日帰り登山の必要な持ち物は?おすすめの装備チェックリスト付き!
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日帰り登山に行くときは登山ウェアやパンツ、帽子やフットウェアを着用し、バックパックに必要なものを詰めていくのが基本です。この記事では、日帰り登山に行く際に必要な装備やバックパックに詰めるアイテム、荷物を持っていく際に注意したいポイントを解説します。
目次
日帰り登山は初心者でも楽しめるレジャーとして人気ですが、たとえ低山であってもきちんとした装備を揃える必要があります。服装や持ち物の基本を押さえておかないと、登山中に体調が悪くなったり、疲労が増したりする原因になるので要注意です。
この記事では、日帰り登山に必要なものやバックパックに入れておくべきもの、アイテムを持っていく際の注意点について解説します。
日帰り登山に必要なものチェックリスト
出典:Shutterstock
日帰り登山で必要になるものは以下のとおりです。
① | ウェア | アウターレイヤー | ⬜ |
ミドルレイヤー | ⬜ | ||
ベースレイヤー | ⬜ | ||
② | パンツ | ⬜ | |
③ | バックパック | ⬜ | |
④ | 帽子 | ⬜ | |
⑤ | フットウェア | ⬜ |
それぞれのアイテムについて詳しく解説します。
ウェア
登山ではアウターレイヤー、ミドルレイヤー、ベースレイヤーを重ねて着るのが基本です。
アウターレイヤー
アウターレイヤーは一番外側に着る上着で、風や雨、雪などから身を守る役割を担っています。そのため、アウターレイヤーは防風・防水性のあるウェアを選びましょう。透湿性に長けた素材なら蒸れも防げます。
ミドルレイヤー
アウターレイヤーの下に着用する中間着で、体温を保持すると同時に、ベースレイヤーが発散した汗を体外に逃がす働きがあります。体温調節の際はミドルレイヤーを脱ぎ着して調節するので、前開きタイプのウェアを選ぶことがポイントです。
ベースレイヤー
一番下に着用する肌着で、汗をすばやく吸収・発散する役割を担っています。そのため、吸水速乾性の高い素材を使ったウェアを選ぶことが大切です。また、動きの邪魔にならないよう、自分の体にフィットするものを選ぶようにしましょう。
パンツ
登山では歩行や足上げなどを頻繁に行うので、パンツはストレッチの利いたものを選びましょう。ロングパンツは通年利用できますが、気温が高い夏場はショートパンツやハーフパンツにタイツを合わせてもOKです。
バックパック
後述する持ち物を収納して持ち歩くためのリュックです。日帰り登山なら20~30L容量のサイズを選ぶのが目安とされています。
なお、バックパックは製品によって体へのフィット感や装備などに違いがあるので、自分の体型に合ったものや、持っていくものに合ったものをチョイスしましょう。
帽子
帽子は紫外線対策や寒さ対策に役立つアイテムです。春夏秋は日差し対策がメインになるので、紫外線カット効果のある生地や、通気性の良い素材を選ぶようにしましょう。一方、冬は防寒がメインとなるので、保温性の高いニット帽などを選ぶのがおすすめです。
フットウェア
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日帰りであっても、山登りの際は専用のトレッキングシューズを履くのが基本です。トレッキングシューズは一般的なスニーカーに比べて耐久性やクッション性、防滑性などに長けているため、ケガ防止や疲労軽減に役立ちます。
また、靴下も適度な厚みとクッション性、通気性に長けた登山用ソックスの着用がおすすめです。季節に応じて厚みを変えると、蒸れや冷えなどに悩まされにくくなります。
バックパックに入れておくべきものチェックリスト
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上記で説明したバックパックに入れておくべきものは以下のとおりです。
① | ヘッドランプ | ⬜ |
② | 救急セット | ⬜ |
③ | エマージェンシーシート | ⬜ |
④ | ウォーターパック | ⬜ |
⑤ | 地図・コンパス | ⬜ |
⑥ | タオル | ⬜ |
それぞれのアイテムについて詳しく解説します。
ヘッドランプ
日帰り登山は朝からスタートして夕方になる前に下山するのが一般的ですが、登山道が混んでいて登るペースが遅くなったり、疲労や体調不良で休んだりすると、行程どおりに下山できなくなる可能性があります。山は照明がないぶん日が落ちると急激に暗くなるため、ヘッドランプを持参していると安心です。
救急セット
山ではケガをしたり、急病にかかったりすることがあるので、応急手当できる救急セットを持っていくと安心です。登山用のファーストエイドキットなら、絆創膏や内服薬、消毒薬、カイロなど手当てに必要なアイテムが一通り揃っているので便利です。
エマージェンシーシート
エマージェンシーシートとは、体温の低下を防ぐためのシートです。遭難して救助を待つ間など、緊急時に体に巻き付けておけば体温を保持しやすくなります。なお、前述したファーストエイドキットに同梱されていることもあります。
ウォーターパック
ウォーターパックとは、水を持ち運べる柔らかい素材のボトルです。軽くて耐久性に優れている上、空になったら小さく折り畳んで収納できるので、ペットボトルよりも荷物がかさばらないところが特徴です。
地図・コンパス
あらかじめ決めた登山ルートを計画的に進むために必要なツールです。どちらもスマートフォンのアプリや機能で代用できますが、紙の地図の方が大きくて見やすく、スマートフォンの充電切れを気にする必要もないため、専用の地図・コンパスを持っていくのがおすすめです。
タオル
タオルは汗を拭いたり、首に巻いて日焼け対策にしたりと、いろいろな用途に使える万能アイテムです。登山中は大量の汗をかくので、水分をすばやく吸収・発散する吸湿速乾タオルを使用しましょう。
登山には必要最低限のものを持って行こう!
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登山に持っていく荷物を準備する際、押さえておくべきポイントは3つあります。
- 両手は空けておくのが基本
- 荷物はスムーズに取り出せるように
- 重すぎると体力を消耗してしまう
それぞれについて解説します。
両手は空けておくのが基本
登山では、手を使って岩場を登ることもありますし、足を滑らせて転倒したりするリスクもあります。そのため、荷物は全てバックパックに詰め、両手は常に空けておくようにしましょう。
荷物はスムーズに取り出せるように
荷物を取り出す際、いちいちバックパックを上げ下ろししていると手間と時間が掛かります。スマートフォンや地図、コンパス、水など、頻繁に使用するアイテムはバックパックのフロントポケットやサイドポケットなど、ものを出し入れしやすいところに収納しましょう。
それ以外の荷物はメインコンパートメントに収納しますが、雑多に詰め込むと必要なものを取り出すのに手間がかかります。コンパートメント内部にあるポケットを活用する、スタッフバッグに分けて使う頻度順に収納する、などスムーズに取り出せるような工夫を取り入れましょう。
重すぎると体力を消耗してしまう
登山にはあれもこれもといろいろ持っていきたくなるところですが、あまり荷物が多くなりすぎると重量が増え、肉体的な負担や精神的な負荷が大きくなってしまいます。また、重い荷物を背負ったまま歩き続けると体力を消耗しやすくなるため、荷物はできるだけ最低限に留めるようにしましょう。
日帰り登山に必要なものを忘れずに用意しよう
日帰り登山では、登山ウェアやパンツ、帽子、トレッキングシューズなどの服装を整えると共に、ヘッドランプや救急セット、ウォーターパックなどの荷物を持っていく必要があります。
必要な装備・アイテムを準備しないと、現地で冷えや汗、疲労などに悩まされたり、ケガや病気をしたときにすばやく対処できなかったりする可能性があるため注意しましょう。
ただし、欲張って多くの荷物を持っていくと体に負担が掛かってしまいます。必要なものだけを無駄なく持っていくことが大切です。
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