秋の登山で着用するアウターレイヤーを選ぶ際は、透湿防水性の高いものを選ぶことが必要となります。透湿防水性とは外部からの水の浸入を防ぎながら、汗や湿気を外気へ逃がす機能です。
【手持ちの服で代用できるものの例】
雨が降る日の場合、通常のレインウェアが登山用のレインウェアの代用に使用できます。防水性は高いものの、登山用のもののように透湿性は備わっていないため、汗で蒸れる点がデメリットです。
ボトムス
ボトムスとは伸縮性の高い素材を用いた衣服で、怪我や虫・紫外線から体を守る役割があります。日常生活のもので表すと、ジーンズなどのズボンが近いでしょう。
秋の登山で着用するボトムスを選ぶ際は、丈の長いものを選びましょう。朝晩は冷え込むため、ショートパンツの場合は寒さを感じてしまいます。ショートパンツを着用する場合には、タイツとの併用がおすすめです。
【手持ちの服で代用できるものの例】
速乾性やストレッチ性の高いものであれば、日常使いしているズボンでも代用できます。枝にひっかける可能性があるため、耐久性の高いものがおすすめです。
秋の登山におすすめのベースレイヤー
秋の登山におすすめのベースレイヤーをメンズ・レディース別に紹介します。
【メンズ】
ジオライン L.W. ラウンドネックシャツ Men's (mont-bell)
ジオライン L.W. ラウンドネックシャツは、速乾性の高いベースレイヤーです。ストレッチ性が高いうえに素材が薄いため、重ね着しやすくなっています。速乾性の高さから、登山だけではなく、ウォータースポーツやハイキングでも役立つ一着です。
男性向けの商品であるものの、サイズが合えば女性でも着用できます。
サイズ展開 | XS/S/M/L/XL |
素材 | ジオライン® |
重量 | 125g |
カラー | ブラック/ライトグレー/ネイビー |
【レディース】
ショートスリーブドライクルー(THE NORTH FACE)
ショートスリーブドライクルーは、肌面がポリプロピレン、表面がポリエステル素材となっているベースレイヤーです。汗をウェア表面に吸収して、水分は内部に戻さないことをコンセプトにしており、秋をかいてもさらっと着用できます。極薄でフィット感の高いデザインであり、重ね着しても違和感の少ない点が魅力です。
こちらの商品は女性向けであるものの、男性でもサイズが合えば着用できます。「ショートスリーブドライクルー(メンズ)」という商品が別で販売されており、男性着用を想定したシルエットやサイズ展開となっているため、男性の方は別商品の購入がおすすめです。
サイズ展開 | S/M/L |
素材 | Flyweight PP Doubleface Grid |
重量 | 50g |
カラー | ブラック |
秋の登山におすすめのミドルレイヤー
秋の登山におすすめのミドルレイヤーをメンズ・レディース別に紹介します。
【メンズ】
メンズ・R2テックフェイス・フーディ(Patagonia)
メンズ・R2テックフェイス・フーディは、耐摩耗性と防風性・通気性の高いミドルレイヤーです。ソフトなハイロフトのダブル織り素材を使用することで、熱をためることなく保温できます。また、表面に耐久撥水加工を施しており裏地は起毛でソフトな点も魅力です。
男性向けの商品であるものの、サイズが合えば女性でも着用可能です。別で女性向けに「ウィメンズ・R2テックフェイス・フーディ」という商品が販売されており、色展開やサイズが異なるため、興味がある方はぜひご確認ください。
サイズ展開 | XS/S/M/L/XL |
素材 | ポリエステル94%・ポリウレタン6% |
重量 | 485g |
カラー | グリーン/ブラック/ブルー |
【レディース】
ドラウトクロージャケット(finetrack)
ドラウトクロージャケットは、生地表面の強度と洗濯耐久性が高いミッドレイヤーです。保温性は低めになっており、秋の登山の行動中でも着用できます。着ぶくれしにくいデザインであったり、凹凸感のない縫い上がりになっていたりするなど細部にまでこだわっている点が魅力です。
サイズが合えば男性でも着用できますが、男性に向けて別の商品も販売されています。サイズ展開が異なるため、興味がある方はぜひ併せてご確認ください。
サイズ展開S/M/L | S/M/L |
素材 | ポリエステル |
重量 | 290g |
カラー | ブラック/ナイトブルー/スモーキーピンク |
秋の登山におすすめのアウターレイヤー
秋の登山におすすめのアウターレイヤーをメンズ・レディース別に紹介します。
【メンズ】
レインダンサー ジャケット Men's (mont-bell)
レインダンサージャケットは、世界最高レベルの防水透湿性素材であるゴアテックスファブリクス3レイヤーを用いたアウターレイヤーです。独自のカットパターンによってミシンの針穴を減らすことで、水の浸入を防ぎます。フードも三方向から調節できて、良好な視界を確保しながら、雨や雪を遮れる点も魅力です。
サイズ展開 | S/M/L/XL |
素材 | ゴアテックス ファブリクス3レイヤー |
重量 | 335g |
カラー | ブラック/イエロー/レッド/ブルー/グリーン |
【レディース】
レインダンサー ジャケット Women's (mont-bell)
レインダンサージャケットは、防水透湿性やストレッチ性をバランスよく備えたアウターレイヤーです。ゆとりのあるシルエットデザインとなっており、着心地よく重ね着できます。ピンクやグレー・ライトグリーなど色展開が幅広く、ファッション性も高い点が魅力です。
サイズ展開 | XS/S/M/L/XL |
素材 | ゴアテックス ファブリクス3レイヤー |
重量 | 300g |
カラー | レッド/グレー/アイボリー/ライトグリーン/ピンク/ブルーグリーン |
秋の登山におすすめのボトムス
秋の登山におすすめのボトムスをメンズ・レディース別に紹介します。
【メンズ】
アルパインライトパンツ(THE NORTH FACE)
アルパインライトパンツは、ナイロンとポリウレタンによって高いストレッチ性を実現したボトムスです。足先に向けて細くなっているテーパードシルエットでありながら、脚の動きを制限しない構造となっています。まるでニットのような伸縮性と着心地が魅力であり「洗練されたデザインかつ履き心地のよいボトムスが欲しい」という方におすすめです。
こちらの商品は男性用であるものの、サイズが合えば女性でも着用可能です。女性の着用を想定とした「アルパインライトパンツ(レディース)」が販売されているため、興味がある方はぜひ併せてご確認ください。
サイズ展開 | S/M/L/XL/2XL |
素材 | APEX Aerobic Light Recycled Nylon |
重量 | 390g |
カラー | ココアブラン/ファルコンブラン/ニュートープ/アーバンネイビー/ブラック/グレー/バルサムグリーン/バンフブルー |
【レディース】
バーブサーマルパンツ(THE NORTH FACE)
バーブサーマルパンツは、高い伸縮性と防風性が魅力のボトムスです。裏起毛になっており、気温の下がった時間帯でも暖かい状態を維持できます。太もも部分にはベンチレーションが備え付けてあるため、熱がこもった際に簡単に排出できる点も魅力です。
サイズ展開 | S/M/L/XL |
素材 | Apex Aerobic Thermal |
重量 | 380g |
カラー | ブラック/ネイビー/ティンパータン |
まとめ
秋は気温が穏やかであり、初心者でも登山に挑戦しやすい季節といえます。しかし、朝晩は冷え込むため、防寒対策はしっかりおこなっておきましょう。また、汗冷えによる低体症を防止するためにも、汗を吸収・拡散できる衣服を選ぶことも重要です。
秋の登山の服装を選ぶ際は、レイヤーごとの役割をしたうえで、それぞれに適した衣服を選ぶ必要があります。本記事で紹介したおすすめの商品を参考にして、秋の登山で着用する服装を選んでください。