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高山病対策|高山病とは?予防と対処法のポイント

公開日 2週間前
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高山病対策|高山病とは?予防と対処法のポイント

標高のある山に登ると、高山病にかかる可能性があります。高山病になると頭痛や吐き気、めまいなどの他、歩行困難や呼吸困難などの症状が出始めるので、事前に対策を徹底しましょう。この記事では、高山病の原因や症状、予防法、対処法について解説します。

 

 

登山に行く際、高山病対策を怠ると途中で体調を崩すおそれがあります。ある程度標高のある山に登る際は、高山病対策を行うようにしましょう。

今回は高山病になる原因や主な症状、高山病を予防するためのポイント、高山病になった場合の対処方法について解説します。

 

 高山病とは低酸素状態で発生する症候群

出典:Shutterstock

高山病とは空気が薄くなった環境に体が慣れず、さまざまな体調不良を引き起こす症候群です。ここでは高山病の原因や主な症状、発症する標高の目安について解説します。

 

 なぜ高山病になる?

標高の高い場所では、平地よりも気圧が下がります。すると、空気に含まれている酸素の量が減少して低酸素状態に陥り、高山病を発症する原因となります。[注1]

[注1]厚生労働省関西空港検疫所「高山病」

https://www.forth.go.jp/keneki/kanku/disease/dis02_08mou.html

(参照2024-06-07)

 

 高山病の主な症状

高山病の主な症状は、重症度によって3段階に分類されます。

1段階目は、食欲の低下や吐き気、倦怠感、立ちくらみ、めまい、息苦しい、寝苦しいなど、いわゆる「山酔い」と呼ばれる症状が出ます。

2段階目になると、山酔いの症状に加え、呼吸困難や咳、胸の締めつけ、脈が速くなる、歩行困難などの症状が出始めます。

そして3段階目になると上記の症状に加え、まっすぐ歩けない、日時や場所が分からなくなるといった「高所脳浮腫」と呼ばれる症状が出ます。3段階目は命にかかわる危険な状態とされており、処置を行わずに放置すると死に至る可能性が高いと言われています。なお、高山病は急速に悪化することもあるため、症状が出たら速やかに適切な対処を行う必要があります。[注1]

 

 どのくらいの標高で症状が出る?

高山病は一般的に、標高2,500m程度から発症すると言われています。ただ、高山病を発症するタイミングは高所に慣れるまでにかかる時間や、その人の体質などによって異なります。場合によっては標高2,500m以下の場所でも高山病を発症するおそれがあるので、「今回は標高2,000mの山だから」などと油断して対策を怠ったりしないよう注意しましょう。なお、高齢の方は標高1,500m辺りから高山病を発症するおそれがあると言われているので、年齢によるリスクへの配慮も大切です。[注1]

 

 

高山病を予防するためのポイント

出典:PIXTA

高山病を予防するために、押さえておきたいポイントは以下のとおりです。

  • 体を慣らしながら登る
  • 血中酸素濃度を随時チェックする
  • こまめに水分補給する
  • 深呼吸を意識する

 

 体を慣らしながら登る

ハイペースで山を登って行くと、急に高度が上がって体に負担がかかります。

標高2,000mを超える山にチャレンジする際は、登山口辺りに1時間ほど滞在し、体を慣らしてから登るようにしましょう。登山の最中も適宜休憩を取り、ゆっくりマイペースに登ることを心掛けます。なお登山口まで車で移動する場合も、同じように途中で休憩を取ることが大切です。車での移動は徒歩での移動に比べて、ハイペースになりやすいので注意しましょう。

 

 血中酸素濃度を随時チェックする

血中酸素飽和度とは、血中のヘモグロビンがどれだけ酸素と結び付いているかを示す値のことです。最大値は100%、正常値は99~96%とされており、これを下回ると高山病のリスクが高くなります。[注2]血中酸素飽和度は、パルスオキシメーターと呼ばれる小型の測定器で測れるので、登山の際に持って行って適宜飽和度をチェックするようにしましょう。

[注2]一般社団法人 日本呼吸器学会「よくわかるパルスオキシメータ」p2

https://www.jrs.or.jp/file/pulse-oximeter_general20211004.pdf

(参照2024-06-07)

 

 こまめに水分補給する

出典:Shutterstock

登山では大量の汗をかくため、こまめな水分補給が大切です。脱水症状に陥ると、高山病を発症するリスクが高くなるので要注意です。人の活動中の脱水量(ml)は、体重(kg)×行動時間(h)×係数5とされています。[注3]例えば体重60kgの人が1時間山登りをする場合は、60kg×1時間×5=300mlの水分を失うことになるため、脱水量以上の水分を持って行く必要があります。なお脱水量には個人差がある他、登山中の活動量によっても差が出るので、できるだけ多めの水を持って行くようにしましょう。

[注3]ミツカン水の文化センター「機関誌『水の文化』74号 体に水チャージ」

https://www.mizu.gr.jp/kikanshi/no74/08.html#:~:text=%E8%BB%BD%E7%99%BB%E5%B1%B1%E3%81%A7%E3%82%821.5L,

%E3%81%B0300ml%E3%81%AE%E8%84%B1%E6%B0%B4%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82

(参照2024-06-07)

 

 深呼吸を意識する

高山病は低酸素状態に陥ることが原因なので、登山中は意識的に深呼吸し、酸素をしっかり採り入れることが大切です。高所では鼻から息を吸い、口をすぼめて強く息を吐き出す呼吸法を意識すると良いでしょう。

 

 

もし高山病になったら?対処方法を紹介

出典:PIXTA

しっかり対策をしていても、高山病になる可能性はあります。もし高山病になった場合は、以下の対処法を実行しましょう。

  • 登山を一時中断する
  • 無理をせずに下山する
  • 救護所へ避難する

 

 登山を一時中断する

高山病の症状が出た状態で無理に山登りを続けると、体内の酸素量がさらに低下し、症状が悪化するおそれがあります。高山病を発症したら一時登山を中断し、その場で休憩を取ります。休憩中は水分をしっかり補給するとともに、荷物を下ろして楽な姿勢を保ちましょう。息苦しい場合は衣服を少し緩めるのも効果的です。

 

 無理をせずに下山する

しばらく休憩しても症状が治まらない場合は、無理をせずに下山しましょう。

低地に移動すれば気圧が上がり、空気中に含まれる酸素の量も増えるので、徐々に症状が改善されます。なお無理をして山登りを続けると、真っ直ぐ歩けない、足に力が入らないなどの症状が現れ始め、自力での下山が困難になるおそれがあります。そうなると救助を呼ぶ必要が出てくるので、少しでも体調がおかしいと感じたら休憩を取り、場合によっては下山を検討することが大切です。

 

 救護所へ避難する

登山スポットの多くは、山小屋に隣接するかたちで山岳診療所や救護所などの施設が設置されています。診療所や救護所では、登山中の急な病気やケガに対する診断・治療などを行っており、症状によっては搬送の要請も行われます。

高山病を発症した際、近場に診療所や救護所がある場合は、そこまで移動して適切な処置を受けた方が良いでしょう。なお、診療所や救護所では健康相談を行っているところもあります。高山病の症状がはっきり出ていない場合でも、体調に不安を感じたら診療所や救護所のスタッフに相談し、その先の行程についてアドバイスを受けることをおすすめします。

 

 登山に行くときは高山病対策をしっかり行おう

高山病は、酸素の薄い高所でさまざまな症状を起こす症候群です。初めのうちは頭痛やめまい、立ちくらみ、食欲低下、吐き気などの症状が起こり、次第に悪化してくると歩行困難や呼吸困難などに陥ります。さらにまっすぐ歩けない、日時や場所が分からないなどの症状が出始めると、最悪の場合、命を落とす危険性があります。

高山病は標高2,500mほどから発症するリスクがあると言われていますが、年齢や体質、体調によってはより低い場所で起こる場合もあり得るので、登山に行くときは事前に高山病対策をしっかり行いましょう。具体的には、体を慣らしながらゆっくりマイペースに登る、こまめに水分補給する、適宜深呼吸するなどです。また、パルスオキシメーターを持参して体調の変化をチェックするのも有効な方法の一つです。もし高山病の症状が出始めたら、一時中断して状態の回復を待つか、下山を検討しましょう。

 

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