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登山用のヘッドライトの選び方|必要性やおすすめを解説
これから登山を始める人のなかには、「登山用ヘッドライトはあったほうが良いの?懐中電灯ではだめ?」と悩んでいる方もいるでしょう。そこで、本記事では登山用ヘッドライトの必要性や選び方,おすすめの登山用ヘッドライトを3つご紹介します。
目次
登山用ヘッドライトは、登山をする際の必須アイテムです。さまざまなメーカーから提供されており、どの登山用ヘッドアイテムを選べばよいのかわからないと悩んでいる方もいるでしょう。
そこで、本記事では登山用ヘッドライトの選び方についてわかりやすく解説します。後半ではおすすめの登山用ヘッドライトを3つ紹介しているため、登山用ヘッドライトの購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
登山用ヘッドライトとは
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登山用ヘッドライトとは、登山の際に頭に着用するヘッドライトです。暗い場所でも足元を照らせば、転倒リスクを軽減できて、安全に登山をおこなえます。手元を照らせば、夜間でも作業をおこなうことが可能です。
これから登山を始める人のなかには、「懐中電灯ではだめ?」と気になっている方もいるでしょう。懐中電灯は片手が塞がってしまうため、転倒時に怪我をしてしまったり、作業がしにくかったりする点がデメリットです。便利なツールであるものの、登山用ヘッドライトに比べると、使いやすさは劣ってしまいます。
一方、登山用ヘッドライトを行動中に着用すると、両手が空いた状態で足元を照らすことが可能です。夜間のトイレでは用を足しやすくなります。テント内に吊り下げるとランタン代わりにもなるため、登山用ヘッドライトは、登山を始める際に用意しておくべきアイテムのひとつです。
登山用ヘッドライトは日帰り登山でも必要!
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登山用ヘッドライトは、暗い場所で使用するものであるため、「日帰り登山なら登山用ヘッドライトは不要?」と考える方もいるでしょう。結論から言うと、日帰り登山でも登山用ヘッドライトは必要です。
日帰り登山で日が昇っているうちの下山を計画していても、予期せぬトラブルによって下山のタイミングが遅くなる場合があります。夜道を歩かなければならない可能性があり、登山用ヘッドライトは日帰り登山でも必須です。登山用ヘッドライトはコンパクトで持ち運びやすいため、ザックにひとつ必ず入れておきましょう。
登山用ヘッドライトの選び方
出典:Adobe Stock
登山用ヘッドライトの選び方には、以下のようなものがあります。
- 明るさで選ぶ
- 給電方法で選ぶ
- 防水性で選ぶ
- 連続点灯可能時間で選ぶ
- 照射モードで選ぶ
- 装着感や操作性で選ぶ
明るさで選ぶ
一口に登山用ヘッドライトといっても、明るさはさまざまです。安全に登山をおこなうためには、最低100ルーメン以上の明るさのものを選びましょう。100ルーメンの明るさであれば、数メートルから数十メートル先まで照らすことが可能です。
以下の表で、明るさごとに適したシチュエーションをまとめました。
明るさ | 適したシチュエーション・用途 |
30〜70ルーメン | テント内を照らしたいとき |
100ルーメン以下 | 手元を照らしたいとき |
100〜300ルーメン | 早朝や夜間に活動するとき |
300ルーメン以上 | ルートを判断するために遠くまで見渡したいとき |
行動中は100ルーメン以上の明るさが必要であるものの、手元を照らすには明るすぎて見えにくくなってしまいます。シーンに応じて明るさを切り替えられる登山用ヘッドライトを選ぶと、いつでも快適に使用可能です。
給電方法で選ぶ
登山用ヘッドライトの給電方法には、充電式と電池式があります。それぞれメリット・デメリットは異なるため、特徴を理解したうえで、どちらを選ぶか検討してください。
メリット | デメリット | |
充電式
|
・電池を入れ替える手間がかからない
・フルまで充電できる
|
・充電先の確保が難しい場合がある |
電池式
|
・電池があればどこでも充電できる
・充電式より価格が低い
|
・登山時に予備の電池を持っていく必要がある |
充電式は登山の前に充電しておくことで、毎回フル充電の状態で登山に挑めます。連泊などで長時間使用しない限りは予備を用意する必要はありません。しかし、基本的には電気が通っている場所で充電するため、場所によっては充電ができない点がデメリットです。
一方、電池式は電池があれば登山中でも充電できます。電池の購入費用はかかってしまうものの、充電式よりも価格が安い点がメリットです。登山に使用した電池を持っていくと、途中で電池が切れる可能性があるため、予備を用意しておくようにしましょう。
防水性で選ぶ
登山中の雨で登山用ヘッドライトが濡れる可能性があるため、防水性が備わっているものを選ぶことが重要です。防水性が備わっていない場合、雨の中での使用で壊れる可能性があります。突然雨が降ってきても安全に登山をおこなえるように、雨で壊れない登山用ヘッドライトを選びましょう。
IPコードを確認することで、防水性の高さを確認できます。IPコードとは水の侵入に対する保護性能を表した規格であり、最低でもIP4以上は必要です。
連続点灯可能時間で選ぶ
登山用ヘッドライトの連続点灯可能時間が短い場合、使用中に電池が切れてしまう可能性があります。使用中の電池切れを防ぐために、最低でも4時間以上は連続で点灯できるものを選びましょう。標高の高い山に登るなどで夜間の登山を予定している場合は、登山用ヘッドライトの使用時間が長くなることから、連続点灯可能時間が8時間を超えているものがおすすめです。
照射モードで選ぶ
登山用ヘッドライトの明るさが変えられない場合、足元や手元を一定の明るさで照らすこととなります。足元を照らすには明るさが足りなかったり、手元を照らすには明るすぎたりしてしまうため、手動で明るさを調整できるものを選ぶことがおすすめです。明るさを調整できるものであれば必要な電力のみを消費するため、快適に登山をおこなえるだけではなく、電池の消耗を抑えられます。
装着感や操作性で選ぶ
登山中は頻繁に頭を動かすため、登山用ヘッドライトの装着感が悪い場合は、登山中にズレ落ちてしまう可能性があります。ズレ落ちなくても、ズレる不快感によって登山に集中できなくなることから、装着感の高いものを選ぶ必要があります。
また、操作性の高さも登山用ヘッドライト選びのポイントです。便利な機能が多く搭載されているものを選んでも、使いこなせなければ意味がありません。操作方法やボタンの大きさなど自分にとって使いやすいものを選びましょう。
登山用ヘッドライトのおすすめ3選!
数ある登山用ヘッドライトの中からおすすめの商品を3つ紹介します。
【SP-62R (N-FORCE)】
「SP-62R」は、充電可能な回数が500回の登山用ヘッドライトです。リチウムポリマー蓄電池が内蔵されており、長寿命で経済的となっています。最大明るさは1,000ルーメンで、最大照射距離は140メートルです。
ライトに手をかざすだけで簡単に明かりをつけられるため、使いたいタイミングですぐに使用を開始できます。また、明るさやライトの色を切り替えられる点も特徴です。赤く点灯させることで居場所確認にも使用できます。
サイズ | 71mm×45mm×38.5mm |
重量 | 163g |
明るさ | 最大1,000ルーメン |
給電方法 | 充電式 |
連続点灯時間 | 8時間 |
【LR-H333D (GENROS)】
「LR-H333D」は、300ルーメンの明るさで12時間も点灯できる登山用ヘッドライトです。150ルーメンと30ルーメンに切り替えが可能であり、150ルーメンであれば23時間、30ルーメンであれば60時間も連続で使用できます。
照射範囲を無段階で調整できる点も特徴です。使用シーンに応じて、まんべんなく周辺を照らしたり、狭い範囲を強い光で照らしたりできます。また、インスタントオフスイッチを採用しており、点灯後はスイッチを押すとどのモードでも1回の操作で消灯することが可能です。
サイズ | 69.4mm×45.5mm×40.5mm |
重量 | 207g |
明るさ | 最大300ルーメン |
給電方法 | 電池式 |
連続点灯時間 | 12時間(300ルーメンの場合) |
【GH-101RG (GENTOS)】
「GH-101RG」は、給電方法が充電式と電池式のどちらにも対応している登山用ヘッドライトです。明るさは最大450ルーメンで6時間連続して点灯できます。240ルーメンと50ルーメンに切り替えが可能であり、240ルーメンであれば13時間、50ルーメンであれば52時間連続で照射可能です。
75,000回以上の折り曲げテストをクリアしており、耐久性が高い点も魅力です。断線しにくいコードの採用によって、長期的に使用できます。
サイズ | 59.3mm×43.2mm×37.2mm |
重量 | 176g |
明るさ | 最大450ルーメン |
給電方法 | 充電式・電池式兼用 |
連続点灯時間 | 6時間(450ルーメンの場合) |
まとめ
登山用ヘッドライトは、両手があいた状態で手元や足元を照らせるアイテムです。予期せぬトラブルによって下山が遅くなった場合にも活躍するため、夜間登山だけではなく、日帰り登山でも必須といえます。
どれも同じようなものだといい加減に選んでしまうと、購入後に後悔する可能性があります。登山用ヘッドライトを選ぶ際は、明るさや給電方法・防水性・連続点灯可能時間などを確認しましょう。ぜひ本記事で紹介したおすすめの商品を参考にして、自分に合った登山用ヘッドライトを見つけてください。