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登山用(クライミング)のロープの種類と選び方|おすすめのロープ5選

公開日 11ヶ月前
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登山用(クライミング)のロープの種類と選び方|おすすめのロープ5選

登山用ロープには、シングルロープ・ダブルロープ・ツインロープの3つの種類があります。ロープの長さや撥水加工の有無は屋外か屋内かなど、利用シーンにより適したものが異なるため注意しましょう。この記事では登山用ロープの選び方とおすすめ商品を紹介します。

 

 

岩場登山やジムのボルダリング時、命綱となるのが登山用ロープです。とくに屋外で利用する登山用ロープには高い安全性が求められるため、耐久性や使いやすさ、機能を確認し、登山コースに適したものを選ぶ必要があります。

この記事では、登山用ロープの種類と選び方、おすすめの商品を紹介します。

 

 登山用ロープの種類や機能を紹介

出典:PIXTA

岩壁や沢を登るとき、または室内のクライミングジムで命綱の役割を果たすのが登山用ロープです。登山用ロープといっても以下のように3つの種類に分けられます。

シングルロープ

ダブルロープ(ハーフロープ)

ツインロープ

 

利用シーンにより適した種類が異なるため、事前にロープの特徴などを確認しておきましょう。

 

 シングルロープ

1本での使用を前提とした登山用ロープです。直線的なルートや、滑落や墜落の危険が高いクライミングルートで利用します。また、使うロープが1本のため、扱いも容易で初心者にもおすすめできるタイプです。

ロープ径は8.9〜11mmと太いものが主流で、安定感とグリップ力、耐久性にも優れています。クライミングジムなど室内利用でも使われる一般的なタイプです。

使いやすいものの、屈曲しているルートではロープが岩に擦れて摩耗するため、相性がよくありません。

 

 ダブルロープ(ハーフロープ)

2本1組での使用を前提とした登山用ロープのため、ロープ径は8mm~と、細身のものが主流です。アルパインクライミングなど、難易度の高いクライミングで利用されます。なお、ロープの正式名称はハーフロープです。

2本のロープを別のカラビナに固定し、万が一1本切れたときも、もう1本のロープで滑落を防止します。ただし、2本のロープを同時に使うため、技術力が必要なだけでなく、重量も増す上級者向けのロープです。

 

 ツインロープ

2本のロープを1本にまとめて使うタイプで、使い方はシングルロープと同様です。ツインロープも直線的なコースで利用するものの、シングルロープと異なり、伸び率が必要だったり、補助ロープが必要だったりするシーンで利用します。

アイスクライミングのような過酷な環境で使われることが多く、日本国内ではそれほど登場しません。

 

 登山用ロープを選ぶときの6つの比較ポイント

出典:PIXTA

ここでは、初心者でも使いやすいシングルロープを念頭に、登山用ロープの選び方のポイントを紹介します。

 

 太さ

登山用ロープは太いほうが握りやすく強度も高くなるため、初心者に適しています。目安としては10mm前後のものを選ぶとよいでしょう。

ただし、あまり太いものだと重量が増加するだけでなく、手の小さい方は扱いづらくなる恐れがあるため注意しましょう。

 

 長さ

アウトドアでは50m前後、ジムなどの室内では30~40m程度のものがおすすめですが、ルートにより必要な長さは変わってきます。短いルートに長いロープを持参しても、荷物になるだけでなく扱いづらくなってしまうため、事前に確認しましょう。

 

 重さ

出典:Shutterstock

同じ太さや長さであれば、軽い登山用ロープのほうが荷物の総量軽減に役立ちます。ただし、登山用ロープに求められるのは安全性であるため、ルートに合った安全性を確保できるものか確認しましょう。

 

 耐墜落回数

登山用ロープの耐久性や強度を表す数値で、数値が大きいほど安全性も高いと考えられます。シングルやダブルロープの目安は5回以上です。

 

 衝撃荷重

落下時の衝撃を数値化したもので、数値が低いほど体に受ける衝撃も低くなります。単位はkN(キロ・ニュートン)で表されます。

 

 撥水加工

沢でのクライミングやアイスクライミングなど、ロープが濡れるシーンでは、撥水加工がされているか確認しましょう。ロープが水分を含むと、重くなり扱いづらくなるためです。

とはいえ、撥水加工の施されたロープは滑りやすく、高額な商品が多いなどのデメリットもあります。そのため、乾燥した岩場や室内のみでの利用を想定しているのであれば、撥水加工のない登山用ロープでよいでしょう。

 

 

おすすめの登山用ロープ5選

出典:Shutterstock

ここではクライミング初心者から上級者まで、おすすめの登山用ロープを5つ紹介します。

 

1. ベアール|バイラス

 

 

ベアール製ロープの性能はそのままに、撥水処理などの加工を省略することで、値段を抑えたスタンダードモデルです。太さは10mmなので、操作性にも耐久性にも優れています。

初めてクライミングロープを買う方や、上級者の買い替え・予備用におすすめです。

タイプ シングル
太さ 10mm
重さ 63g/m
長さ 50m
衝撃荷重 7.4~7.6kN
耐墜落回数 9回

 

2. ベアール|タイガー ユニコア ドライカバー

 

 

ユニコア製法とはロープの外被と芯を接着する方法です。これにより、墜落時にロープが岩などに引っかかっても、外被と芯がほぼずれないため、通常のロープのように裂けて芯が露出することはありません。

耐久性が高いだけでなく、ロープ自体に撥水加工も施しているため、急な雨でも安心です。バイラスよりも性能にこだわりたい人に適しているでしょう。

タイプ シングル
太さ 10mm
重さ 61g/m
長さ 60m
衝撃荷重 7.6kN
耐墜落回数 7回

 

3. ペツル|マンボ

 

 

10.1mmと直径が大きいため、耐久性・操作性・グリップ性に優れるタイプです。絡まらずにすぐに使用できるクライムレディーコイルを採用。わかりやすいようにロープ中央にミドルマークをつけるなど、扱いやすい仕様となっています。

ロッククライミングだけでなく、インドアでの利用もおすすめです。

タイプ シングル
太さ 10.1mm
重さ 65g/m
長さ 50m
衝撃荷重 8.5kN
耐墜落回数 7回

 

4. エーデルリッド|ヘロン エコドライ

 

 

環境に優しいエコドライ処理が施されているロープです。外皮のほか芯まで撥水加工されているため、ミックスルートやアイスクライミングでの利用にもおすすめです。

しなやかさが持続するサーモシールド加工が、ジムや岩場での登山に役立ちます。

タイプ シングル
太さ 9.8mm
重さ 63g/m
長さ 50m
衝撃荷重 9.3kN
耐墜落回数 10回

 

5. エーデルリッド|スイフト48プロドライ

 

 

直径8.9mm、重さ53g/mと軽量細径の使いやすいロープです。細身ながら外皮の編み糸の本数を増やし、耐久性も高い点が特徴です。シングルでもダブルでも使えます。

撥水性にも優れているため、沢登りなど水で濡れるシーンでも活躍。厳しいルートに挑むクライマー向きです。

タイプ シングル/ダブル
太さ 8.9mm
重さ 53g/m
長さ 60m
衝撃荷重 (8.7-6.5-10.8)kN、(シングル-ダブル-ツイン)
耐墜落回数 (6-20-22)回、(シングル-ダブル-ツイン)

 

 コースに適した登山用ロープを選ぼう!

登山用ロープはクライミング時の命綱のため、安全性と使いやすさ、コースに適したタイプから選ぶ必要があります。また、屋外の登山で利用するのか、それともジムのクライミングで使うのかでは、必要な機能や長さなども異なるため、利用シーンに適したものを選びましょう。

 

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