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初心者向けファミリーキャンプ用テントの選び方|おすすめも紹介
一口にテントと言っても、大きさや形状、性能はさまざまであり、どのテントを選べばよいのかわからないという方も多いでしょう。本記事では、ファミリーキャンプ用テントの選び方や形状別におすすめの商品を紹介します。家族など複数人でのキャンプを検討している方はぜひ参考にしてください。
目次
一口にテントと言っても、商品によって大きさや形状、性能はさまざまであり、どのテントを選べばよいのかわからないという方も多いでしょう。選ぶテントによって、快適にテントを行えるかどうか左右されるため、自分に合ったテント選ぶが重要となります。
そこで本記事では、ファミリーキャンプ用テントの選び方について解説します。後半では、形状別におすすめの商品を紹介しているため、家族など複数人でのキャンプを検討している方はぜひ参考にしてください。
ファミリーキャンプ用テントの選び方
出典:Adobe Stock
選ぶテントは、室内での過ごしやすさに大きく影響します。快適に過ごして楽しいキャンプにするためにも、正しい選び方を理解しておきましょう。
そこで、ここではファミリーキャンプ用テントの選び方を紹介します。
- テントの形状で選ぶ
- 収容人数で選ぶ
- 設営のしやすさで選ぶ
- 使用したい季節で選ぶ
- 持ち運びのしやすさで選ぶ
- 性能で選ぶ
テントの選び方は、デザインを重視するだけでは十分でありません。例えば、テントの形状によって、設営のしやすさや居住空間の広さが異なるため、形状で選ぶことが重要です。また、テントの持ち運びが大きな負担とならないように、持ち運びしやすいものか確認する必要があります。
1.テントの形状で選ぶ
テントの形状は、ドーム型とトンネル型、ティピー型、ロッジ型に大きく分類できます。それぞれ特徴が異なるため、違いを理解したうえで利用するテントの形状を選びましょう。
テントの形状 | 特徴 |
ドーム型 | ドームのような形状をしている。初心者でも簡単に設営できる。 |
2ルーム型 | 寝室とリビングが分かれている。室内でゆったりと過ごせる。 |
ティピー型 | とんがり屋根が印象的。比較的簡単に設営できる。 |
ロッジ型 | 山小屋のような形状が特徴的。広い空間を確保できる。 |
ドーム型
【タフワイドドームⅤ/300 スタートパッケージ(Coleman)】
画像引用:楽天
ドーム型とは、その名の通り、ドームのような形状をしています。アルミやジュラルミン製のしなやかなポールをアーチ状に曲げて設営するタイプで、簡単に設営できることから初心者におすすめの形状です。
基本的な形状であり、商品数も豊富であることから、気に入るテントを見つけやすくなっています。また、比較的に収納サイズはコンパクトであり、持ち運びにも適しています。
【ドームがおすすめの人】
●テントを設営した経験がなく、簡単に設営できるテントを探している人
●持ち運びやすいコンパクトなテントを探している人
2ルーム型
【タフスクリーン2ルームハウス/MDX (Coleman)】
画像引用:Amazon
2ルーム型とは、寝室とリビングを備えている形状のことです。天井が高く、スペースを広く使えることからゆったりと室内で過ごせる点が特徴です。
テントの一部がタープのようになっており、日差しや雨除けのために別途タープを設営する必要はありません。また、メッシュ窓を備えているものが多く、虫の侵入を防ぎながら、新鮮な外気を取り入れられます。
【トンネル(2ルーム)型がおすすめの人】
●寝室とリビングを分けて、室内でゆったりと過ごしたい人
●タープを設営する手間を省きたい人
ティピー型
【A型フレーム ネヴィス 二股ポール テント(Hilander)】
画像引用:楽天
ティピー型は、とんがり屋根が印象的な形状です。1本のポールを立ち上げるだけと比較的簡単に設営できるタイプであり、初心者におすすめの形状のひとつです。
おしゃれなフォルムであり、見た目にもこだわりたい人に向いています。ただし、前室がないことが多く、雨が吹き込みやすい点に注意が必要です。
【ティピー型がおすすめの人】
●簡単にテントを設営したい人
●とんがり屋根のおしゃれなテントを設営したい人
ロッジ型
画像引用:楽天
ロッジ型は、山小屋のような形状が特徴的なタイプです。壁がほとんど垂直に立っており、デッドスペースが少ないことから居住空間は広くなっています。レトロなフォルムで、見た目にこだわりたい人にもおすすめです。ただし、サイズが大きく、比較的重いというデメリットがあります。
【ロッジ型がおすすめの人】
●室内でゆったりと過ごしたい人
●テントの見た目にもこだわりたい人
2.収容人数で選ぶ
テントに記載されている使用人数は、最大収容可能人数です。4人での使用を想定している場合、最大収容可能人数が4人のテントを選んだ場合、窮屈に感じてしまう可能性があります。ゆったりと室内で過ごしたいのであれば、使用人数+1人を収容できるテントを選ぶことがおすすめです。
テント内にテーブルやチェアを置きたい場合には、より大きなテントを選ぶとよいでしょう。より広い空間を確保したい場合には、タープを併用するのもひとつの手です。
3.設営のしやすさで選ぶ
キャンプが初めてで設営に慣れていない場合、テントの設営に多くの手間がかかってしまいます。「楽しいキャンプのはずが、テントの設営でほとんどの体力を消耗してしまった」という事態を防ぐためにも、設営のしやすさもテント選びにおいて重要です。テントの中にはワンタッチで設営できるものもあるため、テントを選ぶ際は設営方法も確認してください。
4.使用したい季節で選ぶ
季節によって気温や湿度は異なり、快適にテントの室内で過ごすためには、キャンプを行う季節に対応したテントを選ぶ必要があります。キャンプのテントには、春夏秋の3シーズンに対応したものと、春夏秋冬の4シーズンに対応したものがあり、それぞれの特徴は以下の通りです。
|
特徴
|
3シーズン用(春夏秋)
|
・生地が薄い
・通気性が高い
・4シーズン用よりも耐久性が低い
|
4シーズン用
|
・耐久性が高い |
3シーズン用のテントは通気性が高く、室内が蒸れにくい点が特徴です。結露ができにくく、室内で快適に過ごせます。しかし、生地が薄いことから、4シーズン用と比べると耐久性が低くなっています。
4シーズン用のテントは生地が厚めで、耐久性が高く、断熱性も高い点が特徴です。冬のキャンプでも使用できることから、冬にキャンプをする際に新しいテントを買い直す必要はありません。しかし、結露が発生しやすい点がデメリットです。
5.持ち運びのしやすさで選ぶ
キャンプ場まで車で移動して横付けできる場合には、持ち運びがしにくいテントでも大きな影響はないでしょう。しかし、駐車場からサイトまで距離がある場合や、テントを背負って長時間移動する登山では、持ち運びにくいテントを選ぶと多くの体力を消耗してしまいます。
そのため、テントを選ぶ際は持ち運びしやすいものを選ぶことが重要です。持ち運びのしやすさは重量や収納時のサイズによって異なります。1kg未満の超軽量テントも存在するため、テントの重量は確認しておきましょう。
6.性能で選ぶ
天気予報が晴れでも、キャンプ中に天候が急変することがあります。強風や豪雨に耐えられるように、耐久性の高いテントを選ぶことも重要です。具体的には、耐水圧の項目を確認しましょう。耐水圧とは生地に染み込もうとする水の力を抑える性能のことです。
耐水圧の高いテントの生地は機密性が高く、激しい雨にも耐えられます。しかし、耐水圧が高ければ通気性が悪くなるため、高ければ高いほど良いというわけではありません。そのため、テントを選ぶ際は1,500〜2,000mm程度の耐水圧のものを選ぶことがおすすめです。
【初心者向け】ファミリーキャンプ用テントのおすすめ6選
出典:Adobe Stock
ファミリーキャンプ用テントのおすすめ6選を紹介します。
ドーム型のおすすめ
ドーム型のファミリーキャンプ用テントのおすすめを紹介します。
【アメニティドームL(snow peak)】
snow peakの「アメニティドームL」は、地上高を最低レベルに抑えて、かつシルエットに丸みを持たせることで風に強くなっています。天井が高いものに比べて広さは劣るものの、耐久性が高く、風が強い日にも使用できる点が特徴です。また、テントのどの部分を計測しても耐水圧は最低1,800mmであり、水にも強くなっています。
インナーテントとフライシートを合わせる場所に同じ色を使用しており、設営しやすいように工夫されています。「どこにどれをつなげば良いのかわからない」と迷いにくい点も魅力です。
なお、設営時のサイズは540cm×310cm×165cmで、最大収容人数は6人です。「より居住空間を確保したい」という場合には、別売りのアメニティドームアップライトポールセットを併用することで、前室にリビングスペースを確保できます。
収容人数 | 6人 |
使用可能なシーズン | 春夏秋 |
重量 | 9.8kg |
設営時サイズ | 420cm×420cm×220cm |
収納時サイズ | - |
耐水圧 | 1,800mm |
素材 | ポリエステル |
【タフワイドドームⅤ/300 スタートパッケージ(Coleman)】
Colemanの「タフワイドドームⅤ/300 スタートパッケージ」は、テントの壁を立ち上げることで広い居住空間を確保しています。収容人数は5〜6人で、大人数でもゆったりとくつろぐことが可能です。
ポールをしっかりと固定するアシストクリップを採用しており、一人でもテントを設営できます。使用しているアルミフレームは頑丈であり、強風が吹いても安心です。
設営時のサイズは495cm×300cm×195cmで、収納時のサイズは23cm×25cm×72cmです。重量は約11kgで、耐水圧は約2,000mmとなっています。
収容人数 | 5〜6人 |
使用可能なシーズン | - |
重量 | 約11kg |
設営時サイズ | 495cm×300cm×195cm |
収納時サイズ | 23cm×25cm×72cm |
耐水圧 | 2,000mm |
素材 | ポリエステル |
2ルーム型のおすすめ
2ルーム型のファミリーキャンプ用テントのおすすめを紹介します。
【タフスクリーン2ルームハウス/MDX (Coleman)】
Colemanの「タフスクリーン2ルームハウス/MDX」には、メッシュ・オープン・クローズが選べるリビングスペースを備えており、天候に応じてスタイルを変えられます。寝室にはクロスフレームを採用することで広いスペースを確保しており、広々とした空間で就寝したい方におすすめのテントです。
大きいテントでありながら、ポールをしっかりと固定するアイストクリップが付いていることから、一人でも設営することは可能です。テントにはサークルベンチレーションシステムが備わっており、常に新鮮な風を取り入れて涼しい空間を作れます。
設営時のサイズは560cm×340cm×215cmで、収納時のサイズは32cm×74cmです。重量は約17kgで、耐水圧は約2,000mmとなっています。
収容人数 | 4〜5人 |
使用可能なシーズン | - |
重量 | 約17kg |
設営時サイズ | 60cm×340cm×215cm |
収納時サイズ | 32cm×74cm |
耐水圧 | 2,000mm |
素材 | ポリエステル |
【Tradcanvas DX・PANEL オーニングプラトーテントXL (LOGOS)】
LOGOSの「Tradcanvas DX・PANEL オーニングプラトーテントXL」は、前面を大きく張り出したロングノーズ設計が特徴のテントです。前面にクロス状のフレームを組み込んでおり、耐久性を高めています。前面をポールで支えればタープ代わりとなるため、別途タープを用意する必要はありません。
インナーテントの形状を台形にすることで、居住性を向上させています。また、UVカット率と遮光率が通常比の約1.5倍である独自開発メッシュ「デビルブロックST」を採用しており、紫外線や日差しだけではなく、小さな虫の侵入を防止することも可能です。
設営時のサイズは560cm×340cm×215cmで、収納時のサイズは32cm×74cmです。重量は約17kgで、耐水圧は約2,000mmとなっています。
収容人数 | - |
使用可能なシーズン | - |
重量 | 約14.6kg |
設営時サイズ | 615cm×270cm×185cm |
収納時サイズ | 31cm×70cm×31cm |
耐水圧 | フライシート:2,000mm / フロアシート:3,000mm |
素材 | ポリタフタ |
ティピー型のおすすめ
ティピー型のファミリーキャンプ用テントのおすすめを紹介します。
【ワンポールテント L(DOD)】
DODの「ワンポールテント L」は、ペグを打ち込んでポールを立ち上げるだけで完成するテントです。天井高は300cmを確保しており、大人でもゆったりとくつろげる空間となっています。フレームがなしに1本のポールで建てられることから、コンパクトにまとめることが可能であり、持ち運びに適している点も魅力です。
インナーテントが全面メッシュ仕様であり、さらにはベンチレーターが上部についていたりすることにより、高い通気性を確保しています。熱や湿気を外部に排出するため、室内は快適な状態を維持できるのです。別売りのポールを併用すると、ドア部分を跳ね上げて日除けスペースを作れて、より快適なキャンプ体験となるでしょう。
設営時のサイズは460cm×460cm×300cmで、収納時のサイズは62cm×25cm×25cmです。重量は約12kgで、耐水圧は約2,000mmとなっています。
収容人数 | 8人 |
使用可能なシーズン | - |
重量 | 約12kg |
設営時サイズ | 460cm×460cm×300cm |
収納時サイズ | 62cm×25cm×25cm |
耐水圧 | フライシート:2,000mm / フロア:5,000mm |
素材 | ポリエステル |
ロッジ型のおすすめ
ロッジ型のファミリーキャンプ用テントのおすすめを紹介します。
【オーナーロッジタイプ52R (ogawa)】
ogawaの「オーナーロッジタイプ52R」は、おしゃれな格子窓デザインが施されているテントです。窓はテント内から開閉可能で、山小屋にいるかのような体験ができます。インナーには快適なT/C素材を採用していたり、背面は張り出し可能なフラップ仕様となっていたりと細部にこだわっています。
設営時のサイズは310cm×260×210cmで、収納時のサイズは82cm×24cm×36cmです。重量は約16.9kgで、耐水圧は約1,800mmとなっています。
収容人数 | 5人 |
使用可能なシーズン | - |
重量 | 約16.9kg |
設営時サイズ | 310cm×260×210cm |
収納時サイズ | 82cm×24cm×36cm |
耐水圧 | 1,800mm |
素材 | ポリエステル |
まとめ
テントによって、大きさや形状、性能などはさまざまです。どのテントを選ぶかによって、室内での過ごしやすさが異なるため、楽しいキャンプにするためにも適切な選び方を知っておく必要があります。
本記事では、ファミリーキャンプ用のテントを選ぶ際のポイントとして、以下の点を説明しました。
- テントの形状で選ぶ
- 収容人数で選ぶ
- 設営のしやすさで選ぶ
- 使用したい季節で選ぶ
- 持ち運びのしやすさで選ぶ
- 性能で選ぶ
デザインもテント選びにおいて重要ですが、形状や収容人数、設営のしやすさなど他にも確認すべき点があることを覚えておきましょう。
また、本記事では形状別におすすめの商品も紹介しました。どれも異なる魅力がある商品であるため、本記事の内容を参考にして、気にいるテントを探してみてください。
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