関東エリアには初心者でも気軽にハイキングを楽しめる低山が複数あります。今回は、やまDX編集部が実際に登って良かった関東の山の中から、初心者におすすめの登山コースを5つ厳選してご紹介します。

リコーの360度カメラ「シータ」で撮影した360度画像も掲載していますので、現地の様子もぜひ参考にしてください。

 

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 大楠山の基本情報

【山名】大楠山（おおくすやま）　標高：241m

大楠山は、神奈川県南東部にある三浦半島の山です。三浦半島では最高峰ですが標高は241mと低く、登山初心者でも無理なく登頂を目指せます。また、大楠山の東西に延びる丘陵は都市の自然美を保存するための風致地区として保護されているため、周辺には豊かな自然が残っているところが大きな特徴です。山頂から山の緑や海の青を存分に堪能できます。

 

 大楠山のおすすめ初心者ハイキングコース

大楠山には全部で5つのハイキングコースがありますが、初心者の方は湘南国際村コースの森を経由して山頂を目指す大楠山湘南国際村コースを往復するルートがおすすめです。山道へ入ったところに長い階段が続く場所はありますが、全コースの中でも時間が短いため、初心者の方でも体に負担をかけずに登り切れるでしょう。途中、他のコースと合流する地点がありますが、案内板が設置されているので迷う心配もありません。

 

 大楠山の見どころとおすすめポイント

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大楠山の見どころは、何と言っても山頂から望める風景です。広場には展望台があり、猿島や東京湾、房総半島、富士山などの姿を堪能できます。また、山道には四季に応じてさまざまな草花が咲いており、登っている間も豊かな自然を楽しめるところが魅力です。

 

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 伊予ヶ岳の基本情報

【山名】伊予ヶ岳（いよがたけ）　標高：336.3m

伊予ヶ岳は、千葉県内の房総丘陵で唯一山名に「岳」がつく低山です。標高約336mの低山ですが、途中にはロープや鎖などを伝って登る場所もあり、本格的な登山気分を味わえます。山頂にはベンチやテーブルなど休憩できるための設備があり、周辺にある山や湾、半島などを一望できる360℃パノラマ風景を楽しめます。

 

 伊予ヶ岳のおすすめ初心者ハイキングコース

伊予ヶ岳のおすすめハイキングコースは、無料駐車場のある平群天神社（へぐりてんじんしゃ）から山道に入り、中腹の休憩所と鎖場を経て山頂に到達する平群天神社往復コースです。最初のうちは整備された山道を行きますが、途中から木の根が張り出した道を歩くことになります。途中には休憩できる東屋があるので、小休止を挟みながらマイペースに登って行くのがおすすめです。特に鎖場はぬかるんでいると滑りやすいので、決して急がず、慎重に進んで行った方が良いでしょう。下山も登りと同じルートを辿るので、迷う心配はありません。

 

 伊予ヶ岳の見どころとおすすめポイント

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伊予ヶ岳の見どころは、360度パノラマ風景を拝める山頂の展望です。伊予ヶ岳と並んで安房三名山に数えられる富山や御殿山、さらには県内最高峰の愛宕山などの雄々しい姿は圧巻です。また、遠目には東京湾や伊豆半島も望めます。

 

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 宝篋山の基本情報

【山名】宝篋山（ほうきょうさん）　標高：461m

宝篋山は、茨城県つくば市北東部にある低山です。筑波連山の最南端にある山で、地元では小田山と呼ばれて親しまれています。山頂へ続くハイキングコースは、筑波総合体育館付近をスタート地点とする3つのコースと、宝篋山小田休憩所から登って行く2つのコース、小田城付近から山道に入るコースの全6種があり、登山経験や景色などに応じて選択できます。

 

 宝篋山のおすすめ初心者ハイキングコース

宝篋山の初心者おすすめコースは、小田休憩所から山道に入り、極楽寺公園と滝を経て山頂に向かう極楽寺コースです。全体的に傾斜が緩やかなコースとなっているため、登山やハイキングの経験が少ない方でも登りやすく、およそ2時間程度で山頂まで辿り着けます。途中には石や岩が張り出している部分もありますが、ベンチなどの休憩スポットもあるので、休み休み登って行けます。

 

 宝篋山の見どころとおすすめポイント

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宝篋山の見どころは、山頂にある絶景スポットです。日本百名山の一つである筑波山はもちろん、関東平野や霞ヶ浦、麓の街並みなどの景色が視界いっぱいに広がります。絶景ポイントにはテーブルやベンチが設置されているので、ここでランチを楽しむ方も多いようです。なお、晴れていれば遠方に富士山の姿も望めます。また、山頂手前には県指定文化財の一つであり、八つの功徳があると言われる石造宝篋印塔もあります。

 

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 古賀志山の基本情報

【山名】古賀志山（こがしやま）　標高：582.8m

古賀志山は、栃木県宇都宮市の北西にある低山です。最も標高の高い古賀志山と御嶽山、赤岩山を合わせて「古賀志山」と呼ばれ、県内外の方に親しまれています。古賀志山の登山コースは複数あり、中には上級者も楽しめる本格的なコースもありますが、一方で初心者や家族連れでも無理なく登頂できる比較的楽なルートもあります。

 

 古賀志山のおすすめ初心者ハイキングコース

古賀志山のおすすめハイキングコースは、宇都宮市森林公園駐車場からスタートし、南トリムコースを辿って山頂へ向かうコースです。南コースと呼ばれるこのルートは山道や階段が整備されており、登山経験が浅い方でもスムーズに進めます。案内板なども設置されているので迷うことはありませんが、山頂前は急な岩場の階段があるため、注意して進みましょう。

 

 古賀志山の見どころとおすすめポイント

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古賀志山の見どころスポットは、山頂からの景色です。電波塔がある側は見晴らしが良く、麓の街並みを望めます。休憩用のベンチも設置されているので、小休止しながら見晴らしを堪能できるところが魅力です。また、山道の途中には細野ダムとも呼ばれている赤川ダムがあり、晴れているときは青い空と山、ダムの水の美しいコントラスを楽しみながら山歩きができます。

 

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 陣馬山の基本情報

【山名】陣馬山（じんばさん）　標高：854.8m

陣馬山は、東京都と神奈川県の境にある低山です。その昔、北条氏が武田氏への備えとしてこの山に砦を築いたことから陣場山と呼ばれていましたが、その後に「場」が「馬」に置き換えられ、山頂にも大きな白馬象が設立されています。陣馬山には複数のハイキングコースがあり、中には短時間で登れるコースや、傾斜がなだらかなコースなど初心者向けのコースもあります。

 

 陣馬山のおすすめ初心者ハイキングコース

陣馬山のおすすめハイキングコースは、峠の茶屋駐車場からスタートして山頂を目指す和田峠コースです。山頂へ至る最短コースで、登頂に約30分、下山に約20分と、トータルわずか1時間ほどでハイキングを楽しめます。和田峠には茶屋が複数あり、すばらしい景色を見ながらうどんなどの食事を味わえます。

 

 陣馬山の見どころとおすすめポイント

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陣馬山のおすすめポイントは、富士見百景にも選ばれている山頂からの眺望です。丹沢や奥多摩の山々、神奈川や東京の街並みを一望できる他、雲海の上にそびえる富士山の姿を拝めます。晴れている日はもちろんですが、多少曇っていてもその姿をはっきり目にすることができました。また、山頂には茶屋や白馬像もあり、グルメやフォトスポットが充実しているのも魅力の一つです。

 

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 関東エリアの低山で気軽にハイキングを楽しもう

関東エリアには初心者向けの低山が複数あり、登山経験が浅くても山頂を目指すことが可能です。今回ご紹介した山は標高が低いにもかかわらず、山頂には絶景スポットがあり、周辺にある山や街並み、海などのパノラマ風景を堪能できます。短時間で日帰りハイキングを楽しめるコースも多くあるので、豊かな自然やパノラマ風景を楽しみたい方は、ぜひ関東エリアの低山にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。