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【初心者向け】初めてのテント泊登山におすすめの山を紹介!

公開日 10ヶ月前
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【初心者向け】初めてのテント泊登山におすすめの山を紹介!

テント泊登山では荷物が多く、かなりの体力を消耗します。体への負担を減らすためには、テント場をベースに軽装で山頂を目指せるベースキャンプ登山がおすすめです。本記事では、キャンプ場選びのポイント、初めてのテント泊登山におすすめの山、キャンプ場選びのポイント、を紹介します。テント泊に挑戦したい方はぜひ

 

 

テント泊を伴う登山は、日帰りでは登れない山に登れるため、行動範囲を広げたい方におすすめです。荷物は増えるものの、宿泊翌日は早朝から登れるなど多くのメリットがあるため、日帰り登山で山登りに慣れてきたのであれば、ぜひテント泊登山に挑戦してみるとよいでしょう。

そこで本記事では、テント泊登山で登る山やキャンプ場選びのポイントについて解説します。初めてのテント泊登山におすすめの山や、必要な持ち物についても紹介しているため、テント泊に挑戦したい方はぜひ参考にしてください。

 

 テント泊登山での山・キャンプ場選びのポイント

出典:Adobe Stock

まずは、テント泊登山での山・キャンプ場選びのポイントを紹介します。

 テント場を拠点に山頂を目指せるかで選ぶ

 登山口からの近さで選ぶ

 近くに水場やトイレがあるかで選ぶ

 

 1.テント場を拠点に山頂を目指せるかで選ぶ

テント泊登山では荷物が多く、荷物を背負って山を登るとなると、多くの体力を消耗します。体への負担を減らすためには、テント場をベースに軽装で山頂を目指せるベースキャンプ登山がおすすめです。

ベースキャンプ登山ではキャンプ場にテントを張り、重い荷物をキャンプ場に残して登山を行います。これにより、軽装での登山が可能になり、体への負担を大幅に軽減できるのです。さらに、前日にテントに泊まれば、翌朝早くから登山を開始できます。

 

 2.登山口からの近さで選ぶ

登山口から近いキャンプ場を選ぶのも、ひとつの手です。ベース型キャンプと同様に、重い荷物を持たずに山頂を目指せるため、体への負担を軽減できます。登山口の近くには売店や水場、お風呂などの設備が整っていることが多く、快適に過ごせる点も魅力です。

キャンプ場と登山口が近いことから、初日の移動距離は多くありません。初めてのテント泊登山の人に、向いています。

 

 3.近くに水場やトイレがあるかで選ぶ

キャンプ場を選ぶときには、水場やトイレの存在が快適さに大きく影響します。特に、自炊を計画している場合、料理のために必要となる水源が近くにあることは重要です。

また、山小屋の近くのテント場は利便性が高く、おすすめです。基本的に整備されたトイレが利用可能で、水場がない場合でも水を購入できます。

 

【初心者向け】初めてのテント泊登山におすすめの山

出典:Adobe Stock

初心者の人に向けて、初めてのテント泊登山におすすめの山を紹介します。

 

 

焼岳(長野県・岐阜県)

出典:Adobe Stock

焼岳は、長野県と岐阜県にまたがっている山で、標高は2,455mです。現在も噴煙を上げており、硫黄岳とも呼ばれています。焼岳には南峰と北峰があり、現在登山できるのは北峯のみで、標高は2,444mです。山頂から蛇行する梓川や槍ヶ岳、穂高連峰、笠ヶ岳、乗鞍岳を見渡せて、360度のパノラマビューは圧巻です。

日帰りも可能な山として、初心者をはじめ多くの登山者に人気があります。深田久弥の日本百名山の一つとして選ばれるほど美しく、著者・深田久弥は焼岳を5色の着物を着たように見事であると評価しました。

標高(高低差) 2,455m
登山時間の目安 7時間40分
山の難易度 ★☆☆☆☆
体力レベル ★★☆☆☆
登山者の数 ★★★★☆

焼丘に登る場合には、小梨平キャンプ場の利用がおすすめです。小梨平キャンプ場は、上高地の河童橋から梓川沿いに5分ほど歩いた場所にあり、目の前には壮大な穂高の岩壁が広がっています。食料品や調理器具、燃料はすべて揃っており、食堂や売店、浴場も完備していることから、快適に休憩できる点が魅力です。

【キャンプ場情報】

キャンプ場名
小梨平キャンプ場
営業期間
4月下旬〜11月中旬
所在地
長野県松本市安曇上高地
連絡先
0263-95-2321
出典:日本アルプス観光株式会社上高地森のリゾート小梨ホームページ
https://www.nihonalpskankou.com/
費用
・A型ケビン 平屋建(2〜5名):一人あたり6,500円〜
・A型ケビン 2階建(4〜8名):一人あたり6,500円〜
・B型ケビン(1〜4名):一人あたり5,000円〜
・D型ケビン(2〜4名):一人6,500円〜
・キャンプ場 大人:1,300円/1泊
・常設テント張り 1張り(4〜5人用):8,000円
アクセス
・自動車の場合:自動車を沢渡駐車場または平湯駐車場で乗り換えて、バスまたはタクシーで上高地のキャンプ場へ
・バスの場合:東京・名古屋・大阪から直通のバスで上高地のキャンプ場へ
・電車の場合:『新島々駅』からバスまたはタクシーで上高地のキャンプ場へ
駐車場
・沢渡駐車場
・平湯駐車場

焼岳に登る際には、以下の地図を持っておくと役立ちます。

おすすめの本【山と高原 38 槍ヶ岳・穂高岳 上高地】

 

 

 

笠取山(埼玉県・山梨県)

出典:Adobe Stock

笠取山は、埼玉県と山梨県の間に位置する、標高1,953mの名山です。水の山と称され、多摩川の水源である「水干」や荒川・多摩川・富士川の分水嶺が見られます。山頂からの景色は素晴らしく、秩父の山々や富士山を一望でき、その壮大な景色は多くの登山者を魅了しています。

笠取山の名物は、「心臓破りの急坂」と呼ばれる険しい登り坂です。これを乗り越えると、「日本三百名山」や「山梨百名山」などにも選ばれるほどの素晴らしい眺望を楽しめます。この絶景を目指して、初心者から経験者まで多くの人が挑戦しています。

標高(高低差) 1,953m
登山時間の目安 コースによって異なる
山の難易度 ★☆☆☆☆
体力レベル ★★☆☆☆
登山者の数 ★★★☆☆

笠取山に登る場合は、山頂から約1kmのところにある笠取小屋への宿泊がおすすめです。山小屋の宿泊やテント泊が可能で、飲み物やオリジナルグッズが販売されています。ただし、テント場および笠取小屋周辺では、焚き火台やウッドストーブの利用は禁止されています。

【キャンプ場情報】

キャンプ場名
笠取小屋
営業期間
4月下旬〜1月上旬(正月)
所在地
山梨県甲州市
出典:多摩川源流の山小屋 笠取小屋 オフィシャルサイト
https://kasatorikoya.wixsite.com/official
連絡先
・携帯:090-8581-9119
・自宅:0553-33-9888
費用
・宿泊:4,500m
・テント泊 1人あたり:800円
アクセス
・電車の場合:『JR山梨市駅』からバスで60分乗車して『新地平』で下車
・自動車の場合:道勝沼ICから約37kmで作場平駐車場
駐車場
・作場平駐車場

笠取山へ登る際に、以下の地図を持っていくと役立ちます。

おすすめの本【山と高原 26 雲取山・両神山】

 

 

 

天狗岳(長野県)

出典:Adobe Stock

天狗岳は、長野県に位置する山です。東天狗岳と西天狗岳の2つの峰からなっており、八ヶ岳連峰のほぼ中央に位置しています。

東天狗岳は赤い岩肌が特徴で、別名・赤天狗です。天狗の鼻のように飛び出た岩があり、天狗の横顔に見えることからその名が付いたとされています。ここからは、硫黄岳の火口壁や北アルプス、北八ヶ岳の山々を見ることができます。さらに、東天狗岳と根石岳の間に広がる白い砂と緑のハイマツが美しいです。一方、西天狗岳にはハイマツが茂っており、その景色から青天狗とも呼ばれています。山頂は八ヶ岳連峰の最高峰で、標高は2,646mです。

標高(高低差) 2,646m
登山時間の目安 コースによって異なる
山の難易度 ★★★☆☆
体力レベル ★★★☆☆
登山者の数 ★★★☆☆

天狗岳に登る場合は、登山口から約80分と近くにある岳樺テントサイトの利用がおすすめです。登山口から小屋までは樹林帯であり、風の影響を受けずに安定して歩けます。また、豊富な水場を無料で利用できるため、気軽にキャンプを楽しめる点も魅力です。

【キャンプ場情報】

キャンプ場名
岳樺テントサイト
営業期間
4月下旬〜11月上旬
所在地
長野県茅野市豊平2472
連絡先
0266-72-1279
出典:八ケ岳オーレン小屋ホームぺージ
https://www.o-ren.net/tent/
費用
・大人:2,000円
・小学生:1,000円
アクセス
・電車の場合:『JR茅野駅』からタクシーで桜平登山口
・自動車の場合:諏訪南ICから約3時間半で桜平登山口、また諏訪ICから約4時間で桜平登山口
駐車場
・桜平駐車場(上)
・桜平駐車場(中)
・桜平駐車場(下)

天狗岳へ登る際に、以下の地図を持っていくと役立ちます。

おすすめの本【山と高原 33 八ヶ岳 蓼科・美ヶ原・霧ヶ峰】

 

 

 

硫黄岳(山梨県・長野県)

出典:Adobe Stock

硫黄岳は、山梨県と長野県に位置する八ヶ岳連峰の中でも、火山の面影が色濃く残っている山です。山頂からは約1kmにも及ぶ爆裂火口や赤岳を至近距離で見られます。山頂と爆裂火口の底の標高差は550mもあり、広大な景色に圧倒されるでしょう。

山頂までの道中では多様な種類の植物が見られ、登山者は豊かな自然を楽しめます。特に6〜9月頃には高山植物の女王と呼ばれるコマクサが咲き乱れ、多くの登山者を魅了しています。

標高(高低差) 2,760m
登山時間の目安 コースによって異なる
山の難易度 ★★☆☆☆
体力レベル ★★☆☆☆
登山者の数 ★★★☆☆

硫黄岳に登る場合は赤岳鉱泉の利用がおすすめです。赤岳鉱泉では、テント営業と宿泊営業、軽食営業を行っています。売店ではビール、酎ハイ、ワイン、日本酒、おつまみなど多くの商品が用意されています。また、テント泊でも食堂で朝食・夕食(要予約)を取れるため、必ずしも自炊の用意を持っていく必要はありません。

【キャンプ場情報】

キャンプ場名
赤岳鉱泉
営業期間
5月上旬〜11月下旬
所在地
長野県諏訪郡富士見町落合桜ヶ丘10716
連絡先
090-4824-9986
赤岳鉱泉・行者小屋ホームぺージ
https://www.akadakekousen.jp/
費用
・1泊2食(2食付き):12,000円
・1泊1食(夕食付き):11,500円
・1泊1食(朝食のみ):10,000円
・テント泊 1名あたり:2,000円
アクセス
・電車、バスの場合:『JR茅野駅』からバスに乗車し約60分で美濃戸口
・自動車の場合:諏訪南ICから約30分で美濃戸口、また諏訪ICから約30分で美濃戸口
駐車場
赤岳山荘駐車場

硫黄岳へ登る際に、以下の地図を持っていくと役立ちます。

おすすめの本【山と高原 33 八ヶ岳 蓼科・美ヶ原・霧ヶ峰】

 

 

 

白馬乗鞍岳(長野県・新潟県)

出典:Adobe Stock

白馬乗鞍岳(はくばのりくらだけ)は、新潟県と長野県の県境にある標高2,469mの山です。北アルプス南部の乗鞍岳と区別するために、「白馬乗鞍岳」と呼ばれています。山頂は広く、なだらかで、開放感のある景色を楽しめます。

白馬大池への人気コース上に位置しており、通過点としてスルーされることが多いですが、本格的な北アルプスの自然を満喫できる場所でもあります。

標高1,900mには栂池自然園が広がっており、そこには総面積100ヘクタールの遊歩道が整備されています。6月から8月には色とりどりの高山植物、秋には美しい紅葉が楽しめます。白馬乗鞍岳とセットで楽しんでもらいたいスポットの一つです。

標高(高低差) 2,469m
登山時間の目安 コースによる
山の難易度 ★★☆☆☆
体力レベル ★★★☆☆
登山者の数 ★★★☆☆

白馬乗鞍岳に登る場合には、白馬大池山荘の利用がおすすめです。白馬大池山荘は標高2,300mの火山堰止湖の湖畔にある山荘です。飲料や行動食、カップ麺などを販売している売店があり、携帯電話の充電も1回100円で行えるため、飲食や携帯電話の充電には困りません。ただし、充電器の数には限りがあるため、できるだけポータブルバッテリーは持っていくようにしましょう。

【キャンプ場情報】

キャンプ場名
白馬大池山荘
営業期間
7月上旬〜10月中旬
所在地
白馬岳頂上直下
連絡先
0261-72-2002
白馬館ホームページ
https://www.hakuba-sanso.co.jp/
費用
・テント 1張り:2,000円
・大人 1名:2,000円
・小学生 1名:2,000円
アクセス
・自動車の場合:長野ICまたは安雲野IC、糸魚川ICから1時間ほどで白馬村
・電車の場合:長野からバスに65分乗車して白馬村、または松本からなら1時間40分、糸魚川からなら1時間20分で白馬村
駐車場
・猿倉駐車場
・八方第5駐車場

白馬乗鞍岳へ登る際に、以下の地図を持っていくと役立ちます。

おすすめの本【山と高原 39 乗鞍高原】

 

 

 テント泊登山に必要な持ち物リスト

出典:Adobe Stock

テント泊登山に必要な持ち物を以下の表にまとめました。

【テント泊登山に必要な持ち物チェックリスト】

持ち物 詳細
登山靴 登山時に着用する
レインウェア 突然の雨から身体が濡れるのを防ぐ
ザック 登山で使用する荷物を入れる
帽子 紫外線や寒さから頭を保護する
手袋 手を怪我や寒さから保護する
サングラス 紫外線から目を保護する
地図・コンパス 現在地や目的地を確認する
水筒 水分を持ち運べ
行動食 登山中にエネルギーを補給できる。
モバイルバッテリー スマートフォンの充電切れを防げる
救急セット 怪我をしたときにすぐに手当てできる
ヘッドライト 両手が空いた状態で足元を照らせる
着替え 汗冷えを防止するために着替える
ランタン テント内や手元を照らせる
テント 休憩や睡眠で体を休めるために使用する
テントマット 地面の凹凸を防いで快適に休める

テント泊ではテントやテントマットなど、日帰り登山よりも荷物が多くなるため、40リットル程度の大容量のザックを選ぶことがおすすめです。

また、テント泊登山で持っていると便利な持ち物と、料理をする場合に必要となる持ち物も紹介します。

 

【テント泊登山で持っていると便利な持ち物チェックリスト】

持ち物 詳細
トレッキングポール 歩行時に使用することで体にかかる負担を軽減できる
ゲイター 足首に着用することで小石や砂が登山靴に侵入するのを防げる
サコッシュ スマートフォンや地図など使用頻度の高い小物を収納できる
ペットボトルリング ゴムに引っ掛けるだけでペットボトルを手ぶらで持ち運べる
ウェットティッシュ 手が汚れたときにすぐに綺麗にできる
浄水器 沢水などを安全に飲める

 

【テント泊で料理をする際に必要な持ち物チェックリスト】

持ち物 詳細
調味料 食材の味付けに使用する
クッカー 調理時に使用する。鍋やフライパン、お弁当の代わりとなる
バーナー 調理で火を使用する際に使用する
ライター バーナーに点火する際に使用する
ガスカートリッジ 調理で火を使用する際に使用する

 

 まとめ

テント泊登山には日帰り登山とは異なる魅力があるため、日帰り登山で登山に慣れてきたら、テント泊登山にも挑戦してみることがおすすめです。その際のキャンプ場選びのポイントは、以下の通りです。

  • テント場を拠点に山頂を目指せるかで選ぶ
  • 登山口からの近さで選ぶ
  • 近くに水場やトイレがあるかで選ぶ

テント場を拠点に山頂を目指せる場所を選ぶことで、軽装で山頂を目指せます。また、登山口の近くにあるキャンプ場を選べば、設備が整っていることが多く、快適に休憩することが可能です。特に、自炊を計画している場合は近くに水場のあるキャンプ場を選ぶとよいでしょう。

本記事では、初めてのテント泊登山におすすめの山や、必要な持ち物も紹介しました。ぜひ本記事の内容を参考にして、テント泊登山に挑戦してみてください。

 

【登山・ハイキング時の注意点】

・登山・ハイキングはしっかりとした装備をご準備のうえで行って下さい。

(くるぶしまである登山靴や厚手の靴下、雨具、防寒着、ヘッドライト、帽子、ナップザック、速乾性のインナー類、食料、水など)

・山によっては登山路が複数あり、分岐などもあるため事前に登山ルートの確認をしっかりと行った上で、地図とコンパスも携帯するようにしてください。

・登山届と山岳保険はもしもの時はとても役立ちます。届け出を忘れずにしておきましょう!

・登山経験や体力、当日の天候などによって登山ルートの難易度が変わりますので、ご自身の体力に合わせて、無理のない計画で登山を楽しんでください。

※登山道の状況や交通網、また駐車場や関連施設などの情報は天候や災害、時期によって変わっている可能性もあります。登山にお出かけの際は最新情報を公式HPなどでしっかりとご確認した上で計画的にお楽しみください。

 

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