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ライスクッカーの選び方|登山におすすめ商品を紹介
ライスクッカーは、お米を炊くことを目的とした調理器具です。本記事では、自分に合ったライスクッカーの選び方や登山におすすめのライスクッカーを厳選して8つ紹介します。ぜひ参考にしてください。
ライスクッカーは、クッカーの中でもお米を炊くことに特化した調理器具です。一般的な鍋よりも美味しくお米を炊けるため、キャンプでお米を食べる場合には持っておくことがおすすめです。しかし、多くのメーカーがライスクッカーを提供しており、どれを選ぼうか悩んでいる方もいるでしょう。
そこで本記事では、自分に合ったライスクッカーの選び方をわかりやすく解説します。後半では、登山におすすめのライスクッカーを厳選して8つ紹介するので、登山で使用するライスクッカーを探している方はぜひ参考にしてください。
ライスクッカーの選び方のポイント
出典:Adobe Stock
ライスクッカーは、お米を炊くことを目的とした調理器具です。一般的な鍋よりも厚みがある点が特徴で、熱が全体に伝わり、ごはんはふっくらとして美味しく仕上がります。また、吹きこぼれにくい作りになっており、初心者でも使いやすい点も魅力です。
一口にライスクッカーといっても、サイズや素材、機能性はさまざまです。ここでは、自分に合ったライスクッカーの選び方について説明します。
- 使用する人数で選ぶ
- 素材で選ぶ
- 機能性で選ぶ
使用する人数で選ぶ
使用する人数にライスクッカーのサイズを選びましょう。ソロキャンプや2人といった少人数での使用には、2合以下のサイズがおすすめです。3人以上の大人数で使用する場合には、3〜5合のサイズが向いています。
【一般的な容量の目安】
人数 | 容量の目安 |
ソロキャンプ(1人) | 1合 |
2人 | 2合 |
3人以上 | 3〜5合 |
大きいサイズのライスクッカーは、一度に多くのお米を炊ける点がメリットです。しかし、サイズが大きい分、荷物がかさばりやすいというデメリットもあります。パッキング時にライスクッカーの内部にほかの調理器具などを収納し、コンパクトになるようにまとめましょう。
素材で選ぶ
ライスクッカーの主な素材は、アルミとステンレスの2種類です。素材によって価格や重量、耐久性が異なるため、以下の表でそれぞれの特徴を把握しておきましょう。
価格 | 重量 | 耐久性 | |
アルミ | 安価 | 軽い | 低い |
ステンレス | 安価 | 重い | 高い |
アルミは熱が伝わりやすく、短時間でお米を炊ける点がメリットです。耐久性が低いことからサビや傷がつきやすいため、メンテナンスが必要となります。サビをつけずに長く使用したい場合には、表面にアルマイト加工が施されているものを選ぶことがおすすめです。
ステンレスは耐久性が高く、多少手荒に扱っても、サビや傷がつきにくい点がメリットです。しかし、アルミよりも熱が伝わりにくく、焦げつきやすい点がデメリットです。また、重量があり、荷物が重くなりやすい点に注意しましょう。
機能性で選ぶ
使いやすいライスクッカーを選ぶために、機能性も確認しておきましょう。ライスクッカーの中には、以下のような機能を備えているものもあります。
【その他機能】
機能 | 概要 |
目盛り付き | 内側に目盛りがついている。水や米の量を調節しやすい |
テフロン加工(フッ素加工) | フッ素樹脂を表面に塗っている。汚れが落ちやすく、使用後のメンテナンスの手間を軽減できる |
ハンドルカバー付き | ハンドルにカバーが付いている。手に持っても熱くなりにくい |
登山では自宅のように温水で洗えないため、汚れが落ちにくいです。テフロン加工(フッ素加工)が施されていると、汚れが落ちやすいため、メンテナンスが簡単になります。加工が剥がれると効果がなくなってしまうため、洗う際には柔らかいスポンジを使用しましょう。
登山におすすめのライスクッカー8選!
出典:Adobe Stock
ここでは、登山におすすめのライスクッカーを8つ紹介します。
1.【fanライスクッカーDX(UNIFLAME)】
「fanライスクッカーDX」は、5合まで炊ける、直火専用のライスクッカーです。圧力をかけるためにフタには重量を持たせており、フタの動きによって火加減のタイミングがわかります。内部には目盛りが付いており、水加減を調整しやすいです。
フチを大きく立ち上がらせることで、吹きこぼれしにくい点も魅力です。2mmの厚さによって熱を均等に伝えられるため、鍋の底部と上部の温度差は小さくなっています。
炊飯量 | 2〜5合 |
容量 | 約3.2L |
サイズ | 直径21cm×11.5cm |
重量 | 約770g |
素材 | 本体:アルミニウム・フッ素加工 フタ:アルミニウム ハンドル:ステンレス鋼 ツマミ:天然木 |
2.【ライスクッカーミニDX(UNIFLAME)】
「ライスクッカーミニDX」は、3合まで炊ける、少人数でのキャンプにおすすめのライスクッカーです。直火専用で、IHには対応していません。
内部に目盛りが付いており、水加減を調節しやすくなっています。フタには重量を持たせており、フタに動きによって火加減のタイミングを把握することが可能です。
また、フチを大きく立ち上がらせることで、吹きこぼれしにくい点も特徴です。3合まで目盛りが付いていますが、3合炊く場合には吹きこぼれる場合があります。
炊飯量 | 1〜3合 |
容量 | 約1.8L |
サイズ | 直径16.5cm×9.3cm |
重量 | 約415g |
素材 | 本体:アルミニウム・フッ素加工 フタ:アルミニウム ハンドル:ステンレス鋼 ツマミ:天然木 |
3.【ラージメスティン(メスティン)】
「ラージメスティン」は、取手のついたアルミ製の飯ごうです。アルミを採用することで熱伝導が高く、熱が全体に回ることから、アルコールバーナーでも美味しくお米を炊けます。
持ち運びやすさを考えて、鍋を薄くしており、重量は270gです。重量を抑えている点はメリットであるものの、大容量の過度な強火によって熱損する可能性がある点に注意が必要です。
炊飯量 | 約3.5合 |
容量 | 1,350ml |
サイズ | 20.7cm×13.5cm×7cm |
重量 | 270g |
素材 | アルミニウム |
4.【3層鋼 段付ライスクッカー(5合)(キャプテンスタッグ)】
「3層鋼 段付ライスクッカー(5合)」は、5合まで炊けるライスクッカーです。お米と水の分量を量るための目盛りが付いており、量を調節しやすくなっています。軟鉄をステンレスで挟んだ3層構造であり、熱伝導は優れています。
炊飯量 | 5合 |
容量 | - |
サイズ | 直径17.5cm×14.0cm |
重量 | 810g |
素材 | 本体:ステンレス鋼、鉄 フタ:ステンレス鋼 つまみ:天然木 |
5.【ミニマルクッカー角 ST-3108(SOTO)】
「ミニマルクッカー角 ST-3108」は、板厚1.6mmのマルチクッカーです。熱伝導率が高く、美味しいごはんが炊き上がります。トングとしても利用できるリフレクターが付いており、直接鍋を触る必要はありません。
また、炊飯以外にも、さまざまな料理で利用できる優れものです。袋入りのインスタントラーメンが収まる正方形で、麺を折らずに調理できます。レギュレーターストーブを収納できるサイズであり、持ち運びに優れている点も魅力です。
炊飯量 | - |
容量 | 1.0L |
サイズ | 14.7cm×14.7cm×8.0cm |
重量 | 375g |
素材 | 本体:アルミニウム フタ:アルミニウム つまみ:ステンレス |
6.【飯ごう チタン製 アウトドアクッカー (LandField)】
「飯ごう チタン製 アウトドアクッカー」は、容量600mlと300mlがセットになったアウトドアクッカーです。重ねて収納するスタッキング収納が可能で、飯ごうをコンパクトにまとめられます。
異なる容量の飯ごうがセットになっており、用途に合わせて使い分けられる点が魅力です。600mlの飯ごうはシチューや麺など、300mlの飯ごうは1人分のお米を炊くのに適しています。
炊飯量 | - |
容量 | 600ml、300ml |
サイズ | 600ml:13.5cm×8.5cm×10cm 300ml:13cm×8.2cm×5cm |
重量 | 212g |
素材 | 本体:チタン フタ:チタン ワイヤーロープ:スチール |
7.【アルミライスクッカー(Coleman)】
「アルミライスクッカー」は、2.5mmのアルミニウムを使用したライスクッカーです。うまさを逃がさない二重蓋を採用しており、自然の中で食べるお米がより美味しいものとなります。
ノンスティック加工を施しており、おこげも綺麗に剥がれる点も魅力です。底面にはステンレスプレートを使用することで、強い火力でも傷みにくいです。
炊飯量 | - |
容量 | - |
サイズ | ライスクッカー:直径19cm×18cm ストレーナー:直径17.5cm×12cm |
重量 | 920g |
素材 | 本体:アルミニウム、ステンレス 内蓋:アルミニウム ストレーナー:ステンレス メジャーカップ:ポリプロピレン |
8.【アルミホシマルメスティン(大一アルミニウム製作所)】
「アルミホシマルメスティン」は、アルマイト加工を施したクッカーです。熱の伝わりやすい持ち手にはシリコーンゴムを使用しており、取手が熱くなりにくくなっています。
ハンドルは折り畳めるため、コンパクトに持ち運びやすい点も魅力です。本体に固形燃料などを収納して持ち運ぶことで、より荷物をコンパクトにまとめられます。
炊飯量 | - |
容量 | 750ml |
サイズ | 15.4cm×9.6cm×6.7cm |
重量 | 183g |
素材 | 本体:アルミニウム フタ:アルミニウム ハンドル:ステンレス |
まとめ
一口にライスクッカーといっても、商品によってサイズや素材、機能性は異なります。自分に合ったライスクッカーを選ぶ際は、以下のポイントを意識して選ぶことがおすすめです。
- 使用する人数
- 素材
- 機能性
ソロキャンプの場合には1合のライスクッカーで問題ありませんが、大人数のキャンプの場合はより多くの容量が必要となります。2人の場合には2合のライスクッカーを、3人以上の場合は3合〜5合のライスクッカーを選びましょう。
本記事では、登山におすすめのライスクッカーとして8つの商品を紹介しました。いずれも機能性が優れたものであるため、これからライスクッカーを探す場合にはぜひ選択肢に入れて検討してみてはいかがでしょうか。