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登山テントの選び方|初心者におすすめの登山テントを紹介

公開日 1年前
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登山テントの選び方|初心者におすすめの登山テントを紹介

登山で宿泊する際に必要なアイテムのひとつである、テント。本記事では登山テントとキャンプ用テントとの違いの説明、登山テントの選び方やおすすめのアイテム6選を紹介します。ぜひ登山テントを選ぶ際に参考にしてみてください。

 

 

登山で宿泊する際のテントを用意するとなると、「どのようなものを選べばいい?」「キャンプ用テントと同じでOK?」とさまざまな疑問を抱く人もいるでしょう。

そこで、本記事では登山テントとはどのようなものか、キャンプ用テントとはどのような違いがあるのかについて説明していきます。登山テントの選び方やおすすめのアイテム6選も紹介しているため、登山でのテント泊を検討している方はぜひ参考にしてください。

 

 登山テントとは

出典:Adobe Stock

登山テントとは、山での使用を想定した、持ち運びやすいテントです。山の強風に耐えられるように高さが低く設計されており、形は丸みを帯びている点が特徴です。

キャンプ用テントを持っている方の中には、「キャンプ用テントで登山テントの代用はできないの?」と気になっている方もいるでしょう。結論から言うと、キャンプ用テントでは登山テントの代用はできないため、登山でテント泊をする場合は、新しく用意する必要があります。

キャンプ用テントは登山テントと一見同じように思えますが、テントの形状や重さ、大きさといった点で大きく異なっています。

 

  登山テント キャンプ用テント
テントの形状 入り口が1箇所のみとなっている 入り口が2箇所ある場合がある
重さ 持ち運びに適している 持ち運びに適していない
大きさ 天井が低く、コンパクトである 天井が高く、大きい

登山用テントは山で効率的に保温性を確保できるように、入り口が1箇所のみであることが一般的です。歩いて持ち運ぶため、コンパクトで軽量となっています。一方、キャンプ用テントは車で持ち運ぶことが多く、登山テントのように軽くはありません。また、登山テントは風に耐えられるように低く設計されているのに対し、キャンプ用テントは広い空間を確保するために天井が高めに設計されている点も異なる点です。

 

 登山テントは大きく分けて2種類

出典:Adobe Stock

登山テントの構造を大きく分けると、シングルウォールとダブルウォールの2つに分けられます。フライシートの有無を基準とした分け方であり、設営のしやすさや持ち運びやすさ、過ごしやすさなどに影響するため、これから登山テントを用意する方はどのような違いがあるのか理解しておきましょう。

ここでは、シングルウォール・ダブルウォールのメリットとデメリット、向いている人の特徴を解説していきます。

 

 シングルウォール

シングルウォールとは、フライシートのない構造のテントです。

フライシートがない分、設営や撤収の手間が少ないというメリットがあります。フライシートがある場合よりも設営時間が短いため、天候が急に変動した際には素早く設営して室内に入ることが可能です。また、軽量であることから、「登山の荷物を軽量化したい」「設営の手間をできるだけ少なくしたい」という人におすすめです。

一方、フライシートによる前室がないことから、テントの外に置いた荷物は雨で濡れる可能性があります。そのため、靴やクッカーなどすべての荷物をテント内に収納しなければなりません。また、結露が発生しやすく、こまめに拭き取るなどの対策が必要です。

メリット
・設営や撤収の手間が少ない
・軽く、持ち運びやすい
デメリット
・基本的にすべての荷物をテント内に収納する必要がある
・結露が発生しやすい
向いている人
・荷物を軽くしたい人、設営や撤収の手間を減らしたい人

 

 ダブルウォール

ダブルウォールとは、インナーテントにフライシートがかかっている構造のテントです。

フライシートによって前室ができることから、前室に靴などの荷物を置いて、テント内の居住空間を確保しやすくなっています。壁が二重になっており、結露が発生しにくく、過ごしやすい点もメリットです。そのため、「居住空間を広めに確保したい」「結露を拭き取る作業は面倒だから避けたい」という人におすすめです。

その反面、シングルウォールよりもフライシートを収納する手間が多く、設営や撤収に時間がかかるというデメリットがあります。シングルウォールよりも重く、携帯性は低いです。

メリット
・テント内で居住空間を確保しやすい
・結露が発生しにくい
デメリット
・設営や撤収に時間がかかる
・シングルウォールよりも携帯性が劣る
向いている人
・居住空間を広めに確保したい人、快適に過ごしたい人

 

 登山テントの選び方

出典:Adobe Stock

一口に登山テントと言っても、さまざまな種類があり、どれを選べばよいのか悩んでしまうでしょう。登山テント選びに失敗してしまうと、持ち運び時に多くの体力を消耗してしまったり、テント内で快適にくつろげなかったりします。良い思い出になるはずの登山が、テント選びを間違えることによって嫌な思い出になってしまう可能性があるため、使用する登山テントは慎重に選びましょう。

そこで、ここでは自分に合う登山テントの選び方を解説します。

 収容人数で選ぶ

 使用したい季節で選ぶ

 重さで選ぶ

 性能で選ぶ

 

 収容人数で選ぶ

自分一人でソロ登山をする場合は、1人または2人用の登山テントを用意します。2人用の登山テントは1人用よりも重いため、持ち運び時に負担がかかるものの、広い空間でゆったりとくつろげる点が魅力です。また、2〜3人で登山をする場合は、2〜3人用の登山テントを用意しましょう。

4人以上で登山をする場合は、収容人数が4人以上の大きなテントを1つ用意するのではなく、2〜3人用の登山テントを複数用意することがおすすめです。収容人数の多い登山テントは重く、持ち運び時の大きな負担となります。少人数用の登山テントを複数用意すると、負担を分散することが可能です。

 

 使用したい季節で選ぶ

登山テントには、春・夏・秋の3シーズンの使用を想定したものや、春〜冬の使用を想定したものがあります。それぞれ機能が異なるため、登山する季節に応じて適切な登山テントを選びましょう。

 
特徴
3シーズン用(春夏秋)
・生地が薄い
・通気性が高い
・4シーズン用よりも耐久性が低い
4シーズン用
・耐久性が高い

・断熱性が高い

・結露が発生しやすい

 

3シーズン用は透湿性に優れていることから、結露が発生しにくくなっています。蒸れにくく、快適な環境で過ごしやすい点は魅力です。一方、生地が薄いことから、耐候性や耐久性が4シーズン用よりも劣っているというデメリットがあります。

4シーズン用は断熱性が高く、冬でも暖かい室内で休憩できる点がメリットです。一年を通して使用できるため、3シーズン用のほかに、冬に使用するテントを用意する必要はありません。ただし、3シーズン用よりも通気性が劣っており、結露が発生しやすい点がデメリットです。

 

 重さで選ぶ

登山テントは休憩時以外、常に持ち運ぶものであり、重い登山テントを選ぶほど行動中の体力消耗は激しくなります。行動中は登山テント以外にも、クッカーや水筒などさまざまな装備品を持ち歩くため、少しでも荷物を軽量化することが必要です。

商品によって重さは異なりますが、1〜2人用のテントであれば約1.5kgが重さの目安です。1kgを下回っている超軽量の登山テントも販売されているため、複数の登山テントを比較検討したうえで、山中を持ち運べる重さの登山テントを選びましょう。

 

 性能で選ぶ

登山テントを選ぶ際は、生地の素材や設営方式を確認することも重要です。晴れの予報であっても、登山中に突然天候が変わる場合があります。強い雨が降っても登山テントが耐えられるように、耐久性の高い生地を使用しているものを選ぶことが重要です。

耐久性の高さは生地のデニールから判断できます。デニールとは糸の太さを表した単位であり、数字が大きくなるほど耐久性は高くなります。しかし、デニーズの数が大きくなればなるほど重くなることも覚えておきましょう。

 

 

初心者向け!登山テントのおすすめ

ここでは、おすすめの登山テントを紹介していきます。

1. 【エアライズ2(ARAITENT)】

 

 

「エアライズ2」は、設営が簡単なダブルウォールの登山テントです。フライシートがついているダブルウォールは、設営に手間がかかるものが多いですが、エアライズ2ではクイックリリースバックルで簡単に取り付けられるため、素早い設営を実現しています。また、フレームスリーブには切れ目がなく、設営時にフレームの行き先を気にする必要はありません。

登山テントの縫製部分は、専用のシームシーリングテープで防水加工が施されており、水が侵入しにくくなっています。グランドシートの縫製部分も、同様に専用のシームシーリングテープで加工されており、快適に過ごせるように設計されている点も魅力です。

なお、オプションで冬用の保温用外張が販売されており、取り付けることで冬の登山時にも使用できます。

収容人数
2人
使用可能なシーズン
春・夏・秋・冬
重量
1,550g
素材
・本体:28D リップストップナイロン
・フライ:30D リップストップナイロンPUコーティング
・シート:40D ナイロンタフタPUコーティング
・フレーム:NSL9フェザーライト
設営時サイズ
間口130cm×奥行210cm×高さ105cm
収納時サイズ
本体30cm×直径15cm、フレーム38cm

 

2. 【アトム1P(NEMO)】

 

 

「アトム1P」は、初めて登山テントを購入するユーザーに対して、NEMOのクオリティやイノベーションを提供するために開発された1人用の登山テントです。ダブルウォールでありながら、シンプルかつ考え抜かれたデザインによって、素早い設営と撤収を実現しています。

前室には十分な広さがあり、居住スペースを広く確保できる点も魅力です。また、さまざまなシーンで使用することを想定して、耐久性の高いフロア素材を採用しています。1,280gまで重量を抑えながら、登山テントに求められる機能を搭載しており、初めて登山テントを購入する方におすすめのひとつです。

収容人数
1人
使用可能なシーズン
-
重量
1,280g
素材
・本体:40Dナイロン/メッシュ
・フライ:20D Sil/PUナイロン
・フロア:75D PeU ポリエステル
設営時サイズ
間口90cm×奥行210cm×高さ105cm
収納時サイズ
-

 

3. 【コンパクトアルパインテント VS-12(ダンロップ)】

 

 

「コンパクトアルパインテント VS-12」とは、75デニールのポリエステル糸を使用した、耐久性の高い登山テントです。耐久性の高さから、春・夏・秋だけではなく、冬山での使用にも向いています。「長く使用できる登山テントが欲しい」という方におすすめです。

コンパクトアルパインテントは、生地も生産も日本であり、熟練の職人が生産から検品まで一貫しておこなうことで品質の高いサービスの提供を実現しています。登山テントが破損した際には短時間に適正な価格でアフターケアをおこなってもらえるため、「すぐに壊れて買い直す羽目になった…」なんてことは起こりません。

収容人数
1人
使用可能なシーズン
春・夏・秋・冬
重量
1,550g
素材
・フライ:30D ポリエステルリップストップ
・インナー:30D ポリエステルリップストップ
・本体:75D ポリエステルタフ
設営時サイズ
間口205cm×奥行90cm×高さ100cm
収納時サイズ
本体25cm×直径14cm、フレーム40cm

 

4.【カミナドーム2(finetrack)】

 

 

「カミナドーム2」は、日本の繊維技術によって、高い耐久性と快適性を両立している登山テントです。収容人数は2人で、ダブルウォールの構造となっています。1,280gと軽量でありながらも十分な強度を実現しており、春から秋まで一年を通して使用可能です。

頭上のクリアランスが高い空間設計となっており、テント内でのびのびとくつろげます。長辺側に入口を設計することで前室を広く確保しており、靴の着脱がしやすくなっています。悪天候時の出入りでも室内に雨が入りにくい点も広い前室の魅力です。

収容人数
2人
使用可能なシーズン
春・夏・秋・冬
重量
1,280g
素材
・インナー:ナイロン100%
・フライ:ナイロン100%
設営時サイズ
間口212cm×奥行130cm×高さ105cm
収納時サイズ
本体8cm×直径17cm×27cm、フレーム39cm

 

5.【超軽量アルパインテント VL-26T(プロモンテ)】

 

 

「超軽量アルパインテント VL-26L」は、オールシーズン使用可能なギリギリラインまで、軽量化している登山テントです。弱点は重たくなっても補い、一方、必要以上に頑丈な部分を軽くすることで、軽量化に成功しました。収容人数は2人で、構造はダブルウォールです。

防水性を高めるために、フライシートとテントグランド部分にポリエステルを使用しています。ポリエステルは速乾性に優れていることから、登山テントが濡れた際にも重くなりにくいのです。

収容人数
2人
使用可能なシーズン
春・夏・秋・冬
重量
1,385g
素材
・フライ:20Dポリエステルリップストップ
・インナー:10Dナイロンリップストッ
・本体:30Dポリエステルリップストップ
設営時サイズ
間口225cm×奥行120cm×高さ100cm
収納時サイズ
本体25cm×直径15cm、フレーム40cm

 

6.【山岳テント(TRIWONDER)】

 

 

「山岳テント」は、大きな出入り口が2箇所ある登山テントです。ペグ打ちは不要で、ポールを通すだけで登山テントを設営できます。耐水性はフライシート3,500mmで、フロアシート4,000mmです。収容人数は2人で、構造はダブルウォールとなっています。

大きな出入り口が2つあり、通気性が高い点が魅力です。前室も2箇所あり、2人で使用しても窮屈に感じません。UPF50+の紫外線カット機能も搭載されており、天候を問わずに快適に休憩できます。

収容人数
2人
使用可能なシーズン
春・夏・秋・冬
重量
2,300g
素材
・アウター:210Tポリエステル
・インナー:ポリエステル、高密度B3メッシュ
・底部:210D オックスフォード
設営時サイズ
間口210cm×奥行150cm×高さ115cm
収納時サイズ
本体45cm×直径16cm

 

 まとめ

日帰り登山では日が沈むまでに下山する必要があり、どうしても行動範囲が制限されてしまいます。一方、テント泊を伴う登山では、日帰りでは行くことができない山にも挑戦することが可能です。日帰り登山とは異なる魅力があるため、興味がある方は装備を揃えて挑戦することをおすすめします。

多くのメーカーから登山テントが販売されていますが、設営のしやすさや過ごしやすさなど特徴は異なります。たとえば、通気性の低い登山テントを選んだ場合、室内が蒸れて不快に感じてしまうのです。そのため、登山テントを選ぶ際は性能を確認する必要があります。そのほかにも、本記事で説明した選び方のポイントである、収容人数や季節、重さなども確認してください。

本記事ではおすすめのアイテムとして、登山テントを6つ紹介しました。どれも機能性が高いものであるため、ぜひ登山テントを選ぶ際に参考にしてみてください。

 

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