#登山ファッション #登山 #ハイキング #トレッキング #おすすめ #登山服 #ウェア #山ガール
山ガールファッションのおすすめコーデを紹介!季節ごとの服装のポイントも解説

近年、おしゃれな服装で登山を楽しむ山ガールが増えてきています。そこで、本記事では山ガールファッションとはどのようなものか解説します。山ガールファッションのアイテムを購入できる場所、ファッションのポイント、季節別のファッションコーデを紹介します。
目次
出典:Adobe Stock
さまざまなメディアで山ガールという名称が浸透しており、一度は聞いたことがある方も多いでしょう。しかし、「山ガールのファッションってどういったもの?」とファッションについてはあまり知らない方も多いのではないでしょうか。
本記事では山ガールファッションとはどのようなものか解説します。山ガールファッションのアイテムを購入できる場所やファッションのポイント、季節別の山ガールファッションコーデも紹介しているため、これから登山を始めたい方や山ガールファッションに興味がある方はぜひ参考にしてください。
山ガールファッションとは
出典:Adobe Stock
そもそも山ガールとは、おしゃれな服装で登山を楽しむ女性のことであり、そのような女性のファッションを山ガールファッションと呼びます。機能性を重視しながらも、ファッションにおしゃれなアイテムを取り入れている点が特徴です。
登山は自然と触れ合えたり、達成感を味わえたりすることから、今では女性からも人気の高いアクティビティとなっています。アウトドア専門店の中には山ガールコーナーを設けているところもあり、登山の女性人気の高さがうかがえます。
山ガールファッションの基本は「レイヤリング」
山ガールファッションの基本はレイヤリングです。レイヤリングとは重ね着を意味する言葉であり、登山においてはベースレイヤーとミドルレイヤー、アウターレイヤーの3層を重ねて着用します。
山の標高が高くなるほど気温は低くなり、出発時には暖かいと感じていても、登山中に寒さを感じる場合があります。また、長時間動き続けることによって体が熱くなったように感じる場合があり、1回の登山の中でも体のコンディションは変動するのです。もし登山ウェアを重ね着せずに1枚しか着用していない場合、衣服で体温調節できません。しかし、レイヤリングを意識したファッションであれば着脱によって簡単に体温調節をできるため、常に最適な体温を維持できます。
山ガールファッションでNGな服装例
標高や運動量、気候によってコンディションは異なるため、薄着で登山に挑むことは避けましょう。また、登山には虫や怪我、紫外線といったリスクがあり、露出している部分が多いと、虫に刺されやすくなったり、転倒時に怪我をしやすくなったりします。安全に登山を楽しむためにも、ミニスカートの単体着用など露出の多い格好は避けましょう。
ミニスカートや短パンを着用する際にタイツも併せて着用することで、おしゃれを楽しみながら登山のリスクを下げられます。さまざまなメーカーから柄タイツやカラータイツが販売されており、華やかなタイツを取り入れることで印象を大幅に変えることが可能です。寒さ対策や日焼け対策にも効果があるため、ぜひタイツの着用も検討してください。
山ガールファッションはまず何を揃えればいい?
山ガールファッションはベースレイヤーとミドルレイヤー、アウターレイヤー、ボトムス、靴などさまざまなアイテムで構成されています。その中でも、まず揃えるべきアイテムはレインウェアとザック、登山靴の3つです。これらは三種の神器と呼ばれるほど登山において重要な役割を担っており、最初に揃えるべきアイテムといえます。
山ガールファッションに挑戦する場合、最初からすべてのアイテムを購入する必要はありません。最初からすべてのアイテムを購入して揃える場合、高額なお金がかかってしまいます。登山アイテムの中には普段着で代用できるものもあるため、普段着を活用しながら少しずつアイテムを揃えていくことがおすすめです。
特徴 | 普段着で代用できるアイテム | |
ベースレイヤー | 肌表面から汗を素早く吸収するためにレイヤリング最も内側に着用します。 | ナイロンやポリエステルなど吸水性の高い素材の衣服 |
ミドルレイヤー | ベースレイヤーで吸収した汗を外気へ拡散させるために、レイヤリングの中に着用します。 | タウンユースのフリースなど保温性の高い衣服 |
アウターレイヤー | 雨や雪、風から身体を保護するためにレイヤリングの最も外側に着用する。 | レインコートなど防水性、防風性が高いもの |
ボトムス | 虫や怪我、紫外線といったリスクから脚を保護するために着用する。 | 耐久性と伸縮性の高い普段着のボトムス |
山ガールファッションはどこで買う?
出典:Adobe Stock
山ガールファッションは、登山用品やアウトドア用品、スポーツ用品の専門店で購入できます。実際に試着できるため、自分の身体にフィットするか、似合っているかを確認できる点が魅力です。しかし、店頭に置いている衣服からしか選べないというデメリットもあります。
「自宅から登山用品などを扱う店が遠い」「短時間で多くの商品を確認したい」という場合には、店頭よりもECサイトでの購入がおすすめです。試着はできないものの、店頭で選ぶ場合よりも効率的に気にいるアイテムを探せます。ECサイトでは割引がなされているものが多く販売されており、お得に購入できる点もメリットです。
春の山ガールファッションのポイント
出典:Adobe Stock
春(3〜5月)は、暑すぎず、寒すぎずといった過ごしやすい気温であることから、初心者の登山におすすめの季節です。3月はまだ気温が低いため、防寒対策をしっかりおこなう必要があります。4月に入ると気温が高くなってくるものの、朝晩は冷え込む場合があるため、肌寒さを感じたらジャケットを羽織るなどして防寒対策をおこないましょう。
【ウェアの組み合わせ例】
【ベースレイヤー】シルク 【ミドルレイヤー】シャツ 【アウターレイヤー】シェルジャケット 【ボトムス】スカート |
春の登山におすすめの山ガールファッションコーデ
春におすすめの山ガールファッションコーデを紹介します。
【クライムライトジャケット(THE NORTH FACE)】(アウター)
THE NORTH FACEの「クライライトジャケット」は、高い透湿性と軽さの両立を実現した登山ウェアです。表地の素材はリサイクルナイロンで、裏地の素材はマイクログリッドバッカーとなっています。ザックを背負ってヒップハーネスを装着しても裾が上がりにくいように、丈の長さが設計されています。
【グラナイト ソフトシェル フーデッド ジャケット アジアンフィット(MAMMUT)】(アウター)
MAMMUTの「グラナイト ソフトシェル フーデッド ジャケット アジアンフィット」はステッチが目立たない洗練されたデザインが魅力の登山ウェアです。細身のシルエットの左袖にロゴマークをワンポイントであしらったシンプルなデザインであり、着る人を選びません。
【3WAYラップスカート ショートパンツ付(VAXPOT)】(ボトムス)
VAXPOTの「3WAY ラップスカート ショートパンツ付」は、ピンクとブルーの組み合わせが目を引くスカートです。インナーパンツが付属しており、梯子や階段、岩場でも後ろの視線を気にせずに登山を楽しめます。前が左右に開くラップタイプとなっており、脚の動きを制限しない点も魅力です。
夏の山ガールファッションのポイント
出典:photoAC
夏(6〜8月)は気温が高く、寒さが苦手な人でも登山しやすい季節となっています。暑いからといって薄着で登山に挑んではいけません。標高の高い場所は平地より気温が低く、寒さを感じる場合があるため、いつでも防寒着を着用できるように手荷物にアウターレイヤーをしまっておきましょう。また、汗や雨で肌が濡れた状態が続くと体温は下がってしまうため、汗を吸水して発散する衣服選びが重要です。
【ウェアの組み合わせ例】
【ベースレイヤー】ポリエステル 【ミドルレイヤー】ソフトシェル 【アウターレイヤー】レインウェア 【ボトムス】ロングパンツ |
夏の登山におすすめの山ガールファッションコーデ
夏におすすめの山ガールファッションコーデを紹介します。
【ドライレイヤーベーシックロングスリーブ(finetrack)】(ベースレイヤー)
finetrackの「ドライレイヤーベーシックロングスリーブ」は、高い撥水性が特徴の登山ウェアです。撥水加工で汗を弾くことから汗をかいてもドライな状態が続きます。伸縮性の高いメッシュ素材によって柔らかい着心地となっている点も魅力です。
【ナビドライTシャツ(Mizuno)】(ベースレイヤー)
Mizunoの「ナビドライTシャツ」は、杢調素材のTシャツです。吸汗速乾性が高く、汗を大量に汗をかく夏場でも、Tシャツが汗を素早く吸収して拡散することから、ドライな状態の肌が持続します。UPF15であり、紫外線から肌を保護できる点も嬉しいポイントです。
【アルパイン ライト パンツ(THE NORTH FACE)】(ボトムス)
THE NORTH FACEの「アルパイン ライト パンツ」は、すっきりとしたテーパードシルエットが魅力のボトムスです。ニットのような伸縮性と着心地であり、長時間着用してもストレスを感じにくくなっています。シンプルなデザインであり、さまざまなコーディネートに取り入られるアイテムです。
秋の山ガールファッションのポイント
Photo by やまDX
秋(9〜11月)は夏の暑さが落ち着いて過ごしやすくなっており、初心者の登山におすすめの季節です。標高の高い山では気温が低いため、春と同様に、防寒対策は必須です。また、10月に入ると雪が積もる山も出てくるため、積雪している山以外から登る山を決めましょう。
【ウェアの組み合わせ例】
【ベースレイヤー】ポリエステルのシャツ 【ミドルレイヤー】フリース 【アウターレイヤー】ウィンドブレーカー 【ボトムス】ロングパンツ |
秋の登山におすすめの山ガールファッションコーデ
秋におすすめの山ガールファッションコーデを紹介します。
【サンダージャケット(THE NORTH FACE)】(アウター)
THE NORTH FACEの「サンダージャケット」は、身体が発する遠赤外線を利用して保温効果を発揮する登山ウェアです。濡れても暖かさを保てるうえに、撥水性が高胃ことから、突然雨が降ってきた場合にでも対応できます。
【ウィメンズ・R1エア・フルジップ・フーディ(patagonia)】(アウター)
patagoniaの「ウィメンズ・R1エア・フルジップ・フーディ」は、通気性と速乾性、軽さを兼ね備えた登山ウェアです。中空糸をジグザグ構造で仕上げることで、登山の行動中も吸湿発散性と速乾性によって汗のベタつきが起こりません。かさばりにくくなっており、重ね着をしてもほかのレイヤーの影響しにくい点も魅力です。
【ウィメンズ トレックコンフォパンツ(Marmot)】(ボトムス)
Marmortの「ウィメンズ トレックコンフォパンツ」は、縦横に伸びる4WAYストレッチ素材を採用しているボトムスです。中肉厚の生地によって安心感のある履き心地を実現しています。また、腰裏のメッシュ素材から汗を外気へ逃がせるため、秋だけではなく、汗をかきやすい夏の着用にもおすすめです。
冬の山ガールファッションのポイント
出典:Adobe Stock
冬(12〜2月)は平地の気温が低いうえに、標高が高くなるとさらに気温が低くなることから、しっかりとした防寒対策が欠かせません。低体温症や凍傷を防ぐために、保温性を確保できるウールのシャツやダウンなどの着用がおすすめです。冬でも行動中は汗をかき、汗冷えを引き起こす可能性もあるため、透湿性の備わっている衣服を選ぶことも求められます。
【ウェアの組み合わせ例】
【ベースレイヤー】ウールのシャツ 【ミドルレイヤー】ダウン 【アウターレイヤー】ハードシェル 【ボトムス】ロングパンツ |
冬の登山におすすめの山ガールファッションコーデ
冬におすすめの山ガールファッションコーデを紹介します。
【ヘブンリージャケット(Columbia)】(アウター)
Columbiaの「ヘブンリージャケット」は、伸縮性の高い生地によって機動性を確保している登山ウェアです。汗を排出する効果があり、ウェア内は常にドライで快適な状態が続きます。また、独自技術のオムニテックが搭載されており、防水透湿性も高くなっています。
【セーター・フリース・フルジップ・ジャケット 米国フィット・プチ(L.L.Bean)】(アウター)
L.L.Beanの「セーター・フリース・フルジップ・ジャケット 米国フィット・プチ」は、適度なゆとりを持ちながら、すっきりとしたシルエットのウェアです。ハイキングの夕暮れ時やタウンでも暖かく冷たい風から身体を保護できます。
【ティフォン50000ウォームストレッチトレックパンツ(MILLET)】ボトムス
MILLETのティフォン50000ウォームストレッチトレックパンツは、独自のメンブレンであるDRYEDGE™ TYPHON 50000を採用することで、高い防水透湿性を備えているボトムスです。裏地には耐久性と保温性の高い起毛トリコット素材を使用しており、寒い冬でも登山を快適に楽しめます。
まとめ
山ガールファッションは難しいものではなく、普段使用しているアイテムで代用しながら楽しむことができます。いきなりすべてのアイテムを揃えるとなると多くのお金がかかるため、無理のない範囲で少しずつアイテムを揃えていくとよいでしょう。
山ガールファッションのアイテムは、登山用品店やアウトドア用品店、スポーツ用品店で購入できます。実際に試着してみて、自分の身体に合っているか、似合うデザインであるかなど確認できる点が店頭で選ぶメリットです。一方、ECサイトであれば試着はできないものの、短時間で多くのアイテムを比較検討できる点が魅力です。店頭に在庫がないものでもECサイトでは販売されている場合があり、店頭よりも確認できるアイテムが多くなっています。
本記事では季節別におすすめの山ガールファッションコーデを紹介しました。ぜひ本記事で紹介したアイテムも参考にして、山ガールファッションに挑戦してみましょう。