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金華山|岐阜市で登山【体験談】初心者におすすめ「めい想の小怪ルート」解説
今回は岐阜県岐阜市にある低山の金華山(きんかざん)へ登ってきました。登山初心者にもおすすめのめい想の小怪ハイキングコース体験談を時間付きで紹介します。岐阜城を初めとする360度カメラ撮影の絶景画像と360度動画もありますので、リコーシータで巡る金華山の魅力をご体感ください!
目次
岐阜県で人気の低山!金華山で絶景日帰り登山を楽しもう
360画像 Photo by やまDX
岐阜県にある金華山は、初心者向けのハイキングコースから上級者向けの登山道まで、さまざまなコースが整備されている山です。麓からはロープウェーに乗れるため、初心者の方でも気軽に山頂まで行けるところが特徴です。
今回は金華山へのアクセス方法や駐車場、トイレ情報といった基本情報と共に、初心者におすすめの金華山登山コースを解説します。360度カメラで撮影した画像や360度動画も掲載しているので、金華山登山コースの様子や景色を知りたい方はぜひ参考にしてください。
金華山の基本情報
【山名】金華山(標高:329m)
金華山(きんかざん)は、岐阜市の中心部に位置する低山です。標高は329mと低めですが、天然林が9割以上を占めており、野生動物や野鳥が多く生息しているため、美しい景色と共に珍しい動物や鳥を観察できるところが特徴です。低山であることに加え、麓にある山麓駅から山頂駅まではぎふ金華山ロープウェーが運行されているため、ハイキングや登山の経験が浅い方でも気軽に山頂までチャレンジできます。
ハイキングコースや登山道は全部で10も整備されており、どのコースも山頂まで30分~1時間程度で到達可能です。幅広い年代の方が親しめる人気の低山として親しまれています。
金華山へのアクセス
金華山へのアクセスは、マイカーまたは公共バスを利用します。
■マイカーを利用する場合
マイカーの場合は、以下いずれかのルートがよいでしょう。
[名神高速]
- 「岐阜羽島I.C」より 岐阜環状線経由で約40分
[東海北陸自動車道]
- 「一宮木曽川I.C」より名岐バイパス経由で約25分
- 「岐阜各務原I.C」より名岐バイパス経由で約20分
駐車場は岐阜公園駐車場を利用します。なお、金華山山頂やリス村、岐阜城へはマイカーで行くことはできないので要注意です。
■公営バスを利用する場合
公共バスの場合はJR岐阜駅(11・12・13番乗り場)か、名鉄岐阜駅(4番乗り場)から長良橋方面のN系統バスに乗車する方法と、市内ループ左回りバスに乗る方法があります。料金は片道230円で、所要時間は15分です。約5分間隔で運行しているのでさほど待たずに移動できるでしょう。
【ぎふ金華山ロープウェー】
ロープウェー乗り場は駐車場およびバス停から徒歩圏内にあります。
2024年3月時点のぎふ金華山ロープウェーの運賃は以下の通りですが、2024年4月から運賃が改定される予定です。詳しい情報は公式サイトのお知らせページで確認しましょう。
区分 | 往復料金 | 片道料金 |
大人(中学生以上) | 1,100円 | 630円 |
小人(4歳~小学生) | 550円 | 300円 |
シルバー(岐阜市在住の70歳以上の方) | 630円 | 320円 |
4歳未満の子供は大人1人につき1人まで無料です。大人1人につき2人以上の子供を連れている場合、2人目からは有料となるので注意しましょう。シルバーの方は乗車の際にシルバーカードまたはお出かけパスカードの提示が必要です。
駐車場
- 岐阜公園堤外駐車場(第1)
- 料金: 1回310円(1時間以内は無料)
- 台数: 143台
岐阜公園堤外駐車場第1は、岐阜市御手洗にあります。143台も収容可能なので、ハイキングシーズンでも比較的駐車しやすいところが利点です。第1が満車の場合は岐阜市湊町にある第2駐車場を利用する方法もありますが、そちらは収容台数が36台と少ないので注意しましょう。
・岐阜公園堤外駐車場(第1)の様子
Photo by やまDX
トイレ情報
金華山周辺には複数のトイレがあります。
- 岐阜公園内のロープウェー乗り場付近(2箇所)
- 山頂のロープウェー乗り場付近
- 岐阜城付近
山頂では、ロープウェー乗り場付近のトイレがきれいでおすすめです。
・岐阜公園トイレの様子
Photo by やまDX
・山頂トイレの様子
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360度画像で初心者におすすめ金華山登山ルートを徹底解説|マップ・登山口・頂上
Photo by やまDX
金華山登山コースは全部で10ありますが、眺めがよく、かつ初心者でもチャレンジしやすいコースとして人気を集めているのが「めい想の小径ルート」です。岐阜公園から金華山の北側を回って山頂を目指すコースで、長良川や北アルプス、御嶽山などを望めます。途中に急な斜面になっている場所や岩の上を歩く場所もありますが、全体的になだらかなルートが多いので、気を付けて歩けば初心者でも気軽に山頂へ到達できるでしょう。
ここからは360度カメラで撮影した画像と共に、めい想の小径ルートのポイントを解説していきます。
めい想の小怪コース(下山 ロープウェー)
今回は岐阜公園堤外駐車場(第1)からスタートし、山頂までは1時間半程度かかりました。帰りはロープウェーを利用したので、下山にかかった時間はおよそ30分です。出発から下山までにかかったトータル時間は3時間半程度なので、日帰りハイキングにおすすめのルートです。
≪めい想の小怪コース(下山 ロープウェー)≫
岐阜公園堤外駐車場(第1)➡めい想の小怪登山道入口➡登山道➡金華山中腹ビューポイント➡山頂岐阜城➡金華山ロープウェーで下山
【めい想の小怪コースマップ(下山 ロープウェー)】
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めい想の小怪コース(下山 ロープウェー)の登山口やビューポイント、頂上の様子をリコーシータ360度カメラで撮影の臨場感ある登山バーチャルツアーでご覧ください。
登山記録
片道距離(頂上) | 約2.4km |
開始・終了時刻 | AM9時22分~PM12時45分 |
往復時間 | 約3時間23分(休憩・撮影時間込み) |
登り時間 | 約1時間44分 |
頂上滞在時間 | 約1時間08分 |
下り時間 | 約31分(ロープウェー乗車時間4分 待ち時間・休憩・撮影時間込み) |
①9:22 岐阜公園堤外駐車場(第1)スタート
案内看板の様子
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岐阜公園堤外駐車場(第1)に車を停め、登山スタートです。第1駐車場は収容台数が大きいので余裕で駐車できました。場内には大きめの案内看板があり、岐阜公園内の主要ポイントの場所を確認できます。下山に利用する金華山ロープウェーの乗り場も掲載されていました。めい想の小径ルートもロープウェー乗り場の方向にあるので、そちらへ向かいます。
②9:31 瞑想の小径の案内看板
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ロープウェー乗り場から左へ折れ、右手の階段を上るとめい想の小径に入れます。途中にめい想の小怪登山口につながる案内看板が掲示されているので、迷うことはないでしょう。
③9:38 めい想の小怪登山口
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めい想の小怪登山口に入りました。いよいよ登山のスタートです。
山頂付近には、織田信長の根城としていた岐阜城があります。天気はあいにくの曇りですが、心は晴れやか!張り切って登山道を歩いていきます。
④10:05 登山道
Photo by やまDX
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登山道は整備されていて、傾斜自体はなだらかです。ただ、途中で石や木の根が出ているところもあるので注意しながら進みます。金華山は天然林が9割を占める自然豊かな山なので、周囲を見渡せば四季折々の草花を楽しめます。
また、野生動物や鳥も多く、今回は運よく登山道にて野生のリスと遭遇しました。金華山のリスをもっと身近で見たいという方は、金華山山頂駅の前にある「ぎふ金華山リス村」を訪れるのがおすすめです。調教されたリスはとても人なつこく、エサやり体験も楽しめます。
⑤10:32 金華山中腹ビューポイント
Photo by やまDX
360画像 Photo by やまDX
中腹ビューポイントに到達です。眼下には清流「長良川」と市内の様子を望めます。今回はあいにくの曇り空でしたが、鷺山 (サギヤマ)、百々ヶ峰(どどがみね)、遠くには日本百名山の一つである伊吹山(標高1377m)、養老山脈などのシルエットがしっかり見えました。
ここから先は一気に山頂へ向かいますが、ルート終盤はごつごつとした岩場が続くので足元に気を付けながら登ります。特に濡れているときは滑りやすいので要注意です。
⑥11:06 山頂・岐阜城
360画像 Photo by やまDX
頂上の岐阜城に到着しました。岐阜城はかつて稲葉山城と呼ばれており、戦国時代には斎藤道三公の居城だったところです。永禄10年(1567年)に織田信長公が城を攻略し、地名も当時の「井の口」から現在の「岐阜」に改め、天下統一の本拠地となりました。現在の岐阜城は昭和31年に復興されたもので、城内は史料展示室、楼上は絶景を望める展望台として親しまれています。
⑦11:33 金華山展望台の様子
360画像 Photo by やまDX
こちらは金華山の展望台です。残念ながら双眼鏡は故障で使用不可のようでしたが、肉眼でもすばらしいパノラマ景色を堪能できます。
⑧12:14下山 ロープウェー山頂駅のりば
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今回、下山にはロープウェーを利用しました。山頂駅から山麓駅までの乗車時間は約4分。車窓からは金華山の自然林や長良川、岐阜市の街並みなどを一望できます。先ほど登ってきた山を、今度は上から眺めるのは、また違った風景が楽しめていいですね。
⑨12:28金華山ロープウェー山麗駅のりば・岐阜公園堤外駐車場(第一)ゴール
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金華山ロープウェー山麗駅に着きました。金華山ロープウェー山麗駅の売店でお土産を購入し、ゴールの岐阜公園堤外駐車場(第一)へ向かいます。無事に駐車場へ着いて、登山終了です。
途中足元に注意しなければならない部分はありましたが、初心者でも比較的気軽に登れるルートだと思いました。低山でありながら中腹のビューポイントや山頂からの眺めは絶景で、短時間でもハイキングや登山の醍醐味を楽しめました。
金華山のおすすめ観光スポット
岐阜城天守閣
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最上階の天守閣からは、360度の壮大なパノラマ風景を楽しめます。雄大な長良川はもちろん、遠くに広がる北アルプスの山々を一望できる絶景ポイントです。長期休暇のナイター営業期間は開館時間が延長されるため、普段は見られないパノラマ夜景も拝めます。
休館日 |
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開館時間(通常) |
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入場料 |
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ぎふ金華山リス村
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かわいらしいリスたちと触れあえる人気の観光スポットです。長い年月をかけて調教し、繁殖させて慣らしたリスたちは忍び返しと呼ばれる外に出られない広い柵の中でのびのびと暮らしています。4歳以上ならリスへのエサやり体験も楽しめるので、家族連れの方から人気を集めています。
営業時間 |
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入村料金 |
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岐阜公園三重塔
Photo by やまDX
金華山山麓にある岐阜公園三重塔は、市民に親しまれている公園のランドマークです。大正天皇の即位を祝う御大典記念事業として企画され、大正6年に岐阜市が建立しました。内部を見学するには事前に見学会への申し込み(原則5人以上)が必要になるので注意しましょう。なお、三重塔はロープウェーの車窓からもその外観を見ることが可能です。
岐阜のシンボル金華山で歴史と絶景を満喫しよう
金華山は標高が329mしかない低山で、かつロープウェーも整備されていることから、登山初心者でも気軽に山頂を目指せる人気の山です。低山ながら、中腹や山頂からは長良川や街並み、山々などの絶景を堪能できるスポットがあり、ハイキングや登山の楽しさを十分味わえます。山頂には岐阜城やリス村などの観光施設もあるので、自然や文化、野生動物に親しみたい方は、ぜひ金華山登山にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
※登山道や周辺の交通網、駐車場、関連施設の状況は公式HPなどで最新の情報を確認しましょう。山の天気は変わりやすいため、気象情報や体調の変化などにも気を配り、無理をせず計画的に登山をお楽しみください。
【登山・ハイキングの注意点】
・登山・ハイキングの際は、天気の変化などに対応しやすく動きやすい服装にしましょう。
(登山靴/登山用靴下/速乾吸収性のインナー/体温調節用のダウン・フリース・シャツなど/ロングパンツ/帽子/レインウェア/防寒着/手袋/ナップザック など)
・出発前に装備品の不足がないよう確実にチェックし、使い方を確認しておいてください。
(地図・GPSアプリ/コンパス/ヘッドライト/スマホ・バッテリー/食料/水/ゴミ袋/健康保険証 など)
・出発前に、目的地の登山道や地形、分岐点などの情報収集に努めましょう。ご自身の登山経験や体力、天候状況を加味して、無理のない日程やルートを選んでください。
・登山経験者がいるグループに参加し、登山中の単独行動は絶対に避けましょう。
・いざというときに備え、必ず登山計画書を提出し、山岳保険に加入しておくことをおすすめします。