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冬登山の服装の選び方|冬山の知識やおすすめの服装を紹介

公開日 1ヶ月前
冬登山の服装の選び方|冬山の知識やおすすめの服装を紹介

冬の登山は気温が低いことから、他の季節よりも登山者数は少なくなっています。しかし、服装に注意して対策を講じることで初心者でも挑戦可能です。本記事では冬の登山の特徴や服の選び方やレイヤー別におすすめの商品をご紹介しします。

 

 

 

   冬の登山で知っておきたいこと

Photo by やまDX

冬(12~2月)の山は他の季節に比べると登山者が少なくなっており「初心者だから諦めるべき?」と気になっている方がいるでしょう。冬の山といっても必ずしも雪が降っているわけではなく、雪が降っていない山は初心者でも挑戦しやすくなっています。知識不足は最悪の場合命に関わるトラブルにつながる場合もあるため、登山前に知識をつけておきましょう。

身に付けておくべき知識のひとつは、月別の山の特徴です。冬の中でも月によって山の特徴は異なります。登山時の注意点も異なるため、本章で月ごとの特徴を理解しておきましょう。

 

 12月の登山の特徴

12月は雪が降り始める季節ですが、地域によってはまだ紅葉を楽しめる場合があります。冬特有の季節風によって日本海側に位置する山に雪が降り始める点も特徴です。

一年で最も昼間の長さが短くなる冬至(12月21日)を含む月であり、日帰りで登山をおこなう場合には余裕を持ってスケジュールを立てておきましょう。

 

 1月の登山の特徴

1月は少寒(1月5日または6日)と大寒(1月20日または21日)を含む月です。少寒とは一年のうち最も寒くなる時期の始まり、大寒は一年のうち最も寒い日を表す言葉であり、本格的な寒さの月であることがわかるでしょう。

冬型の気圧配置によって、太平洋側は晴れて、日本海側は雨や雪が降る点が特徴です。初心者の場合は太平洋側の山を選ぶとよいでしょう。

 

 2月の登山の特徴

2月は宮城県と山形県に連なる蔵王で樹氷が見られます。樹氷とは、水の粒が樹木にぶつかった際に瞬時に凍りつくことで薄い氷の層ができる現象です。世界的にみても珍しい現象であり、国内だけではなく、海外からの登山者も多くなります。

日本海側ではまだまだ雪が降っているものの、太平洋側では菜の花や水仙・椿などさまざまな植物の花が咲き始めます。

 

 

 冬の登山の一般的な服装例

出典:photoAC

同じ時期の登山だったとしても、山の標高によって気温は異なり、それに伴って適した服装も異なります。ここで標高別に適した服装例を確認しておきましょう。

 

標高1,000m未満(低山)の場合

100m標高が上がるごとに気温は0.6度下がるため、標高が1,000mの場所では平地より6度ほど低くなっています。基本的に通気性と保温性の高い衣服を着用する必要があるものの、薄手のロングパンツや軽量性に優れたダウンでも問題ありません。

以下で標高1,000未満の山に登る場合の服装例を紹介します。

行動中

【ベースレイヤー】メリノウール

【ミドルレイヤー】フリース

【アウターレイヤー】軽量なウィンドブレーカー

【ボトムス】薄手のロングパンツ

じっとしているとき

【ベースレイヤー】メリノウール

【ミドルレイヤー】ダウン

【アウターレイヤー】軽量なレインウェア

【ボトムス】ロングパンツ

 

標高2,000〜3,000m(高山)の場合

100m標高が上がるごとに気温は0.6度下がるため、標高が3,000mの場所では平地より18度ほど低くなっています。凍傷になるリスクも高く、十分に注意が必要であるため、初心者の登山にはおすすめしません。

以下で標高2,000~3,000m未満の山に登る場合の服装例を紹介します。

行動中

【ベースレイヤー】メリノウール

【ミドルレイヤー】保温性の高いフリース

【アウターレイヤー】ハードシェル

【ボトムス】ロングパンツ

じっとしているとき

【ベースレイヤー】メリノウール

【ベースレイヤー】メリノウール

【アウターレイヤー】ハードシェル

【ボトムス】厚手のロングパンツ

 

冬の登山でNGな服装

冬の登山の服装を選ぶ際は、綿100%素材のものは避けましょう。綿は吸水性が高いうえに乾きにくいため、汗や雨・雪などで濡れた状態が長時間続きます。水分が肌に触れ続けることで体温は下がり、水分が乾く際にさらに体温を奪うことで低体温症になる可能性があります。また、水分を吸収することで生地が固くなり、動きにくくなるという問題も。

服装を選ぶ際は、洗濯表示タグを参考に綿100%素材でないか確認しましょう。

【冬の登山でNGな服】

 綿のTシャツ

 綿のニットパンツ

 綿の肌着

 

 

 冬の登山の服装は「レイヤリング」で選ぶ

Photo by やまDX

冬の登山の服装を決める際は、レイヤリングを意識しましょう。レイヤリングとは重ね着のことであり、レイヤーごとに着用目的は異なります。

適切に衣服を選ぶことで保温性を確保できたり、汗冷えを防止できたりと安全に登山を楽しめるため、レイヤーごとの特徴を理解しておきましょう。

 

 ベースレイヤー

ベースレイヤーとは、レイヤリングの中で最も下に着用する衣服で、肌に直接触れるレイヤーです。体の表面から汗を吸収することで、汗冷えによる体温低下を防止する役割があります。

冬は気温が低いため、あまり汗をかかないと思っている方がいるでしょう。しかし、冬でも行動中は汗をかくため、保温性に加えて吸汗発散性の高いものを選ぶ必要があります。具体的には、水分によって発熱するメリノウールを用いたものがおすすめです。

 

 ミドルレイヤー

ミドルレイヤーとは、ベースレイヤーとアウターレイヤーの間に着用する衣服です。ベースレイヤーで吸収した汗を拡散させることで保温性を確保する役割があります。

ミドルレイヤーには、シャツやフリース・化繊インサレーションなどさまざまな種類がありますが、その中でもダウンとフリースがおすすめです。ダウンは保温性が高い反面、水に弱い特徴があります。一方、フリースはダウンより保温性は劣るものの、保温性や速乾性・通気性がバランスよく高い点が魅力です。そのため、行動時はフリースを、休憩時はダウンの着用をおすすめします。

 

 アウターレイヤー

アウターレイヤーとは、レイヤリングの中で最も上に着用する衣服です。保温性を確保しながら、汗を外気へ逃がす役割があります。

アウターレイヤーにはレインウェアとシェルジャケット・ウィンドブレーカーの3つの種類がありますが、その中でも特にシェルジャケットの着用がおすすめです。ハードシェルジャケットは防水性・防風性・防寒性が高く、冬の雪山でも体温を維持しやすくなっています。防水性に関してはレインウェアの方が高いため、登山日の天気が雨の場合はレインウェアの着用をおすすめします。

 

 ボトムス

ボトムスとは下半身に着用する衣服であり、伸縮性の高い素材を用いている点が特徴です。怪我や虫・紫外線から体を守るだけではなく、汗の吸収や拡散といった役割も担っています。

冬の登山のボトムスを選ぶ際は、防風性や保温性・ストレッチ性の高いものを選びましょう。ストレッチ性の低いものを選んだ場合には十分に脚を動かせず、必要以上に体力を消耗して疲れてしまうからです。機能性に加えて履き心地を確認するためにも、購入前に試着をおすすめします。

 

 

 

冬の登山におすすめのベースレイヤー

冬の登山におすすめのベースレイヤーをメンズ・レディース別に紹介します。

 

【メンズ】

ジオライン L.W. ラウンドネックシャツ Men's (mont-bell)

 

 

ジオライン L.W. ラウンドネックシャツ Men'sは、速乾性の高さが魅力のベースレイヤーです。素材にジオラインを採用することで行動中の汗をすばやく乾かし、休憩中の汗冷えを起こさせません。また、繊維に練りこまれているセラミックが遠赤外線を放出することで、高い保温効果を実現している点も魅力です。

こちらの商品は男性向けのものであるものの、サイズが合えば女性でも着用できます。しかし別で「ジオライン L.W. ラウンドネックシャツ Women's」という商品が販売されており、カラー展開が異なるため、興味がある方はそちらも併せてご覧ください。

サイズ展開 XS/S/M/L/XL
素材 ジオライン®
重量 125g
カラー ブラック/ライトグレー/ネイビー

 

【レディース】

ロングスリーブウォームクルー(THE NORTH FACE)

 

 

ロングスリーブウォームクルーは、保温性とストレッチ性の高いベースレイヤーです。年中通して着用できるものの、特に冬の着用で大きな効果を発揮します。まるでコットンのような肌ざわりが魅力であり、毎日着たくなるような心地よさを感じられるでしょう。アンダーウェアという印象を与えにくいデザインとなっており、カットソーとしても着用できます。

こちらは女性向けの商品であるものの、サイズが合えば男性でも着用可能です。しかし別で「ロングスリーブウォームクルー(メンズ)」が販売されており、色展開やサイズが異なるため、興味がある方はぜひご確認ください。

サイズ展開 S/M/L
素材 Thermolite光電子MAXIFRESHベアー天竺
重量 180g
カラー ブラック

 

 

 

冬の登山におすすめのミドルレイヤー

冬の登山におすすめのミドルレイヤーをメンズ・レディース別に紹介します。

 

【メンズ】

サンダーラウンドネックジャケット(メンズ)(THE NORTH FACE)

 

 

サンダーラウンドネックジャケットは、ダウンと化繊わたによる軽量のミドルレイヤーです。首回りが丸く開いており、重ね着してもごわつきにくくなっています。光電子と撥水ポリエステルファイバーをブレンドすることで、身体からの遠赤外線の再利用による保温効果を期待できる点も魅力です。

こちらの商品は男性の着用を想定したものであるものの、女性でも着用できます。サイズやカラーの異なる女性向けの商品も別で販売されているため、興味がある方はぜひご確認ください。

サイズ展開 S/M/L/XL
素材 ナイロン
重量 270g
カラー ブラック/ネイビー

 

【レディース】

ウィメンズ・ダウン・セーター・フーディ(patagonia)

 

 

ウィメンズ・ダウン・セーター・フーディとは、身体のラインにフィットするデザインによって高い保温性を確保しているミドルレイヤーです。袖口は伸縮性の高いナイロンで縁取られており、隙間から暖かい空気を逃がしません。使用されている羽毛は生きたまま採取されたものでないことが保証されており、環境に配慮して作られていることがわかります。

こちらは女性向けの商品であるものの、サイズ次第では男性でも着用可能です。別で「メンズ・ダウン・セーター・フーディ」が販売されており、色展開やサイズが異なるため、興味がある方はぜひご確認ください。

サイズ展開 XXS/XS/S/M/L/XL
素材 リップストップ・リサイクル・ポリエステル
重量 371g
カラー ブラック/ネイビー/ローズヒップ

 

 

 

冬の登山におすすめのアウターレイヤー

冬の登山におすすめのアウターレイヤーをメンズ・レディース別に紹介します。

 

【メンズ】

エバーブレスアクロジャケット(finetrack)

 

 

エバーブレスアクロジャケットは、ストレッチ性の高い素材を採用することで脅威の動きやすさを実現したアウターレイヤーです。タテヨコに伸びる防水透湿素材エバーブレスをメインに採用することで、脚をスムーズに動かせます。呼気による結露を防止するブレスベンチレーターによって、吹雪や冷気から顔を守りながら楽に呼吸をおこなえる点も魅力です。

こちらの商品はサイズが合えば、女性の利用もおすすめです。

サイズ展開 S/M/L/XL
素材 50デニール4WAYストレッチナイロンタフタ
重量 540g
カラー イエロー/ネイビー/レッド/ブルー

 

【レディース】

ベータ AR ジャケット ウィメンズ(ARC`TERYX)

 

 

ベータ AR ジャケット ウィメンズは、透湿性と防水性を兼ね備えたアウターレイヤーです。ウエスト部分を絞らないレギュラーフィットのデザインによって、重ね着をしても苦しくなりません。RECCOのリフレクターがウェアに埋め込まれており、遭難時の捜索性が向上するため、雪山の登山時でも安心です。

サイズ展開 XS/S/M/L/XL
素材 ゴアテックス
重量 410g
カラー ブラック

 

 

 

冬の登山におすすめのボトムス

冬の登山におすすめのボトムスをメンズ・レディース別に紹介します。

 

【メンズ】

モンテローザパンツ(MILLET)

 

 

モンテローザパンツは、ストレッチ性と保温性にこだわって作られたロングパンツです。運動性を重視した立体裁断や内股下のワンパネル構造によって、脚の動きが制限されず、疲れにくくなっています。ハンドポケットやサイドジップポケットなど複数のポケットが備えつけられており、小物を収納しやすい点も魅力です。

サイズ展開 XS/S/M/L/XL
素材 DOUBLE WEAVE STRETCH
重量 公式サイトに記載なし
カラー ブラック/フィールド/グローブ/キャスターロック

 

【レディース】

W ユニオンポイントパンツ(MOUNTAIN HARD WEAR)

 

 

Wユニオンポイントパンツは、防風性・保温性の高いロングパンツです。膝の部分は立体裁断となっており、登山時の脚の動きは妨げない形になっています。幅にゆとりのあるシルエットになっており、裾のドローコードによってシューズに適した丈に調整可能です。

こちらの商品はサイズが合えば男性でも着用できます。

サイズ展開 S-R/M-R/L-R/XL-R
素材 公式サイトに記載なし
重量 公式サイトに記載なし
カラー ブラック/グラファイト/メジャー

 

 

まとめ

冬は気温が低く、他の季節よりも登山者が少なくなっています。春や秋の方が初心者にとって挑戦しやすい季節ではあるものの、きちんと準備することで初心者でも冬の登山に挑戦可能です。

冬の登山でも行動中に汗をかくため、保温性加えて透湿性の高い服装を選ぶ必要があります。本記事で紹介したおすすめの商品を参考にして、冬の登山にどの衣服を着用していくのか検討しましょう。

 

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