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登山にナイフは必要なの?理由や選び方、おすすめトレッキング・登山用ナイフ紹介
緊急時の衣類の切断や、調理中に材料を切るなど、登山中もナイフが必要になる場面はいくつかあります。登山用ナイフを選ぶときは、ナイフだけでよいのか、それともマルチツールタイプがいいのか、状況に合わせて選びましょう。おすすめナイフと合わせて紹介します。
目次
ナイフは登山に必須なアイテムではありませんが、状況によっては用意しておいた方がいいものです。
ロープを使うときや、山頂で調理をするときなど、必要な場面がいくつかあります。
本記事では、登山にナイフが必要な理由や登山用ナイフの選び方、おすすめの商品を紹介します。
登山用ナイフの必要性や機能を紹介
出典:Shutterstock
ロープを使うときなど、登山シーンによってはナイフが必要なこともあります。また、ナイフと一口にいっても、形状や機能はさまざまです。
登山中もナイフが必要な場面はある?
ナイフというと、キャンプで使うイメージが強いものの、一本あれば登山中もさまざまな場面で活躍します。
ナイフが必要になるシーンは以下のとおりです。
- 応急処置のため衣類を切る
- ロープを切断する
- ザックなどの修理
- 小枝を切る
- 調理時
他にも、パッケージのビニール袋を開ける、出血時に衣類を切断し包帯の代わりにするなど、携帯すれば何かと便利なアイテムです。
登山用ナイフの種類
登山用ナイフには以下の3つのタイプがあります。
- シースナイフ
- フォールディングナイフ
- マルチツールナイフ
シースナイフ
刃とハンドルが一体型のナイフで、シース(鞘)に刃を納めて収納します。一体型のため強度があり、刃が大きめのものが多くなります。
調理に適しており、登山よりもアウトドア向きのナイフです。
フォールディングナイフ
刃をハンドルに折りたたんでしまえる携帯タイプのナイフです。携帯タイプのため、軽量・コンパクトで刃は小さめです。
片手で刃を出せるものや、ロックがかけられるものなど種類も多く、登山向きのナイフの一種です。
マルチツールナイフ
十徳ナイフや万能ナイフと呼ばれるタイプで、ナイフだけでなくハサミや栓抜き、爪切りなどさまざまな機能がついています。こちらも登山向きのナイフです。
なお、マルチツールナイフは、ナイフをメインにハンドルに他のツールも収納するスイスアーミーナイフと、プライヤー(ペンチ)がメインで、プライヤーのハンドル部分に複数のツールを付属するプライヤーツールに分類できます
登山用ナイフの注意点
登山用ナイフを持ち歩くときの注意点に、銃砲刀剣類所持等取締法(銃刀法)があります。野外活動など、正当な理由があれば、折りたたみナイフなどは刃渡り8cm(それ以外は6cm)のものまで持ち歩けます。
とはいえ、刃物である以上、取り扱いには厳重な注意が必要です。使わないときは車などではなく家の中で保管し、持ち運ぶときは刃をしまい、すぐに使えないようにしましょう。
なお、護身用に持ち運ぶことも禁止されています。
登山用ナイフを選ぶときの3つの比較ポイント
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登山用ナイフは不用意に持ち歩いて良いものではないため、まずは持っていく目的を明確にしましょう。そのうえで、目的に合ったナイフを選ぶとよいでしょう。
用途を確認
まずは、登山用ナイフを持っていく具体的な用途を確認しましょう。それにより、選ぶタイプも異なります。例えば、調理など明確な目的があればシースナイフやフォールディングナイフのようにナイフ単体の方がよいでしょう。
ナイフだけでなくハサミや栓抜きなど、いろいろ使いたいものがあるなら、マルチツールナイフがおすすめです。
重量・サイズ
登山中の荷物は最低限に留めます。そのため、登山用ナイフも用途により異なるものの、基本的には軽量・小型タイプのものがおすすめです。
また、サイズも場所を取らないよう、折りたたみできるタイプがよいでしょう。
刃型のタイプ
登山用ナイフには、波刃と直刃の2つの刃形があります。
波刃とは刃の形がのこぎりのようにギザギザしたタイプです。切り裂くのに適した刃型のため、ロープなどを使う登山時に適しています。
直刃とは包丁のように刃に凹凸のないタイプで、調理などに適しています。
おすすめのトレッキング・登山用ナイフ5選
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ここからは、折りたたみができる登山用ナイフ3種類(直刃・波刃)と、2タイプのマルチツールナイフを紹介します。
1. オピネル|ステンレススチール #7 Colorama
オピネルのステンレススチールは重量わずか38gで、カラフルな紐付きハンドルで可視性にも優れたフォールディングナイフです。
軽量ながら、刃長は8cmあるため、アウトドア全般で使いやすいでしょう。刃はサビにくいステンレス製です。
なお、サイズは#6~#12まであります。カラフルですが、ハンドルはブナ製のため握りやすさも備えています。
サイズ | 全長17.8cm、刃長8cm |
重量 | 38g |
素材 | 【ブレード】ステンレススチール、【ハンドル】ブナ |
2. オピネル|ステンレスナイフ #9
同じくオピネルのフォールディングタイプです。直刃で刃長もあり、登山だけでなくキャンプでも使いやすいでしょう。ステンレス製でサビにくく、手入れがしやすいので初心者にもおすすめの一本です。
手に馴染みやすい温かみがある木製のハンドルもポイント。なお、サイズは#2~#12まであるので、用途に合った大きさのものも購入できます。
サイズ | 全長21cm、刃長9cm |
重量 | 65g |
素材 | ステンレス |
3. スパイダルコ|C11BK デリカ4
フォールディングタイプのナイフです。スパイダルコ社の看板製品で、改良を重ね生まれたデリカ4は、構成部分は全てネジ式のため、分解可能。また、クリップは上下左右に付け替えられます。
刃型は直刃・波刃・半波刃の3タイプから選べるので、用途に合わせて購入できます。刃に穴があることで、片手でも扱いやすいナイフです。
サイズ | 全長18cm、刃長7.5cm |
重量 | 70g |
素材 | 【ブレード】VG-10、【ハンドル】ガラス繊維強化ナイロン |
4. ビクトリノックス|ハントマン
スイスアーミータイプのマルチツールナイフです。大刃・小刃、ピンセット、はさみ、マルチフックなど、計15の機能をバランスよく搭載。
ステンレス製のため、サビにくく手入れもしやすくなります。1つあれば工具箱代わりとしても使用できるでしょう。
サイズ | 9.1cm |
重量 | 94g |
素材 | 【ブレード】ステンレススチール、【ハンドル】セリドール樹脂 |
5. レザーマン|マルチツール ウェーブプラス
プライヤーツールタイプのマルチツールナイフです。表面に黒酸化皮膜処理を施されており、洗練された印象になっています。
1本で計18の機能があり、ナイフは直刃と波刃を備えています。ハンドルを閉じていてもナイフやのこぎり、やすりが使えます。全てのツールにはロック機能があるため、安全面も問題ありません。
サイズ | 全長10cm(プライヤー収納時)、刃長7.3cm |
重量 | 241g |
素材 | ステンレス鋼 |
登山でも携帯しやすいアウトドアナイフがあると安心!
ロープを切ったり、調理をしたり、登山中も何かとナイフを使う機会があります。そのため、刃先をしまえる携帯性に優れたナイフやマルチツールが一つあるといざというときに役立ちます。
登山では目的に合わせたナイフを所持すれば、利便性も高まるでしょう。