登山の醍醐味には山頂からの展望や美味しいご飯などがありますが、その中には山ガールファッションを楽しむことも含まれます。機能性とデザイン性の高いアイテムが多く販売されているので、登山の服装をおしゃれに楽しんでみてはいかがでしょうか。

そこで本記事では、30代向けの山ガールファッションに必要なアイテムについて解説します。季節別におすすめのアイテムも紹介するので、これから登山に挑戦する方はぜひ参考にしてください。

 

 山ガールファッションはまず何を揃えればいい？

出典：Adobe Stock

山ガールファッションは登山の醍醐味のひとつであり、山ガールファッションを楽しむ方も多いです。登山を安全に楽しむためには、機能性とおしゃれのバランスを考慮してコーディネートを組むことが重要です。

そこで、ここでは山ガールファッションに必要なアイテムを紹介していきます。

 

これらのアイテムは登山を快適に楽しむために必要であり、数ある登山アイテムの中でも最初に揃えるべきものです。登山アイテムの中には普段着で代用できるものもあるので、最初からすべて揃えられないという方は普段着を活用しつつ、少しずつ機能性の高い登山アイテムを揃えましょう。

 

 登山ウェア

登山は平地と異なる環境で行うものであり、普段以上に機能性を重視して服装を決める必要があります。登山中にかいた大量の汗で肌やウェアが濡れた状態が続くと、体温が低下して低体温症を引き起こしてしまいます。低体温症は命に関わることもあるため、吸水性や透湿性を重視して登山ウェアを決めることが重要です。

 

 山ガールファッションの基本は「レイヤリング」

山ガールファッションの基本はレイヤリングであり、「ベースレイヤー」「ミドルレイヤー」「アウターレイヤ」の3層を重ねる手法のことです。登山中は運動量や気候、標高によって体温が変化しやすいため、ウェアの着脱によって柔軟に体温を調節する必要があります。

	特徴	普段着で代用できるアイテム
ベースレイヤー	肌表面から汗を素早く吸収するために、レイヤリングの中でもっとも内側に着用する	ナイロンやポリエステルなど吸水性の高い素材の衣服
ミドルレイヤー	ベースレイヤーで吸収した汗を外気へ拡散させるために、レイヤリングの中間に着用する	タウンユースのフリースなど保温性の高い衣服
アウターレイヤー	雨や雪、風から体を保護するためにレイヤリングの中でもっとも外側に着用する	レインコートなど防水性、防風性が高いもの
ボトムス	虫や怪我、紫外線といったリスクから脚を保護するために着用する	耐久性と伸縮性の高い普段着のボトムス

 

 ボトムス

虫や怪我、紫外線といったリスクから脚を保護するために着用する

耐久性と伸縮性の高い普段着のボトムス

 

 山ガールファッションでNGな服装例

山ガールファッションでNGな服装の代表例には、以下のものが挙げられます。

 

ジーンズは速乾性が低く、登山中に汗をかくとなかなか乾きません。さらに、登山用のボトムスと比べると伸縮性が低く、足の動きを妨げて怪我をするリスクが高いため、登山には向いていません。また、登山では体温が変動しやすいため、体温を調節しにくい薄着は避けましょう。

 

怪我や虫刺され、紫外線のダメージを受けやすい露出の多い服装も避ける必要があります。ミニスカートやショートパンツを着用したい場合には、レギンスを併せて着用することがおすすめです。おしゃれな柄のものも多く販売されているので、好みのレギンスがないか探してみてください。

 

 登山靴

登山靴は、登山を快適に行うための機能を備えたシューズです。滑りやすい地面でも高いグリップ性を発揮し、安定した歩行を支えます。

日常で履いているスニカーは登山靴よりもグリップ性が低く、転倒リスクが高いです。安全に登山を楽しむためにも、スニーカーで代用せず、登山靴を用意しておきましょう。

登山靴を選ぶ際の確認ポイントは、以下のとおりです。

• 靴のカット
• ソールの硬さ
• 防水性
• サイズ感

 

 リュック

長距離を歩く登山では、体への負担を軽減するために、自分の体型にフィットしたリュックを選ぶことが重要です。背面長が体の長さと一致し、ショルダーハーネスやウエストベルトが体にしっかりフィットするものを選びましょう。

登山リュックはただ体にフィットするだけではなく、耐久性や防水性に優れ、厳しい登山環境でも荷物を守ります。普段使用しているリュックでは疲れやすかったり、雨で荷物の中身が濡れてしまったりすることがあるため、代用は難しいです。

 

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春（3月〜5月）は冬から気温が上昇する季節であり、初心者におすすめの季節といえます。しかし、気温が変わりやすく、特に3月はまだ気温が低い日もあるため、適切な防寒対策が必要です。春の登山では通気性と透湿性、保温性を重視してアイテムを選びましょう。

 

【春の登山】30代のおすすめ山ガールファッションコーデ

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30代の女性の春の山ガールファッションにおすすめのアイテムを紹介します。

 

ウェア【ティフォン50000ストレッチ ジャケット（MILLET）】

 

ボトムス【3WAラップスカートショートパンツ付（VAXPOT）】

 

シューズ【HT HKU13 AORAKI CLASSIC WP（HI-TEC）】

 

リュック【クーラ 30（Millet）】

 

 

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夏（6月〜8月）は気温が高く、熱中症になるリスクが高いことから、通気性の高いウェアを着用して体温を調節することが重要です。しかし、夏でも低体温症になるリスクがあるため、透湿性と速乾性に優れたウェアを着用し、汗で肌やウェアが濡れた状態が続くのを防ぎましょう。

 

【夏の登山】30代のおすすめ山ガールファッションコーデ

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30代の女性の夏の山ガールファッションにおすすめのアイテムを紹介します。

 

ウェア【ウィメンズクライムスピードロングスリーブジップ（Marmot）】

 

ボトムス【ウィメンズエンジョイマウンテンライフブラッシュドパンツ（Columbia）】

 

シューズ【C4-03（Caravan）】

 

リュック【tatra25（karrimor）】

 

 

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秋（9月〜11月）の山は気温が変化しやすいため、レイヤリングを行い、着脱によって適宜体温調節を行いましょう。通気性と透湿性、保温性を重視してウェアを選ぶことがおすすめです。また、天候が変わりやすい季節でもあるため、雨具の準備も必要です。

 

【秋の登山】30代のおすすめ山ガールファッションコーデ

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30代の女性の秋の山ガールファッションにおすすめのアイテムを紹介します。

 

ウェア【ドライレイヤーベーシックＴ（‎finetrack）】

 

ボトムス【アルパイン ライト パンツ（THE NORTH FACE）】

 

シューズ【C1-02S（キャラバン）】

 

リュック【テルス 35（THE NORTH FACE)】

 

 

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冬（12月〜2月）の山は気温が低く、初心者にとって登山難易度の高い季節といえます。低体温症にならないように、他の季節よりもしっかりとした防寒対策が必要です。

体温を維持するためには、保温性の優れたウェアを着用しましょう。また、汗や雨で濡れた状態が続くと低体温症を引き起こすリスクが高くなるため、透湿性や防水性の機能も重要です。

 

【冬の登山】30代のおすすめ山ガールファッションコーデ

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30代の女性の冬の山ガールファッションにおすすめのアイテムを紹介します。

 

ウェア【ロングスリーブホットクルー（THE NORTH FACE）】

 

ボトムス【バーブサーマルパンツ（THE NORTH FACE）】

 

シューズ【モンブランプロGTX WMN（SCARPA）】

 

リュック【tatra 20（カリマー）】

 

 まとめ

山ガールファッションに挑戦する場合には、最初に登山ウェアと登山靴、リュックを揃えましょう。機能性の高い普段着であれば、登山ウェアの代用としても活用できます。登山ウェアは登山を快適に楽しむための機能を備えているため、普段着で代用し続けるのではなく、登山に慣れてきたら登山ウェアを揃えることをおすすめします。

山ガールファッションの基本は、レイヤリングです。登山中は体温が変化しやすいため、ウェアの着脱によって適宜体温を調節してください。

また、本記事ではおすすめのアイテムを季節別に紹介しました。いずれも機能性・デザイン性ともに高いアイテムであるため、これから登山のアイテムを揃える方はぜひ選択肢に入れてみてください。