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登山ラジオは必要?災害時に最適!おすすめのモデルをご紹介

登山にラジオを持っていくと、登山中に天気などの情報を簡単にチェックできるほか、熊避けや日常の防災にも役立ちます。登山に適したポケットラジオは複数ありますが、携帯性に優れた小型&軽量なもので、受信環境が改善されたワイドFM対応のものを選ぶのがおすすめです。
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一人一台スマホを所有している今、わざわざ登山にラジオを持っていく必要はないのでは?と思われる方も多いでしょう。
しかし、スマホが広く普及している現代でも、登山用ラジオは根強い人気を誇っています。
この記事では、登山ラジオの必要性や、おすすめの登山用ポケットラジオの特徴、登山ラジオの選び方について解説します。
登山にラジオは必要?持っておくべき理由
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スマホを所有している人でも、登山では別途登山用のラジオを持っておくと便利です。
登山ラジオがなぜ必要なのか、持っておくべき理由は大きく分けて3つあります。
変わりやすい山の天気をチェックできる
山の天気は麓に比べると変わりやすく、登頂をスタートした時点では雲一つない晴天だったのに、登っている途中で急に雨が降り出したというケースも少なくありません。
登山ラジオを携帯していれば、変わりやすい山の天気をリアルタイムでチェックできるので、雨が降りそうになったらあらかじめレインウェアを着用するといった対策を行うことができます。
スマホでも天気はチェックできますが、ラジオに比べるとバッテリーの消耗が激しい傾向にあります。
頻繁にチェックしているとバッテリー切れになってしまうおそれがあります。
熊鈴として活用できる
山には野生の熊が生息している場合も多いため、登山する際は熊避けの鈴(熊鈴)の携帯が推奨されています。
登山ラジオは熊鈴の代わりに活用することが可能で、スイッチを入れてラジオの音を流していると、熊が近寄りにくくなるといわれています。
熊鈴には熊避けの効果しかありませんが、ラジオなら前述する情報収集にも使えるので、汎用性の高いアイテムとして重宝します。
防災用品として活用できる
ライフラインが遮断されるような大規模災害が発生すると、テレビが利用不可になり、被害の状況や避難情報といった重要な情報を入手しにくくなります。
前述の通り、スマホはバッテリーの消費量が多いので、停電で充電できない状況を考えると、なるべく利用は避けたいところです。
登山用ラジオなら、電池だけで長時間情報を聞き続けることができるので、いざというときの防災用品としても活用できます。
おすすめの登山用ポケットラジオ4選!特徴を徹底解説
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登山用ラジオは複数のメーカーから数多く販売されており、それぞれ機能や特徴が異なります。
ここでは登山用ポケットラジオの中から、とくにおすすめの製品とその特徴を紹介します。
SONY PLLシンセサイザーラジFM/AMワイドFM対応「SRF-R356」
SONY「SRF-R356」は、伸縮するイヤホンが使いやすくコンパクトに収納できるラジオです。
胸ポケットにすっきり収まる名刺サイズで薄さ13.7mm(最大突起部含まず) 質量約80g(付属の単4形乾電池使用時)の小型・軽量です。
また、最長100時間の使用が可能で本体横に指一本でかんたんに操作できるジョグレバーを採用しています。
商品名 | サイズ | 重量 |
SRF-R356 | 5.76×9.45×1.89cm(最大突起部含む) | 約80g |
東芝 LEDライト搭載 ワイドFM/AMラジオ「TY-SCR5」
東芝「TY-SCR5」は、乾電池でもUSB充電でも、どちらでも使える2WAY電源で非常に便利なラジオです。時刻表示や受信周波数の文字が大きく見やすい液晶表示パネルです。
また、登山中のトラブルや大規模災害などの「もしも」があった際、手元や足元を明るく照らすことができます。
商品名 | サイズ | 重量 |
TY-SCR5 | 5.8×9.1×1.4cm | 約51g |
パナソニック FM/AM 2バンドレシーバー「RF-P55-S」
パナソニック「RF-P55」は、簡単に選局できるデジタルチューナーを搭載した携帯ラジオです。
受信幅が広く、従来のラジオに比べて選局性が改善されているため、ラジオに不慣れな方でも目的の局にすぐ合わせられます。
蛍光色のポインターと光るダイヤルパネルを採用しており、薄暗い山の中でも使いやすいところが特徴です。
ハンドストラップが付いているので、ザックや腰にぶら下げるなど、携帯性にも優れています。
商品名 | サイズ | 重量 |
RF-P55-S | 6.95×12×2.97cm | 159g |
オーム電気AudioComm FMステレオ/AMポケットラジオ「RAD-P350N」
オーム電気「RAD-P350N」は、ポケットにすっぽり入る小型・薄型の携帯ラジオです。
AM/FM各20局を自動でメモリーできる自動選局&保存機能に対応しており、登山中に複数の局をはしごしたいという方におすすめです。
ディスプレイは照明付きで、かつ音量もデジタル表示されるので、暗い場所でも操作に手間取る心配がありません。
ラジオのほかに、時計やアラーム、スリープ機能なども搭載されているので、日常使いとしても重宝します。
商品名 | サイズ | 重量 |
RAD-P350N | 6.0×10.3×1.5cm | 65g |
登山ラジオの選ぶ3つのポイント
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登山ラジオを選ぶ際に押さえておきたいポイントを3つご紹介します。
ワイドFM対応のラジオがおすすめ
山は麓に比べると電波が届きにくいため、通常のAM放送だと受信状況が悪化する可能性があります。
ワイドFM対応のラジオなら、放送局が遠い山間部の受信環境が改善されているため、登山中でもクリアな音声を聴くことができます。
サイズや重さをチェックする
ラジオのサイズや重さは多種多様で、置き型に特化したものもあれば、携帯性に優れているものもあります。
登山ラジオは山登り中に使用するものなので、携帯性を重視し、なるべくコンパクトで軽量な製品を選ぶのがおすすめです。
価格帯をチェックする
一言にラジオといっても、機能や性能は多岐にわたるため、価格帯の幅も広めです。
1,000円台で購入できるリーズナブルなものもあれば、数万円する高価格帯のラジオもありますので、あらかじめ予算を決めて絞り込むと製品を選びやすくなります。
登山初心者なら手が届きやすいリーズナブルな価格帯のものでも十分ですが、標高の高い本格的な登山に挑む方や、ラジオの音質、使いやすさなどにこだわる方は高価格帯のラジオを検討しても良いでしょう。
まとめ
登山ラジオは、登山中に天気などの情報をリアルタイムにチェックできるうえ、熊避けとして使える、日常の防災用品としても活用できるなど、多くのメリットがあります。
とくに近年のポケットラジオは機能性・性能ともに進化しており、周辺の山に合わせて自動チューニングしてくれたり、ワイドFM対応でクリアな音声を聞き取れたりと、使い勝手の良い製品が数多く販売されています。
登山ラジオに求める機能は人によって異なりますが、荷物にならない軽量&コンパクトなものや、ワイドFM対応のものなどを選ぶと、登山中でもストレスなくラジオを楽しめるでしょう。なお、ラジオの価格帯は幅広いので、ご自身の求める機能やニーズに合わせて選ぶことをおすすめします。